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2025.04.07
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第20話

潘樾(パンユエ)と長楽郡主・劉菁(リウチン)の縁談は偽装だった。
あれは郡主の婿選びの絵の会で潘樾が勝者に選ばれた時のこと@1話。
郡主は潘樾を気に入ったが、潘樾は父を脅して許嫁の居場所をつかむために参加したと明かし、許嫁以外を娶るつもりはないと辞退していた。
しかし潘樾が楊采薇(ヤンツァイウェイ)を自害に追い込んだ罪で投獄されると、郡主が釈放してくれたという。
『私が想い人だと訴えれば陛下は必ず無実を明かす機会を与えてくださる
 あなたは逆賊を早急に突き止めて』

潘樾は郡主が奸臣を暴くため、己の名誉まで犠牲にしたと教えた。


…なぜ急に誤解を解こうとしたの?やはり上官芷(シャングワンジー)に惚れたからなのね…

楊采薇の機嫌を損ねたまま馬車は南郡の沈鎮(シンチン)に到着、潘樾と楊采薇は沈慈(シェンツー)の生家を訪ねた。
沈宅はすでに廃家だったが、偶然、通りかかった大娘(ダーニャン)から重大な証言を得る。
実はその大娘は産婆で、沈家の子供が双子だったと知っていた。
「兄が沈慈(シェンツー)で弟が沈厳(シェンイエン)という名だよ」
弟の沈厳は生まれつき目が見えなかった。
人付き合いを嫌い、珍しい虫を呼ぶ力があったことから不気味がられ、両親にも煙たがられていたという。
そのため独りで柴置き小屋に住んでいたが、ある時、弟のせいで沈宅に悲劇が起こった。
沈厳が育てていた毒虫があやまって両親を死に至らしめてしまったという。
沈慈はこの事故に深く心を痛め、2度と戻らないと言い残し、学業のため禾陽(カヨウ)へ向かった。
するといつの間にか弟も姿を消してしまったという。


県署へ戻った2人は早速、沈厳に面会したが、当の本人は正体が発覚することも想定内だったのだろう。
沈厳は動揺する様子はなく、まだ真相の入り口に過ぎないと言った。
「全てを解き明かせたら条件付きで水紋の秘密を教えよう」
その条件とは昏迷している陳賦(チェンフー)を殺すことだった。

地下牢をあとにした潘樾は上官芷を夕餉に誘った。

せっかく準備した采薇の好物を持て余す潘樾。
「女心はさっぱり分からぬ(ボソッ」
すると阿澤(アーヅー)が最近の様子を見るに上官芷は公子を嫌っていると口を滑らせてしまう。
「私が嫌い?まさかっ!私に嫁いだんだぞ?」
しかし思えば婚儀に現れたのは上官芷の意思で本当の楊采薇ではない。
上官芷になって再会した時も采薇は当初、自分を疑っていた。
恐らく白小笙(バイシャオション)と卓瀾江(ジュオランジアン)には正体を明かしているだろう。

ピキッ!Σ(꒪꒫꒪ )…まさか本当に嫌われているのか?

一方、ひと足先に禾陽に戻った卓瀾江は孫震(スンジェン)の屋敷を捜索していた。
すると腹心の阿福(アフウ)が化粧箱に入っていた玉蟾蜍(ギョクセンジョ)という貴重な薬材を発見する。
「肉体を再生させる力があるとか…」
そこで卓瀾江は鬼市に詳しい白少笙を呼び出した。
伝言を聞いた少笙はすっかり舞い上がり、珍しくめかし込んで約束の川辺へ出かけてしまう。
「(ぉ、見惚れてるわ…)」
「ふふ、飾り提灯みたいな格好だなw」
「(ゲッ!期待して損したっ)で、何の用?」
卓瀾江は鬼市で玉蟾蜍を買う客が誰かを突き止めたいと頼んだ。
目的は明かせないが、少笙にも利はあると安心させる。
「私はカネのことしか考えていないと思ってるの?」
「分かってるさ、お前の心には銀子の他に俺がいる」
卓瀾江はからかったつもりだったが、少笙の表情で図星だったと知り、気まずい空気が流れた。
「…ともかく頼んだぞ」
「うん、分かった」

呪術の書物を片っ端から調べていた楊采薇はついに沈厳が操る毒虫を見つけた。
…幻瞑虫(ゲンメイチュウ)の起源は南境にあり、元は死体の寄生虫だったが、呪術師に飼われ、人を噛む虫になる、傷口から人の血液に寄生すると宿主は意識が朦朧として視力を失う、虫は光を好むゆえ宿主も光を追うようになる…
するとこの毒虫は雪蓮花の水で融化することが分かった。

新鄭(シンテイ)書院に再び潘樾と上官芷がやって来た。
すると書生たちは陳賦の治療に来たという上官芷になぜか敵意の目を向ける。
楊采薇は陳賦の頭にある6つの経穴に鍼を刺し、温めた雪蓮花の水を目の周りに塗って虫を取り除いた。
「半時後、もう一度、鍼を施せば目覚めます
 大人、時間があるのでちょっと外を歩いて来ます」
「分かった」
…やはり私といたくないからか?…
潘樾は深く傷ついたが、ここまで嫌われているのなら采薇の意思を尊重し、手放そうと決めた。

一方、中庭を散策していた楊采薇は突然、書生に襲われた。
ふと目を覚ますと物置小屋に閉じ込められていたが、そこに見覚えのある書生が現れる。
その書生は18話で″沈慈″と聞いた途端に逃げ去った楊万名(ヤンワンミン)だった。

楊万名は上官芷にある冊子を渡し、鬼火事案の本当の闇を明かした。
実は掌院の息子である陳賦と周歌(ジョウゴー)・柳史(リウシー)は学院の暴君だったという。
3人は地方出身の苦学生たちをいたぶってはその様子を冊子に書き留め、書生たちに回し読みさせていた。
楊采薇はなぜ告発しなかったのかと憤ったが、掌院に逆らえば前途を台無しにするも同然、苦学生たちは口をつぐむしかなかったという。
「あなたが陳賦を救えばまた奴の暴挙が始まる、上官小姐、ご内密にお願いします」
その時、采薇は沈厳の言葉を思い出した。
…なぜ私が虫を好きだと?虫は常に群れで行動し仲間を見捨てない、なのに人は己のことばかり…

楊采薇は遅れて陳賦の居所に戻った。
しかし暴君を救うべきなのか迷い、鍼を持つ手が震えてしまう。
潘樾はそんな上官芷の様子に気づき、そっと手を添えて後押しした。
すると采薇は冷静さを取り戻して最後の鍼を打ち、陳賦がついに目を覚ます。
陳賦は沈慈が飼っていた虫にかまれて目が見えなくなったと証言、掌院は潘樾に正義の裁きを求めた。



潘樾は県署に戻ってから陳賦たちによる壮絶ないじめを知った。
そこで鬼火事案を公開判決にすると告示する。
当日は多くの民が裁判の行方を見守ったが、そこに書生たちの姿はなかった。
結局、沈慈は反論せず、毒虫で書生2人を殺害したと罪を認める。
その時、上官芷が公堂に現れ、陳賦を告発した。
「陳公子、あなたは仲間2人と共謀して沈慈を死に追いやったでしょう?
 証拠ならあります、公子、この冊子に見覚えが?」

…9月3日、羊が大胆にも密告を図った、木の枝で叩きながら裏山まで追いやり、羊は幽霊の餌食になった…

当初、陳賦は肝試しで裏山に行ったと証言していた。
しかし実際は密告した沈慈に制裁を与える目的で裏山まで追いやり、偶然にも幽霊の仕掛けに迷い込んでしまったのだろう。
恐らく沈慈も楊采薇がそうだったようにつたに捕まり、そのままひきずられて木に吊り下げられたのだ。

焦った陳賦は冊子の内容があくまで創作で事実ではないとしらばくれた。
しかし楊采薇は証人がいるという。
その時、無関係を決め込んでいたはずの書生たちが現れた。
「陳賦は沈慈を虐げ続け、陳掌院は指導を怠った!それこそ悲劇の元凶だ!」

書生たちの勇気の告発で書院で常習化していたいじめ問題が暴かれた。
そこで潘樾は裏山で発見した遺体を公堂まで運ばせ、検視結果で身元が沈慈であると公表する。
「でたらめだ!遺体が沈慈なら、こいつは誰なんだ?!」
陳賦が思わず声を荒らげると、沈厳は自ら沈慈の双子の弟だと明かした。
「生来、虫を友とし、実の親にも煙たがられた
 私に人のぬくもりを与えてくれたのは哥哥だけだった」

…僕たちは双子、何でも分け合おう、誰がどう思おうと僕はお前がいて幸せだ…

沈厳は禾陽へ向かった兄を追いかけ、裏山に隠れていた。
そんなある日、虫も殺せない善良な兄が裏山で陳賦たちに虐げられていると知る。
沈厳は陳賦たちが幽霊に怯えて逃げ帰ってから兄を探したが、やがて首を吊った兄の遺体を見つけた。
「私は亡骸を埋葬したあと、哥哥になりすまして書院へ戻った
 誰も別人だとは気づかなかったよ、そして哥哥の仇討ちを実行した」
沈厳は毒虫が光を好む習性を利用、蛍を操って目が見えなくなった3人を崖まで誘導し、転落させていた。




鬼火事案は解決、潘樾は元凶となった陳賦に流刑を命じ、直ちに入獄させた。
しかし情状酌量の余地があっても法は厳正、沈厳は秋に死刑が決まる。
沈厳は死刑囚の牢へ戻ったが、その時、明かり窓から書生たちの音読が聞こえて来た。
「良弓は張り難し、然れども以て高きに及び深きに入るべし!
 良馬は乗り難し、然れども以て重きを任せ遠きを致すべし!
 良才は令し難し、然れども以て君を致し尊きを見すべし!」

書生たちの様子を潘樾と楊采薇が見ていた。
「よく書生を説得して連れて来ることができたな?」
「大したことはしていません、子供たちに書を音読させただけです」
…志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし…
実は証言を拒んでいた書生たちは子供たちの音読で学問が真の正義を学ぶことだと思い出し、立ち上がったのだった。
「人は決して偉大ではありません、時に虫よりちっぽけです
 己の利益のためにもろくなったり、揺らぐ時も間違う時もある
 だからこそ正義のために奮い立たせる勇気が大事では?」
潘樾は上官芷の言葉に深く感銘を受けた。
…そなたを自由にしようと思っていたが、やはり絶対に手放せぬ…
そこへ慌てて阿澤が駆けつけた。
「沈厳の供述を基に見つけた沈慈の日記です、子供が音読を…
 水紋の図案を手に描かせ覚えたとか」
すると日記を確認した潘樾は見覚えのある名前を見つけた。
「繆荘(ミャオジュアン)?」
「死んだもう一人の書生だわ」

つづく


※孔子「志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし」
志士や仁者は生きるために仁に背くようなことはしない、たとえ生を捨てても人道を全うするものである

※墨子「良弓は張り難し、然れども以て高きに及び深きに入るべし、良馬は乗り難し、然れども以て重きを任せ遠きを致すべし、良才は令し難し、然れども以て君を致し尊きを見すべし」
強弓は引き絞るのが難しいが、高い所まで届いて深く突き刺さる
駿馬は乗りこなすのが難しいが、重い荷物を載せて遠くまで行ける
優れた人は使いこなすのが難しいが、その才能で君主を導き、栄光をもたらす





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最終更新日  2025.04.07 19:55:20
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