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2025.07.01
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第9話

花芷(カシ)が女主人となり面白くない三夫人・夏金娥(カキンガ)。
そこでその夜、老夫人の離れに押しかけ、ひとしきりの花芷の切り盛りにけちをつけた。
しかしすでに床に入っていた林婉(リンエン)はこっそり背を向けて眠ってしまう。
( ˙꒳​˙ )<老夫人はもうお休みですよ?@蘇モーモー
( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)<・・・

拂冬(フツトウ)は試行錯誤の末、ついに山査子飴の製法を完成させた。
花芷は町へ運びやすいよう竹串に刺して売ることを思いつき、拂冬に菓子の名前を決めるよう頼む。

「いいわ」
舌の肥えた三房長女・花霊(カレイ)も蜜玉に太鼓判を押してくれた。
母の夏金娥と言えば相変わらず花芷の揚げ足を取ろうと必死だったが、花芷の入念な準備に手も足も出ない。
花芷はすでに町の客層を調査し、放課後の学堂前で子供に売ることにした。
目立たないよう花家の名を伏せる代わりに花印を使うという。
問題は売り子だった。
さすがに侍女たちも行商だけはごめんだと拒否する。
そこで花芷は提灯を作れる鐘(ショウ)叔に設計図を渡し、可愛い被り物を作成した。
「売り子は猫や犬、これで誰も花家とは気づかないわ」

翌日、試しに拂冬と抱夏(ホウカ)が行商に出た。
2人は慣れない仕事に戸惑ったが、可愛い被り物の売り子を見た学童たちが自然と集まってくれる。

花芷は皆の前で売り上げの1割を労賃として2人に分配、提灯を作ってくれた鐘叔にも手当てを出すという。
その様子を見ていた侍女たちは羨ましがり、先を争って被り物を選び出した。

行商に慣れた抱夏は今日も順調に蜜飴を売りさばいていた。
しかし盗人に目をつけられ、銭袋を奪われてしまう。
その時、偶然にも町に出ていた陳情(チンセイ)が盗人を転ばせた。

( ゚д゚)<ありがとう(悪い人ではなさそう)
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3 <ぁ、たまたま助けただけだ…誤解するな

紫葟(シコウ)居では夫人たちも山査子飴の手伝いを始めていた。
夏金娥は小娘に寝返ったとでも言いたげだが、二夫人・斉蕙蘭(サイケイラン)は息子のために文房具を買いたいという。
実は三房姨娘の秦(シン)氏までこっそり台所で手伝っていた。

陳情は司使を連れて馬車で町に出た。
するとちょうど前から被り物をかぶった花芷と抱夏が荷車を押しながら歩いてくる。
顧晏惜(コアンセキ)はすれ違いざまに思わず花芷の被り物をコツンと叩き、慌てて窓を閉めた。
驚いた花芷が振り返ると、窓の隙間から司使の外套の飾りが見える。
「七宿(シチシュク)司よ」
抱夏はふと陳情に正体がばれたことを思い出し、意を決して被り物を外した。
「被らなくていいの?」
「邪魔です!姑娘、銭を稼ぐことは恥ではありません!」



陳情の報告通り花家の女子たちの店は一般の店とは違った。
騒ぎにならぬ様のぼり旗には花の印だけ、花家が没落したため文字を入れなかったのだろう。
確かに客は子供が多く、字より印の方が覚えやすかった。

その夜、大慶皇帝・顧成燾(コセイトウ)は顧晏惜を夕餉に招いた。
皇帝は七宿司を立派に率いている顧晏惜を褒めたが、処刑者が少ないと不満を漏らす。
「そちは寛大で行き過ぎたことはせぬ、しかし殺すべきは殺せ
 その方が後の面倒を減らせる」
「…はい」
「それで母親の調査は?」
驚いた顧晏惜は思わず箸が止まった。
「まだ何も」

花芷と抱夏の蜜玉の露店に突然、晏惜が現れた。
「楊柳(ヨウリュウ)通りに花印の店があると聞いた、儲かるのか?」
「良かったら試食してみて」
しかし初めて山査子を食べた晏惜はその酸っぱさに顔を歪めてしまう。
花芷は甘いのを用意するので3日後に来て欲しいと笑ったが、その時、貧しい親子が密玉を買いに来た。
1粒しか買えないと分かった子供は父に譲ったが、花芷は咄嗟に1文で2粒だと嘘をついておまけしてしまう。
すると父子は感謝して嬉しそうに帰って行った。
その様子を見た顧晏惜はふと皇伯父との夕餉を思い出す。
『庶民の親子とはどんな様子だろう?』
『こうして子供が親の小言を聞くのでしょう』
皇帝は失笑、顧晏惜も庶民の生活を知るはずないと言った。
「甘いものを包んでおいてくれ、伯父に持っていきたいんだ」

抱夏が紫葟居に雛を運んできた。
子供たちは大喜び、四夫人・呉玉娘(ゴギョクジョウ)の話では花芷が卵を買うより鶏を飼う方が楽しめると言ったという。
そして待ちに待った給金の日がやって来た。
給金は働きによって違ったが、中でも飴を作っている拂冬は別格の1貫を超える。
何もしていない夏金娥の小遣いが侍女より少ないのは当然だったが、夏金娥は花芷の仕打ちに憤った。
そんなある夜、夏金娥と秦氏は偶然、大夫人の侍女・蝉露(センロ)が台所で蜜を盗む様子を目撃する。
秦氏は取り押さえようとしたが、夏金娥に止められた。
「泳がせるわ」

花芷と抱夏が野原で葉を摘んでいると、偶然、顧晏惜が通りかかった。
「花芷?ここで何を?」
「拂冬が新作を考えたの、生地に葉を混ぜれば爽やかな味わいになるから」
「食べてみたい」
「楊柳通りに持って行くわ、じゃあまた!」

顧晏惜は花芷からもらった新作の菓子を皇帝に献上した。
「庶民の味を試すのも悪くないかと…これで5文なんです」
「おお~美味い!」
皇帝は喜んだが、そこへ運悪く憲(ケン)王・顧晏恭(コアンキョウ)がやってきた。
皇父の食欲がないと聞いて皇都一の瑞鶴(ズイカク)楼に菓子を作らせたという。
しかし皇帝は顧晏惜の菓子は食べても憲王の菓子は食が進まないと言って断った。
面白くない憲王は包装紙を確認、花印を見て花家の売り物だと気づいてしまう。
「なぜこんな物を皇宮に?」
「どんな家が作ろうとただの菓子です、何か問題でも?」
すると皇帝は面子を捨てて行商するほど花家も落ちぶれたのだと言った。
「憲王の心が狭いゆえ気になるのだろう」

憲王は早々に菓子を持って引き上げた。
「菓子を捨ててしまえ!」
しかし後から顧晏惜が追いかけてくる。
「お待ちください、瑞鶴楼の菓子ならもったいないので私に…」
「ふん、食欲旺盛なのだな」
「感謝します」

顧晏惜は楊柳通りの花芷を訪ねた。
すると花芷は店番の合間に熱心に″数学九章″を読んでいる。
「数術で暇つぶしか?」
「あら面白いわ」
そこで顧晏惜は憲王からもらった菓子を差し入れた。
「瑞鶴楼?高かったでしょう?」
「もらい物だ、持ち帰れば新作の考案に生かせるだろう?」
「半貫くらいする?」
「たぶんもっと高い」
その時、急に雨が降り出した。
花芷と抱夏は晏惜の手を借りて荷車を屋根の下へ移動し、しばし雨宿りする。
しかし傘のない人たちが次々に屋根の下に避難したせいで、花芷と顧晏惜は図らずも密着してしまう。



通り雨はすぐに止んだ。
花芷たちは荷車を道に出していたが、そこへちょうど皇宮を出た憲王の馬車が通りかかる。
花家に気づいた憲王は鬱憤を晴らそうと屋台を叩き壊せと命じた。
しかし拝命した魏(ギ)内侍が近づくと、一緒にいた男が庶民のふりをしている凌王世子だと気づく。
「菓子はいいが荷車ごとは売れませんよ?全部で1貫です」
驚いた憲王は車から顔を出し、騒ぎにならないよう思わず金子を投げた。
「大金過ぎて釣り銭が…」
「釣りは要らぬ…どういうつもりだ?(コソッ」
すると顧晏惜は売れ残った菓子を全て包んで魏内侍に渡した。

花芷は大胆な晏惜にあっけに取られた。
( ゚д゚)<ちょ、今の人が誰だか知っているの?
(  ̄꒳ ̄)<いいや
(;^ꇴ^)<その方が身のためよ…

憲王は顧晏惜の帰り道にある雲来(ウンライ)酒楼で待ち伏せしていた。
「身を落とし罪人と親しくしているのか?
 人目など気にせぬ所が皇父に好かれるわけか、出世主義の野心家とは違うな
 …お前は何も分かっていなくて羨ましい」
顧晏惜は憲王が幼い頃から自分に嫉妬していることは分かっていた。
しかし顔の傷跡を指差し、何にせよ自分は世継ぎではないと安心させる。
「斉如海(サイジョカイ)のことを?…誰が偽証を指示したと思いますか?」
「私ではないぞ?!」
「殿下を疑うのは自然だ、だが殿下ではない
 斉如海に死ぬよう指示できるのはただ1人…
 あなたを脅かし、私に忠誠を誓わせることができる者」
「そうだったのか?!」
憲王は所詮、顧晏惜も父の駒に過ぎないと知って失笑した。
「皇家に生まれるより庶民の方が幸せだ、国はあっても家はない
 獄中の盗賊にさえ愛する者がいるというのに、私たちには?
 ふっ、今日はお前と話して心が救われた」
「私たちは何も話していません」
すると顧晏惜は席を立ち、花家の菓子を1袋もらって凌王府へ帰った。

凌王・顧成焄(コセイクン)が屋敷に戻ると、側妃・蕭(ショウ)氏が嬉しそうに菓子を食べていた。
「王爺、忙しいのに惜Rがお土産を買ってきてくれたのです」
凌王は息子の気遣いを喜んだが、皇帝に呼び戻されて出かけたと聞いて落胆する。
「官職でもないのに多忙ですね」
その時、凌王は息子が新しい仮面の司使だと気づいた。
「あの老いぼれめ、息子を日陰の存在にしたのか?」

蝉露は蜜を盗んで3日ごとに誰かに売っていた。
秦氏から報告を聞いた夏金娥はこれを理由に女主人の座を取り返そうと画策。
その夜、蝉露が蜜を盗んで出かけようとしたところを取り押さえた。
「みんな出てきて!この子が蜜を盗んで売っていたの!」
しかし朱盈貞(シュエイテイ)は自分の侍女の失態におろおろするばかり。
そこで秦氏が家の管理は花芷では無理だと騒ぎ出した。
すると蘇嬷嬷がやって来る。
「大夫人が夜更けに騒がしいので中で話すようにと…」

夏金娥の目論見通り蝉露の蜜泥棒は大夫人の知るところとなった。
しかも台所にいる拂冬が気づいていたと認め、花芷の面目もつぶれてしまう。
夏金娥は確かに菓子作りと行商とで忙しくなり、それを切り盛りするのは並大抵ではないと苦言をていした。
すると秦氏も三夫人に追従、花芷の侍女だけ給金が多いらしいと告げ口する。
その時、黙って事情を聞いていた林婉がついに口を開いた。
「若い頃の私なら盗人なんて家から追い出したっ!」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)イエンシー背が高すぎ問題w





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最終更新日  2025.07.10 20:03:20
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