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林沖

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2025.02.18
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カテゴリ: 柏崎稽古会




今回も柏崎市武道館での稽古となりました。
この日の柏崎は晴れ。
青空が広がる暖かい一日でした。

メンバーはいつもの4人。
N師範、O大師兄、S君、私。

最初はめいめいに套路を行いました。
私は形意拳の五行拳と五行連環拳の套路を稽古しました。

次に基本の定歩崩拳、馬歩穿掌、握拳。



最初は行気から打擠。
今回も相手の攻撃に対するこちらの当たりを柔らかくするために、横隔膜をフリーにして受け流した。
打擠については、まだ相手の体重を引き受けてしまう。
これを打破するヒントは角度の問題ではないかと思う。
いろいろな角度で試してみたが、あまり上手くいかなかった。
吹っ飛ばさずにそのまま瞬間的に発勁すれば済むのだが、それでは面白くないので、あくまでも吹っ飛ばすことにこだわりたい。

次は琵琶勢。
これは、もう、相手がどんなに対策しようが逃げられないほどに磨き上げてきた。
関節技をかけられまいと肘を曲げたいのなら、曲げさせて関節技を極めるし、曲げたくないのなら伸ばして極める。中途半端に曲げて伸ばすことも曲げることもしたくないのなら、その固まった腕ごと釣り上げてつま先立ちのまま連行する。
最初から当てるつもりもないような突きで来るなら、そっとつかまえて吹っ飛ばす。
ただ、ここまでやっても、唯一逃げる方法がある。

これに対してはとにかく勢いを殺し、ゆっくりと這いつくばらせることだ。
勢いよく速くやれば、それに乗じて転がる。
しかし、ゆっくりやれば、はずみがつかないので、その場で潰れていくしかない。
これはどんな技でも重要なことだ。

カッコよく投げ飛ばせば見栄えがいい。

せっかく相手を追い詰めても、一からやりなおしになる。
無駄な労力だ。

次は左右搬攔。
相手の中段突きにネットをかぶせるように受け落とし、前のめりになった相手の顎に横から至近距離で突きを入れる。もう一方の手で相手の肩を引き落とし、ひっくり返す。

別法として、相手の中段突きを受け落とし、次に相手が突いてくる中段突きを平円単推手の要領で受け流し相手の背中を両手で推して吹っ飛ばす。

この吹っ飛ばすというのも、また一からやり直しの可能性があるので、実戦的ではないが、吹っ飛ばした先に机やいすなど、ぶつかるとケガをするようなものがあると想定すれば、致命傷を負わせることになるので、意識の仕方によっては実戦的になる。

また別法として、相手の中段突きを立円単推手の要領で受け流し、その場で一回転して相手を吹っ飛ばす。

また別法として、受け落とすときにより深く相手がお辞儀の態勢になるように導き、右足を相手の左足の前に踏み込み、相手の左脇の下に、こちらの右腕を差し込み、その場で一回転する。
これを速くやると、相手を投げ飛ばしてしまうので、途中から勢いを殺し、床に這いつくばらせるようにして肩関節を極める。

次は攬雀尾。
これはぎりぎりの見切りの修練だ。
相手の右上段突きに自ら顔面をさらして突っ込み、左足の横異動でぎりぎりにかわす。
このとき、恐怖で顔を背けたり、上体が傾いたりするともろに突きを顔面に喰らうことになる。
ひたすら体の軸をまっすぐに、いついかなるときも曲げたりゆがめないこと。
次に左上段突きも同じ要領でぎりぎりで躱す。
手動作は遅くてもかまわない。
躱した後からでも充分に間に合う。

次は提手上勢。
相手の右中段突きを右手で右に半円を描くように受け流す。
続いて相手の左中段突きを右手で懐に迎えいれるように受け流す。
続く相手の右上段突きを、左手で猫が顔を撫でるように巻き落とす。
すかさず右手で下から相手の顎を打ち上げる。

この一連の動きを遠・中・近の間合いで稽古する。

遠は、できるだけ相手から離れて遠くから相手の腕をコントロールする。
最後の相手の顎への攻撃は鞭のようなしなりで打つ。

中は2打目の相手の左中段突きを受け流すときに完全に半身になって受け流す。
こうすると相手との間合いが縮まる。
相手の懐に深く潜り込み、体の中心から勁を発し、相手の顎をかちあげる。
もちろん、相手はこの技を知っているので、顎の前に手を置いて防御するが、その手ごと相手を吹っ飛ばす。
近は、2打目の相手の左中段突きをぎりぎりで躱し、左前腕で相手の左肘を外側から押さえてしまう。
それと同時に左足で相手の右足を踏みつける。
相手は左肘を押さえられ、右足を踏みつけられると身動きができなくなる。
それでも右拳で突いてきた場合には左手で巻き落とし、相手の左前腕とクロスさせて抑え込む。
こうすると手も足も出なくなる。
あとは右手でいかようにも攻撃ができる。

次は抱虎帰山。
相手の右中段突きを右手で丁寧に押さえ受ける。
相手の左上段突きを左穿掌で相手の目に突きこむようにクロスさせて止める。
右足を相手の左足の後ろに進めながら、左手で相手の腰を抱える。
そのまま後ろへ押すと、相手はひっくり返る。

相手の腰を抱き後ろへ倒すときに、自分の中心軸がずれると、相手は踏ん張って倒れない。
自分の中心軸がまっすぐで腰が水平に回転すれば、相手は踏ん張れずに倒れる。

中心軸を崩さないためには、左穿掌で相手の目を狙ったら、そのまま相手の左腕から離れずに触れておくこと。この際、掴むことも推すことも引くこともしない。
相手の左拳は空中に浮かべておく。
これで、相手の左腕は空間にからめとられる。
そのままこちらは相手の腰を抱いて後ろに押すのだが、このとき左手は相手の左手首に貼りついたまま静止させておく。これがうまくいけば、力みなく相手をひっくり返すことができる。

別法として、相手の左手は普通に掴み、相手の腰を後方に押す。
普通はこれで相手は踏ん張って倒れないのだが、こちらは同時に左足趾を背屈させて踵を浮かせ、左母指球に自分の中心軸を呼び込んで、相手の腰を後ろに押すと、相手は回転しながらひっくり返る。
重心の配分としては、左右同じくらいにする。
左足踵を浮かせると、右足重心になりがちだが、それだと中心軸が崩れ、相手は倒れない。

技を掛けるときは、主に踵に重心を置くことが原則だが、この技に関しては例外だ。

次は螺旋掌。
相手の右上突きを右半身で一歩下がりながら、右手を内旋させながら受け流す。
その動きを止めないで、相手の右手首を下から相手の右肩に向けて巻き込むように押さえる。
押さえながら前方に歩いていくと、相手はのけぞりながら潰れていく。
体が反りかえったまま動けなくなる。
相手の手首は屈曲させるが、その間、こちらは少しも掴んではいけない。
握力はいっさい使わない。
相手の手の甲を撫で挙げるように巻き込む。

ここで投げ落とすことも可能だが、投げることについては慎重になるべきだ。
原則、投げることができる態勢で投げない。
これが相手にとって一番のダメージだ。
なぜなら、つらい態勢を強制されて逃げることができないからだ。
そのうえ、こちらは好きなように攻撃できる。

以上で今回の稽古は終わり。
みなさん、お疲れ様でした。
いい汗かきましたね。





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Last updated  2025.02.18 18:03:05
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