新潟県武術連盟ホームページ

新潟県武術連盟ホームページ

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

林沖

林沖

Comments

S君              .@ 柳生心眼流ではないのですが この動画を見た事はありますか? https:/…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君          この映画を見たこ…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君         動画を見ました。 ブ…
S君          .@ また、関係ない話ですが この動画を見た事はありますか? https:/…
S君          .@ また、関係ない話ですが この映画を見たことがありますか? https…
2025.03.03
XML
カテゴリ: 柏崎稽古会



場所は柏崎市武道館柔道場。
メンバーは3人。
N師範とS君と私でした。
O大師兄は用事があるためお休みでした。

最初は基本の定歩崩拳と馬歩穿掌、握拳を3人で行った。
続いて太極拳対練。

最初は行気から打擠。
行気のとき、相手の攻撃に対する腕の当たりが強くなりがちだ。


次は琵琶勢。
今回は柔道場で畳の上なので、肘関節を極めたらそのまま相手をうつ伏せに潰すようにした。
しかも、勢いを殺してゆっくりとうつ伏せにする。
これにより、相手は前方回転して逃げられなくなる。
今回はさらに、肘関節極めるかわりに相手のクビを右前腕でひっかけて投げ落とす方法を稽古した。
下は畳敷きなので、心置きなく投げ倒すことができる。
相手が右中段突きでくるのを左前方に進みながら、右前腕で受け流す。
そのまま右足を相手の右足の外側を越えて前方に踏み込む。
右足着地とともに右前腕相手のクビをひっかけて投げ落とす。

この時、右足を着地させてから相手の首にひっかけても相手は倒れない。
自分より身長、体重があると、相手は踏ん張ってこらえる。


次はこれを応用して、首にひっかけるのではなくて、右手で相手の顔面を斜め下から斜め上に撫で挙げる。これによって、こちらはほとんど力を使わず相手を投げ落とすことができる。

次は、相手の右中段突きを右前腕で受け流すのではなく、相手の右膝関節の内側にこちらの右手刀をひっかけ左回りに回転させる。
これにより相手はひっくり返る。
この場合は、相手の踏み込みと同時に右足を左前方に進め、右足が宙に浮いている時に右手刀を回転させなければ相手は倒れない。
これはすれ違いざま、瞬間的に投げ落とす技だ。


相手の右上段突きをぎりぎりで見切って躱す。
同時に右穿掌で相手の目を狙う。
次に相手は左上段突き。
これもぎりぎりで見切って躱し、左手で相手の左拳を吸い込むように後方に導く。
右前腕を直角に立てて、相手の伸びきった左肘を極める。
すかさず打擠で吹っ飛ばす。
もしくは、左手で相手の拳を吸い込んだら、相手の左脇の下から潜り込んで相手の左肘関節を極めながら担ぐ。
こうすると相手は釣り上げられた魚のようにつま先立ちのまま動けなくなる。

次は、その応用技を稽古した。
相手の左肘関節を極める代わりに左手で相手の左手首を軽く掴み、手前から上、上から下へ円を描いて巻き落とす。
そのまま相手の左首を畳の上にぴったりとくっつける。
そこでこちらの右膝を相手の伸びきった左肘の上に乗せる。
相手はうつ伏せのまま動けなくなる。
相手の左手を掴んで巻き落とすときに、勢いよく巻き落とせば、相手を勢いよく投げ倒すことができるが、これをやると相手は前方回転して逃げる。
はたから見るときれいに投げ倒したと見えるが、武術的には非効率的な結果として戒めなければならない。
勢いよく投げれば、相手はその勢いを利用して回転受け身をとり、また立ち上がって向かってくるからだ。
それを防ぐためには、ゆっくりと相手をつぶして、身動きができないようにする。
これが効率的だ。
戦いにおいて、できるだけ体力は温存すべきだし、最小限の手数で相手を倒すが武術だ。

次は左右搬攔。
相手が右中段突き。
こちらは左足を左前方に進めて馬歩になる。
同時に左前腕を相手の右前腕に上からネットをかぶせるように落とす。
これによって相手の上半身は手前に大きく崩れる。
相手は苦し紛れに左上段突き。
こちらは左手でそれを下方に巻き落とし、右足を左斜め70℃に進める。
そのまま右足が着地するときに右肋骨で、相手の左肋骨に発勁する。
相手は吹っ飛ぶ。
この時、両手は相手の体に触れないように自然と垂らしておく。
両手は全く使っていない。

次は提手上勢。
まず相手に向かって右掌を立てて片手拝み。
相手は馬鹿にするなとばかりに右上段突き。
こちらは右掌で相手の拳を右へ押す。
同時に右足を右横に進める。
これで相手の腕は棒のようになって自らの上半身の動きを止める。
右肘伸展、右肩関節水平屈曲かつ内転。
自分の右腕が踏切の遮断機の棒のようになって、自分の上半身が前方に進むのを阻む。
これができるようにするためには、相手の右足の踏み込みと同時にこちらの右足を右横に移動させ、その足が浮遊しているときに右手で相手の右前腕もしくは、右肘を右横に押す。
決して力をいれてはならない。
この状態にしておいて、ゆっくりと左指先を相手の脇腹に差し込む。

次にわざと右手を離す。
こうすると相手は左上段突き。
右足だけを半歩横に進める。
同時に右手で相手の左上段突きを後方に流す。
このときのコツは、上半身をまっすぐに立てながら、ただただ単純に右足だけを横に進めること。
余計な予備動作があると、相手はそれを追撃しようとして、攻撃の軌道を修正してくる。

次に相手は右上段突き。
左手で猫が顔をなでるように巻き落とす。
すかさず右鉤手を下から相手の顎に向けて打ち上げる。
あらかじめ顎の前に手を置いて防ごうとしても、自分の体の中心から発勁すれば、防いだ手ごと吹っ飛んでしまう。
しかし、ここでいい気分にって吹っ飛ばしてはいけない。
吹っ飛ばす先が壁とか椅子や机などの障害物があるかどうか確認しなければならない。
場合によっては、それをめがけて吹っ飛ばす。
しかし、相手の身の危険を案じるならば、そのまま右腕を相手の首に巻き付けてゆっくりとあお向けに倒す。そのまま右腕で首を絞めながら相手の降参を促す。

次は抱虎帰山。
相手は右中段突き。
こちらは左足を左に進め右手で相手の右肘に触る。
そおのまま右肘を右横に押しながら、右足を右横に進める。
これによって相手のからだは抵抗感なく横向きになる。
右手を緩めると、相手は左上段突き。
右足を半歩右横に進めながら左穿掌で相手の目を狙う。
相手の進む勢いが止まる。
そこで右足を相手の左足の後ろに進め、相手の左膝裏にこちらの右膝頭が当たるようにする。
同時に右腕を相手の腰に巻き付け、腰を右回旋させる。
これで相手は投げ落とされる。

しかし、慣れてくると左足にあった重心を右足に移動させ、腹筋を使って骨盤を後傾させてこらえてしまう。
もちろん、この抱虎帰山の技を知らなければ、このような対策をとって防ぐことはできない。
しかし、どういう順番で動き、どういう仕組みで倒すのかわかっていれば、このような防ぎ方ができる。
稽古ではさらに、わかって対策を取られてもなお技がかかるように工夫する。
これにより動きが進化していくのだ。

この防御策を破るためには、こちらの右軸足で回転するのを、左に軸足を変更してかける。
右軸足から左軸足に瞬間的に帰るためには、左足膝関節90℃屈曲、左股関節内転内旋、左足関節中間位、左拇趾第一関節背屈、第二足か第四趾軽度背屈して完全に踵を浮かせる。
重心は軽く左拇趾歙に乗せる。
自分の右足の重心を乗せている間に、左股関節、膝関節、足関節、趾関節に上記のようなポジションを取らせる。
完全には左足に重心はもってこない。
左膝関節が直角に屈曲すると膝頭が床に真っ直ぐに向く。
そのうえに左拇趾に重心が乗ると、自動的に重心は上半身の真下に落ちる。
これにより腰は正確に水平にその場で回転し、それに巻き込まれるように相手は倒れる。
たとえどんなに踏ん張ろうと思っても、力が入らず巻き込まれて投げ落とされてしまう。

この時も注意するのは、勢いよく倒さないこと。
勢いよく倒せば、相手は後方回転して逃げる。
ゆっくりと倒して左手でで相手の左手首を軽く持ち、右膝で相手の左頸部を押さえつける。
これにより相手の左肘は過伸展して極まり、首を押さえられているので身動きができなくなる。

次は単鞭。
相手は右上段突き。
こちらは相手の踏み込みに合わせて左足を後方に下げる。
同時に相手の右拳を左のひらに乗せる。
そのまま右足を斜め右へ進め、同時に右手の中指と親指で相手の右橈尺関節遠位部を掴む。
それを右横に大きく振り上げる。
相手はのけぞって身動きができなくなる。
そこに左足を進めて左肘を相手の右頬に打ち込む。
その流れで左肘を進展させながら、左前腕を回内させると相手は仰向けで倒れる。

このときも他の技と同じようにゆっくりと倒し、身動きができないようにする。
勢いよく後頭部から落とすこともできるが、相手の命を奪うような手段は簡単に使うべきではない。

次は引進落空。
この技の名前は私がつけた。
套路の中にははっきりとした形で存在しないが、あきらかに太極拳の化勁を使った技だ。
先生から習ったときも技の名前は教えてもらってない。
相手は右上段突き。
こちらは右螺旋掌で内旋して手前に巻き込み、相手の重心を引き出す。
同時に相手の踏み込みに合わせて左足を大きく後方にさげる。
そのまま右手首を下方に向けて巻き落とす。
すかさず、相手の右拳の甲を右手で撫で挙げる。
こうすると相手の右手関節と右肘関節は自分の右肩関節に向けて過屈曲し、垂直に崩れ落ちる。
そのまま前方に歩く。
相手は両膝をついて身動きができなくなる。

この間、右手で相手のどこも掴んではいない。
ただ触れているだけだ。
少しでも相手を掴めば、この技は完成しない。

次は穿掌。
相手は右上段突き。
こちらは右穿掌で相手の右腕とクロスするように相手の右目を狙う。
相手の動きが止まる。
その瞬間右手で相手の右手首を軽く掴み、指先についた水滴を振り払うように右手を自分の右腰に引き寄せる。
相手は、おおきく前のめりに崩れる。
そこに左手で相手の右肘を押さえて関節を極め、右斜め前方70℃に左足を進める。
同時に相手の右腕を両手で右斜め前方70℃に押す。
相手は前のめりで畳に突っ込んでいく。

相手の右手を掴み自分の右腰に持ってくる時に、当然相手は抵抗し踏ん張る。
この抵抗感をなくすためには、右穿掌を相手の右目に突きこむときに、あらかじめこちらは骨盤を後傾させておく。
それから手首を掴んで振り落とすときに骨盤を中立にもどし、首筋を上に伸ばす。
これにより相手は抵抗感なく落ちる。
まるで何かにつまずいて転ぶときのように・・・・。

今回の稽古はこれで終わり。
さわやかな汗をながすことができました。
みなさん、お疲れ様でした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.03.03 17:17:12
コメントを書く
[柏崎稽古会] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: