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このところ、急ぎの用件が相次いでいて、あっちにメールのお返事、こっちにメールのお返事、こっちに電話連絡、あっちに電話連絡。。。と結構、忙しくしております。まぁ時々、こんな忙しいモードに入りますが、これ、私にとっては 「フツー」 です。実は、先だっての女子会の最中に、これまた急ぎの電話が入りましてね。昨年の7月5日に書いた、胃癌・腹膜播種の患者さんの奥さんからです。その前にも、5月29日に 「怖いのは癌だけじゃない」 でも書いてますけどね。術後、もうじき元気に8ヶ月が経ちます。以前、血糖値でドタバタ、更に、肝機能でドタバタ今度は何と言いますと。。。こういうコトもあるので、皆さんにも注意喚起という意味でご紹介します。女子会を中断して、ちょっと電話を失礼で電話に出ました。するとですね、奥さん、声が焦ってます。 主人が土曜日に倒れまして、背中を打ったんです 病院に行くのは嫌だというので、 そのままにしていたんですが、 痛みが続くので、今、整形外科に来たら、 片方の肺が、全く機能していないって言われて これから、他の病院の呼吸器で診て貰うんですけど、 あの、その、もし手術なんてことになったら、 どうすれば。。。 米村先生に、どうお伝えすれば。。。 こういう場合、状態の確認の為と落ち着いて頂く為に、細かく順を追って、内容を繰り返すようにしています。そして敢えて、こちらはのんびりの返答。えっと、土曜と言うとぉ、一昨日ですね。で、どこで倒れたんですか?ご自宅ね、それで、打ったのは背中だけ?ふ~ん、で、機能していない肺は片方だけで、もう片方は問題がない。。。ふ~ん。。。頭の中、整理して私が予想したのは、「肺気胸」それねぇ、肺気胸じゃないかしら片方だけでしょう?それに、ご主人さま術後、体重が落ちて痩せてきたでしょう。(痩せた男性に多くまま起こるのが、この肺気胸ですからね。)私の予想が当たっていれば、肺気胸の場合、水が溜まることもあるんですけどって言うと、 あっ、水が溜まってるって言ってました肺気胸であれば、これは癌とは関係ないですから。これから診て頂く呼吸器の先生が、どうご判断されてどう処置をされても、米村先生的には、何ら問題ないです。呼吸器の検査の結果が出たら、また連絡ください。こう言って、電話は終了。この日の夜、奥さんからメール。 肺気胸でしたただ、その原因は私の予想と外れていて、倒れた際に背中を打ち、ここで肋骨を骨折。その折れた骨が肺に突き刺さり、肺気胸肺気胸は安静して穴が自然に塞がるのを待つがセオリー。肋骨の骨折も、良いトコ、コルセットをして自然に繋がるのを待つがセオリー。結局、1週間入院して無事、退院となりました。抗癌剤の影響や、栄養不良から、治るまで普通より時間がかかるかと思いきや、想像以上に早かったです。入院後、早々に米村先生には報告入れましたよ。 先生、○○さんね、 家で倒れ、肋骨を折り、 折れた骨で肺気胸になりで、 入院しました・・・ってね。米村先生、 ひぇ~、なんやそれって。そう、今回はドタバタの第3弾肺気胸でした。大丈夫、ちょっとしたトラブルです。でも、こういう事もあるのでご注意です!そう言えば。。。今年、頂いた年賀状に まだまだひろりんさんのお力が必要ですって書いてあったっけ※私への相談メールのあて先が見つけ辛いようですスマホでご覧の方は、PC版に切り替えてトップページをご覧ください相談メールの受付アドレス、yukibasiri1188@yahoo.co.jp並びに必要事項が書いてあります
2017年02月21日
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肝心の今回の女子会の話が、遅くなりました。いやぁ。。。ホント、すっごく楽しかったです行く前は、私なりに思い悩む事もあったけど、行って良かったって、本当に思いました。だって、楽しかったんですもん。卵巣癌の彼女の具合を相当心配して行ったんですけど、顔色は艶々しているし、全然、痩せていないし。。。こっそり体重を聞いたら、私より多かった彼女の体調がやはり気になる私と、あやちゃんママでしたけど、結局、あやちゃんママが術前説明の時間、ぎりぎりまで、おしゃべりに興じてました。話題も事欠かず、次から次へとよく出ること。普通にお元気に会話する彼女と会って、本当に楽しかったです。だって、全然元気なんですもの。面白いのは、この女子会の件を事前に米村先生にはお伝えしていたんです。帰ってからも、ご報告いれました。そしたら、女子会次の日に、卵巣癌の彼女と、あやちゃんママ2人からメールが届いたんですよ。内容は、同じで 「今日、米村先生の回診がありました~ ひろりんさん、来たやろって、 嬉しそうなお顔で仰ってました」。。。ってここでは書けないような、米村ネタをばらしたこと、米村先生には内緒にしてくださいよ(結構、ウケてました)※私への相談メールのあて先が見つけ辛いようですスマホでご覧の方は、PC版に切り替えてトップページをご覧ください相談メールの受付アドレス、並びに必要事項が書いてあります
2017年02月14日
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私が患者さんとこんな風に会うのは、2008年以来です。これまで、色んな方から 「お会いしたいです」 ってお言葉を頂いてはいましたが、申し訳ないほど全て、遠慮させて頂いていました。2008年。。。当時は女子会なんて言葉はありませんでしたが、スキルス胃癌の30代の女性患者さんのお二人と私で、それこそ女子会をしたことがありました。楽しいおしゃべりの一時を過ごしました。1人は、手術に向けての抗癌剤治療の最中。(しばらくして、重篤な副作用がでて治療中止なる)もう1人は、再発して手術を受け、人工肛門になったお体で、術後の治療を受けてました。(人工肛門を作りましたが、その後早々に腸に再発となる)2人の会話は、やはり治療内容や副作用の辛さの話が多かったです。1人が、「腹腔内投与すると、TS-1飲めなくない?」って言うと、「そうそう、飲めないよね~」って頷く。「治療、効いているのかな」 と不安を口にするともう1人が、「大丈夫、効いてる、効いてる」って即座に答える。でも本当は、2人とも効いてるって実感がなくて、不安が漂っているのを感じました。気がつくと俯いている・・・そんな印象が残ります。治療効果の実感がないこと、もう時間がないんじゃないかという焦り・・・この時、2人とも末期なんかじゃなくて、普通に元気だったんですよ。何でも出来る、動ける、それなりに食べられる。それなのに、治療成功の実感が乏しく、頑張ったから得られた時間という感覚がない。治療が生み出した幸福感がない。実際、彼女達はあまりにも早く人生を駆け抜けて逝ってしまいました。今回の女子会の晩は、あの時の2人を思い出して涙がこぼれました。あの時の、他愛の無い言葉を、一つ一つ、思い出してしまいました。スキルスでもね、今はもっと時間を作れるようになったんだよ。そう、彼女達に伝えたい。あれから。。。私は患者さんと会わなくなったんです。自分は一体、何を恐れているのか・・・わからないけど、自分の中の何かを守る為、自己防衛の為に避けていたように思います。自分の中の何かが壊れていくような気がして逃げていたんだと思う。今回、何故、会おうと思ったのか・・・ 「会いに来てください」 って言われて、嬉しいと思いました。言うならば背中を押された感じです。今まで、ずっと避けてきた道をまた、歩いてみようかと。こう思えるまで、大分かかっちゃいましたけどね。「お力になれなくて」 で書いたけど、ある患者さんのお別れの会に出向いた時、記帳する手が震えて仕方なかったんです。あの時、「恐れ」が自分の奥深くに存在していることがはっきりわかりました。あの日の行動が、リハビリになり、今回の女子会の参加実現となったような気がします。ずっと、閉じこもっていたカラをあの卵巣癌の彼女が、開けてくれました。私の心を溶かしてくれました。ずっと、ガチガチだったのに。この2人は、病気はスキルスじゃないけど、確実に「治療」が元気な時間を年単位で作れました。これって、やっぱり良いことだよね、・・・とあの昔の彼女達も言うでしょう。今は、あの彼女達の笑顔がはっきり思い出せます。
2017年02月12日
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先日の女子会の話の続きを書こうと思ったら、今朝、あやちゃんママからメールが届いたので、女子会の内容は、先送りにしてまずはご報告。手術は無事に終了となり、リハビリが始まっているようです。お腹を開いてみたら、再発していた箇所は1箇所のみ。これ、綺麗に取れたそうな。更に、思わぬ出来事があやちゃんママは、最初の再発の時、2011年のことですけど、ストマを作りました。私の記録によると、暫定ストマとあります。それが6年の間、そのまま。。。そのストマが今回の手術で外れました(へぇ~、ストマを外したがらないあの米村先生が外したかぁ)暫定ストマの患者さんは結構おられますが、現実に外す患者さんは多くはありません。これは、米村先生が仰るには「みんなぁ、ストマを外すって簡単に考えてるけどぉ実際は結構大変でぇ、危険なんですわ」って事なんですけど、もう一つの理由は更にその先にあります。癌が腹膜に存在する場合、再発する可能性が高いんです。外してもまた何れストマが必要な時がくる可能性です。それも、そう遠くないうちに。。。だから、外したがらない。そんな米村先生が外したということは。。。これ、かなりイイ状態ってこと。先日の女子会で、あやちゃんママはこう言ってました。「決して、諦めている訳じゃないんですでも、これまで私、思うように生きられました娘の幼稚園の準備もできたし、小学校の準備もできました前回の手術から6年も時間を頂けて、本当に感謝しかありませんこれから先、何があっても感謝の気持ちは変わりません」・・・って。今回の手術は相当の覚悟を持って臨んでいました。モチベーションを上げるのは大変だったと思います。それが、拍子抜けするくらいの良い結果で、一番驚いているのは、当の本人です。治療で時間が作れるって、こういうことなんだ。癌に足を踏み入れて16年、初めて肌で感じることができました。良いなぁ、この感じ。今回の女子会に参加して、時間を作ることが出来なかった患者さんを沢山知る私は、しみじみ思ったんです。
2017年02月11日
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先日の女子会の話の続きです。このお2人とは、もう長い付き合いです。あやちゃんママとは、かれこれ10年ですし、卵巣癌の彼女とは、7年かな。それなのに、「はじめまして」 って挨拶から始まるんだから、何とも不思議な話です。あやちゃんママは 「まさか、お会いできるなんて。。。」って感動してくれました。癌が判明した時、10年前ですけど、腹膜偽粘液腫って言われて途方にくれて、必死にネット検索して、米村先生の存在を知ったんだそうです。でもこの頃、米村先生は静岡の病院から大阪の病院に移られたばかり。探しても探しても居所がつかめなくて、困っていたんだそうです。そんな時に、私のこのブログを見つけたんですって。 「最初は、ネットの世界だし、本当かな、信じて良いのかな」って、疑っていたんですって。でも、それこそ藁をも掴む状況だったし、思い切って私にメールを送ったんだそうです。そして米村先生の元へ行って、10年保障を頂いた。手術は急がなくて大丈夫。2年あげるからその間に子供を設けたら良いと言われ、生まれたのが、あやちゃん、今、8歳です。そうかぁ。。。と言う事は、これはもう拡大解釈そのものだけど、つきつめると、このブログが生んだ「命」って言っても良いのかな。・・・って書きながら、なんか凄いじゃないと思う私。単なる思いつきで、気まぐれで始めたブログなのに、まさか、まさかの出来事です。当のあやちゃんママですけど、2度目の再発とは言え、手術を目前としている患者さんには全然見えません。もう、普通にお元気なんです。4人での楽しいおしゃべりに興じて、のどが渇いた私。お茶を・・・って一言言ったら、あやちゃんママ、「私、買って来ます」と、すくっと立ち上がります。「いいよ、いいよ、私自分で行くから」って言ったんだけど、「せめてこれくらいさせて下さい」って、あっと言う間に駆け出して行っちゃった。・・・多分、私より走るの早いです(・・・って、私ったら手術前の患者さんに何させてんだか。。)あやちゃんは、あやちゃんで、私の存在がどうにも信じられなかったそう。「ひろりんさんって誰?何?それ名前?あだ名?」そんなトコから始まったらしいです。ネットの中の人で、メールだけのお付き合いの人で・・・ってママは説明したらしいんだけど、「そんな人、いるわけない」って。おやおや、私、これでもアナタの誕生のキッカケを作った人(らしい)なのよもの凄くしっかりしていて、おしゃまさんで、もう可愛くって、可愛くって。。。あやちゃん、貴女の存在がね、今は私も支えてくれているのよ。ありがとう、生まれてきてくれて。まだ続きます。
2017年02月09日
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患者さんのお見舞いに行って参りました。卵巣癌の患者さんと、以前、この患者さんのお見舞いに行ってくれた、あやちゃんママと、あやちゃん(8歳)と、私の4人での女子会の実現ですこの女子会実現の経緯は。。。昨年、手術そして長期入院の後、退院した卵巣癌の彼女は、退院してしばらくは、自宅で過ごしていました。彼女、元は偽粘液腫でが再発時には、卵巣癌のある種の重複癌。ただ、抗癌剤治療は止まったまま。。。そしたら、腫瘍マーカーがグングン上がってしまって、腫瘍も確認されるようになり。。。その前も感染症の高熱で、何度か短期での地元病院での入院はあったのですが、12月に入ると、また入院となりました。「お会いしたいです」って以前から言われていたこともあり、入院先はすぐそこの東京だし、私、お見舞いを打診したんです。そしたら、 お会いしたいです、でも、今はとっても無理ですそう言って、電話口で泣き出してしまいました。。。そして自分自身に言い聞かせるように 元気になります、元気になりますから そしたら、お会いしたいですそう言いました。その彼女が、いよいよ年末に近づいた頃、治療を目的に、米村先生の病院に転院となりました。東京からの転院です。転院をしてからは、疼痛は明らかに改善されました。フェントステープの量は増えましたけどそのお蔭で、今、彼女は普通に笑顔でいられるし、スマホも、テレビも楽しめています。転院してから抗癌剤治療、TJ 療法ですけどこれを2回試みました。腫瘍マーカーは信じられないほど激減。1/4 にまで減ったんです。でも副作用が体に与えるダメージは大きく、そうそう思うようには進みませんけどね。でも、これまでの治療は良い経過を辿っています。そんな中、実はあの、あやちゃんママ(偽粘液腫)が2回目の再発となりました。昨年の秋に判明して、この2月に手術が決まっていたんです。本当にたまたまですけど、この2人、同じ病院で同じ時期に入院となったのです。この偶然に力を得たように、卵巣癌の彼女が、 ひろりんさん、会いに来てくださいって言うので、行って参りましたこの日のことは、また次回に。
2017年02月07日
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