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忘年会の余興でコラボることにした同僚がぜひやりたいと選んできた曲がかなり難しくて悪戦苦闘している。曲の途中でキーが半音上がったり下がったりするので、ギターの私は演奏中にカポをずらし、戻し、そしてまたずらし…、なんでよりによってこんな面倒な曲を選ぶのか?!と、イラっとしたりして。(苦笑) そのストレスを夜ジャズを聴くことで発散する。そんなわけで、今夜はハービー・ニコルスの『HERBIE NICHOLS TRIO』を聴いた。 比較的最近買ったばかりなので、聴き込みが足りない上に、本人についての知識もほとんどない状態なので、ただひたすら聴くだけ。 独特のつんのめりそうなタイム感覚を持っているから、強いて言うとセロニアス・モンクに似たプレイスタイルのピアニストだと勝手に思っている。 で、モンクに似ているとなれば当然大好きになり、他にももっと聴きたくなるわけだが、これ以外のアルバムを見たことがない。出ているのだろうか?あるいは誰かのバックで弾いていたりするのだろうか?謎は深まるばかりだ。
2009/11/30
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今日はジョージ・ハリスンの命日なので、『慈愛の輝き』や『BRAINWASHED』を聴きながら、家族で出かけた。 危うく3週連続でディスクユニオンに行ってしまいそうだったのをすんでのところでこらえて、隣接県のショッピングモールに行き先を変更し、昼飯はその中にある“Hard Rock Cafe”で、店内モニターの洋楽映像を見ながら食べた。 ハードロックとは言っても、店内にリック・ニールセンのギターやマドンナ、プリンス、ブリトニーらのステージ衣装などが展示してあり、流れたヴィデオクリップもリンゴ・スターのソロコンサートから、ジョン・クーガー・メレンキャンプ、ゴーゴーズなどの懐かし系が多く、モロにハードロックはスティーヴ・モーズ入りのディープ・パープルくらいだった。収穫は比較的最近のバンドでケイク。なんでもアナログフィッシュのお気に入りバンドらしい。今後チェックしてみよう。 で、夜はまだ今夜もジャズ。ブッカー・リトルの『OUT FRONT』を聴いた。 なんでこの人を聴くかと言うかというと、本人のプレイももちろん目当てだが、エリック・ドルフィー入りだから。つまり昨夜のヴィレッジヴァンガードと同じ理由。 リトルのペットから繰り出されるフレーズは哀愁なんて言葉では済まされない切なさMAXで、夭折したという事実と相まって胸を締め付けられる。あまりそういった人間的な感情、雰囲気とは違う次元のアブストラクトなプレイをするドルフィーとなぜか相性が良いのが不思議。
2009/11/29
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PTA研修旅行ということで、保護者の方々60名とバスを2台連ねて横浜方面に行って来た。 みなとみらい技術館などを見学した後、メインの目的(笑)である中華街でのランチヴァイキングでは、夕飯がいらないくらいガッツリ食べ、もちろんチンタオビール~紹興酒もたっぷり飲んだ。普段小食&粗食の私にはありえない贅沢をさせていただいた。 また、バスにはギターを持って乗り込み、行き帰りの車内で10曲程度弾き語りのミニコンサートをやらせていただき、そういった点でも個人的に完全燃焼のイヴェントとなった。 企画したPTA役員のみなさま、本当にお世話になりました。 その興奮も冷めやらぬまま、駅から帰る道すがらiPodで、ジョン・コルトレーンの『“LIVE”AT THE VILLEDGE VANGUARD』を聴いた。私は最初これを元々出ていた1枚もので持っていたのだが、その後4枚組のコンプリートBOXも買ったので、iPodにはそちらを入れてある。で、今夜は普段あまり聴いていないような気がする4枚目にした。まぁ、何枚目を聴いても、一心不乱に突き進もうとするコルトレーンの真摯なプレイに心が熱くなるのは変わりないから。そういった意味では「どれ聴いても一緒」と言える。 わざわざコンプリートの方で聴く最大の魅力は、オリジナル盤よりもエリック・ドルフィーが長くフィーチャーされてる点。コルトレーンのソロを聴いていると背筋が伸び、座を正す感じになるが、ドルフィーが入ってくると一瞬あまりにも素っ頓狂で思わず笑ってしまいそうになりつつ、結局鳥肌が立つような戦慄が走るから不思議だ。よくぞこの二人が同じステージ上で共鳴し合ってくれたものだと感謝することしきり。
2009/11/28
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金曜日となると大体自分から声をかけてゲリラで飲み会を設定するのだが、今夜は珍しくおとなしく帰宅し晩酌していた。そこへ珍しくゲリラで飲みのお誘いが!(喜)もちろん二つ返事でOKし、お迎えに来てもらって再出動、近所にちょっと前にオープンしたこじゃれた洋風創作居酒屋で軽く飲み直した。 ジャズは、帰宅後iPodをつないで風呂でアート・ペッパーの『INTENSITY』を聴いた。 有名なバックとの共演で一世一代の名演をしたことで名盤中の名盤となった『MEETS THE RHYTHM SECTION』と比べるとメンバーの知名度は雲泥の差だが、だからと言って本人のプレイが精彩を欠いているわけではなく充分アート節が堪能できるので、けっこう好きなアルバムだ。
2009/11/27
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夕食は蕎麦だったので、その蕎麦湯で蕎麦焼酎を割って飲んだ。寒くなってくるとこれがうまい。 で、その後はウィントン・ケリーの『枯葉』を聴いた。 ウィントン・ケリーはサイドマンとしてすぐれた人で、マイルスやウェスなどのバックで好アシストし、何枚もの名盤に名を連ねている。マイルスは「ケリーはマッチだ。あいつがいないと火がつかねぇ。」と言ったらしい。 さて、このアルバムは、そんな名脇役のウィントン自身がフロントに立ちピアノトリオの編成でスタンダードを演奏した名盤。 ピアノトリオによる「枯葉」と言えば真っ先に思い出されるのはビル・エヴァンス。そう言えば両者ともマイルスのところにいた人で、しかもこのアルバム、「降っても晴れても」で始まるところまで「PORTRAIT IN JAZZ」と一緒だ。これは偶然ではないだろう。絶対意識して同じ曲を取り上げたに違いない。ガチンコ勝負か? ジャズを聴き始めた当初はビル・エヴァンスの持つ独特のリリシズムにはまっていたので、思い入れの点からビルの方に軍配を上げていた私だが、久しぶりに聴くとウィントンの小粋なスウィング感も実にすばらしい。ただ小粋なだけじゃなくてチョイ悪な感じもかっこイイし、そこはかとなく哀愁もあるし。 同じ曲をやってもこんなに資質の違いが出るところがまたジャズの醍醐味だ。
2009/11/26
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今年度は個人的に水曜日の日課が他の曜日と比べてタイトで、毎週水曜日が終わるとぐったりと疲れる。 そういう日の夜はかえって晩酌が効くもので、それに付随してジャズがまた沁みる。 で、今夜はマイルスの『STEAMIN'』を聴いた。 私はコルトレーンからジャズに入ったのだが、聴いていくと当然コルトレーンだけで済むはずもなく、ごく自然な流れで『KIND OF BLUE』を初めとするコルトレーン入りのアルバムからマイルスに進んだ。 とは言ってもすべて中古盤狙いなので、たまたま見つかったものから聴くことになる。伝説のマラソンセッションの中では『COOKIN'』が真っ先に見つかり、次いで『RELAXIN'』もゲット、ちょっと遅れて『WORKIN'』も入手したが、この『STEAMIN'』だけはなぜかなかなか見かけず、 かなり後になってやっとこれを見つけた頃には、コルトレーンやマイルス以外にもいろいろ聴くようになっていたので、そんなに繰り返し聴かないままになってしまったのであった。(苦笑) でも、そんなことはあくまで私の中での問題であって、このアルバムの内容が他の3枚と比べて良くないということでは断じてない。 …と言うか、この4枚はどれ聴いてもほとんど一緒。例えば冒頭の「飾りのついた四輪馬車」で、テーマをマイルスがミュートで吹いた後コルトレーンのテナーが入ってくるあたり(2分40秒後)なんて、お決まりのパターンなのだが、やっぱりグッとくる。 今後は敢えて、この長らく無礼してしまっていた『STEAMIN'』を聴き込んで行こうかなと思ったりする秋の夜長であった。
2009/11/25
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ギター絡みのジャズにはまってきたので、今夜はジミー・スミス&ウェス・モンゴメリーの『THE DYNAMIC DUO』を。 これを買った頃はまだ小編成のコンボにしか興味がなかったので、このアルバムの半分以上の曲でバックに鳴っているビッグバンドの音が邪魔な感じがして、そんなにこのアルバムを繰り返し聴いていなかった。 が、今は娘らが吹奏楽部に在籍しているためコンクールなどを何度か聴きに行ったりするうちに、こういった大所帯の編成にも自分自身の耳が馴染んできて、久しぶりに聴いてみようという気になった。 で、改めて聴いたらものすごくかっこ良くて、今さらながらしびれた。ビッグバンドの音もイイもんだなぁと。 でも、ジミーとウェスのソロの迫力がそのビッグバンドを凌駕してしまっているところがさらにかっこイイ!『THE DYNAMIC DUO』とは実に秀逸なタイトルだ。
2009/11/24
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昼間一気に買ったEBIのソロアルバムを聴くのを1枚だけにして、あとはジャズ。 昨日買ったケニー・バレルのファイヴスポットのライヴがかなり良かったので、手持ちの他のアルバムも久しぶりに、ということで『KENNY BURRELL & JOHN COLTRANE』を。 以前、コルトレーンとウェスが短期間一緒にやっていたという夢のような事実を何かで読んだような気がするのだが、残念ながら音源は残されていない。もしかしたら、コルトレーンがギタリストと共演しているアルバムって初期のこれしかないんじゃなかろうか? そんなわけでコルトレーン的には極めて珍しい編成だと思うが、これがけっこう良い。こんなに良いのに、なぜその後ほとんどギタリストとやらなかったんだろう? それにしてもウェスとの音源、残して欲しかった…。
2009/11/23
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ギャラリートークの帰りに近所のゲオに寄って、よせばいいのにまたまた中古CDを3枚も買ってしまった。(汗)●EBIの『MUSEE』、『film』、『Love the Rhythm』 ユニコーンのベーシストEBIのソロアルバムで、解散前に出した1枚と、解散後の2枚。なんとそれぞれ100円だったので、つい一気に行ってしまった。それでも計300円なので大人買いにならない。(笑) とりあえず聴いた最初の1枚は本家ユニコーン以上にニューウェイヴ色が強いストレンジなポップだったのでメンツをチェックすると、高橋幸宏とムーンライダース全員が参加していたので、思いっきり納得。
2009/11/23
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先週個展を見に行った地元出身の画家、北澤茂夫氏のギャラリートークがあるというので、また足を運んだ。 展示作品を前にご本人から、絵の技法や制作中のエピソード、作品に込めた思いなどについて一時間弱お話を伺い、大変興味深かった。
2009/11/23
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国内のアーティストは1枚だけ。●高橋幸宏の『TIME AND PLACE』 1983年のライヴアルバムだが、演奏が非常にクールで洗練されたサウンドなので、ソロ活動初期のベスト盤と言ってもいい内容。 それにしても、バックのメンバーがすごい。片腕的な存在の立花ハジメや鈴木慶一といった盟友に、YMOの散開コンサートでもサポートドラマーを務めた元ABCのデイヴィッド・パーマー、そしてギターは義兄弟(?)ビル・ネルソン!
2009/11/22
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この3連休中に中古CDを5枚以上買うと表示価格からさらに15%オフになるキャンペーン中だというので、ジャズ以外にもあと3枚買った。 そのうちプログレは2枚。●キング・クリムゾンの『USA』 クリムゾンはどの時期のメンツもすさまじいが、この時期は特に強力で、その威力は何と言ってもライヴで発揮されていた。 なのに実はこれ、私はアナログ盤でも持っていなかった。(汗)このライヴ盤が単体でCD化される前に同時期のライヴ音源4枚組ボックスセット『THE GREAT DECIEVER』が出ており、それを買ってしまっていたので、その後この1枚ものが出ても我慢していたが、今日はついに買うことにした。結局両方買わされてしまうとは、まさにクリムゾン(フリップ)は‘THE GREAT DECIEVER’だ。(苦笑) 今後は、いちいちごっついボックスから取り出してどれか1枚を選んで聴くというより、今日買ったこの1枚ばかりを聴くことが多くなりそう。●イエスの『こわれもの』 イエスについてはけっこう旧規格のプラジャケ時代に買い直してしまっているので、紙ジャケには手を出さないようにしてきたのだが、今日はもう1枚買った方が得だということで、まんまとカモに成り下がり、ついに行ってしまった。こうなると少なくともあと1枚、『危機』は買い直さなければならなくなること必至。(苦笑) このリマスター盤で久しぶりに聴き直すと、クリス・スクワイアのベースが圧倒的な迫力だ。
2009/11/22
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ついついまたユニオンに行ってしまった、…ので、当然何枚か中古CDを買ってしまった。(苦笑) で、夜はそれを聴いた。●ドナルド・バードの『BYRD IN HAND』 この人のリーダー作は人気盤『FUEGO』しか持っていなかったので、他のものも聴いてみたかった。これは『FUEGO』のほんの数ヶ月前の録音。 ポストブラウニーと言われただけあって、颯爽としたプレイで内容はもちろんかなり良い。編成面での特徴はペッパー・アダムスのバリトンサックスがいること。●ケニー・バレルの『ON VIEW AT THE FIVE SPOT CAFE』 この人のリーダー作も今まであまり持っていなかったが、コルトレーンとのコラボアルバムがあったり、先日聴いたケニー・ドーハムのライヴにもゲストで出ていたりと、いろいろなところで耳にしていた。 タイトル通りファイヴスポットでのライヴで、原題の名義は‘WITH ART BLAKEY’となっており、ブレイキーのドラムをバックにケニー・バレルが、ウェスともグラント・グリーンともまた違ったブルージーなフィーリング全開で弾きまくる。
2009/11/22
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長女が出る吹奏楽のアンサンブルコンテストを家族で観に(聴きに)行った。 その出番が3時過ぎだったので、それに合わせて会場に向かう車の中でジャズを聴いた。 で、J.J.ジョンソンの『THE EMINENT』。 元々は三つのセッションを2枚に分けて出していたようだが、私が持っているのは先日のケニー・ドーハムのライヴ同様‘完全盤’と銘打っていて、各セッションごとにまとめた上に、没テイク等もおまけに付けて2枚組にしたもの。 どのセッションもわくわくするようなメンツ(クリフォード&M.J.Q.!ミンガス&ウィントン・ケリー!ホレス・シルヴァー&ハンク・モブレイ!)の顔合わせになっており、それらを向こうに回して主役のJ.J.がトロンボーンとは思えないスピードで吹きまくる。 あまりにご機嫌な演奏に魅せられて、夜もまたこれを聴き直した。
2009/11/21
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今日は出張から一旦帰宅した後、先々週の学年PTAボウリング大会を企画した役員さん方の打ち上げがあったので、夜再出動。 このメンツだと去年の経験では3時間くらい飲んだ後カラオケに流れるんだろうと思っていたのだがとんでもない、飲み放題を付けて5時間ダラダラと飲み続けた。 それでも、私にしては意外と大丈夫だったのは、所詮チェーン店系の居酒屋だったので、酎ハイやサワーといったアルコール類がかなり薄~く作ってあったからだと思う。(苦笑) で、帰宅後、枕元のMDラジカセで一応ジャズ(?)を聴こうと試みたが案の定速攻で寝た。 ちなみに、かけたのはウェザー・リポートの1st。 リーダーのザヴィヌルの他、ショーター、ヴィトウスらジャズ畑のメンバーが組んだグループなので必ずジャズの文脈で語られるものの、繰り出される音楽ははっきり言ってまったくジャズではないと思う。しかもこの1stはフュージョンですらない独特なものだ。強いて例えるなら、ソフトマシーンの『6』あたりのサウンドに近いかなぁ?もちろん、これはこれで大好きなので、たまに無性に聴きたくなる。 とりあえず1曲目が「MILKY WAY」だから夜には合っていたはず。
2009/11/20
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おっかなびっくり(死語!)ではあるが、酒が飲めるようになって徐々に調子が出てきたので、 今夜は、ちょっと前に中古で見つけてからすっかりお気に入りとなった、ベン・ウェブスターの『SOULVILLE』を聴いた。 豪放なキャラだが、既に円熟期に入っていた時期のこのアルバムでは、豪放磊落系という点では同じくくりと言えるテナーマンのソニー・ロリンズのようにバリバリ吹くのではなく、じっくりしっとり聴かせる実にブルージーな味わいで、ひとフレーズごとにしびれまくる。 こういったフルボディのワインのごとき重量感あふれるブロウは、秋の夜長ばかりではなく、とにかく酒が似合う。
2009/11/19
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やっと今日になって体調も大分マシになってきた感じがする。思えば、木曜の夜に見切り発車しなければこんなに長引かなくて済んだのかも知れないが…。(苦笑) で、久しぶりにわりとちゃんと晩酌をした後、ボビー・ティモンズの『THIS HERE』を聴いた。 この人はファンキージャズの名曲を何曲か生み出しており、このアルバムではそれらをセルフリメイク(?)している。ホーン入りのコンボではなく、ピアノトリオで聴くシンプルな「THIS HERE」や「MOANIN'」は、また違った趣があっておもしろい。 ところで、「DAT DERE」という曲のタイトルはつまり「THAT THERE」ってことで、「THIS HERE」のセルフアンサーソングというか、セルフパロディ的なものなんだろうなぁ。キャノンボールのところでやったのと比べると、ゴリゴリの音圧はないため当然かなり印象が違うが、ファンキーなノリは充分伝わってくる。 その他にも「LUSH LIFE」、「MY FUNNY VALENTINE」、「降っても晴れても」といったスタンダードナンバーも取り上げていて、名曲揃いだ。
2009/11/18
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ぼちぼち晩酌してもいいかな…という程度の微妙な回復をしつつあるので、ここで油断せずとっとと寝てしまえと、 枕元のMDラジカセでジャズを聴きながら寝た。 で、ケニー・ドーハムの『'ROUND ABOUT MIDNIGHT AT THE CAFE BOHEMIA~カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』。 ケニー・ドーハム名義になっているが、J.R.モンテローズらと結成したジャズ・プロフェッツというバンドのライヴ。4ステージやったようで、2ステージ目からはギターのケニー・バレルも加わっている。 私が持っているのは元々出ていたかたちではなく、‘完全盤’として実際に演奏した曲順に並べた2枚組。 ジャズ史上にはキラキラした音色で天空を飛翔していくように吹きまくる天才肌のトランペッターが何人かいるが、この人の場合は、くぐもったトーンで訥々と歌心あるフレーズを奏でている印象があって、これがまた秋の夜長に合う。 とは言っても、冒頭に書いたように寝入りばなに聴いたため、せっかく2枚組になっているのに、1枚目の、それも途中で寝てしまって、最後まで聴けていない。(苦笑)
2009/11/17
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県民の日を含めた3連休中、努めてのんびりとしていたにも関わらず、なかなか体調が回復しないが、そのおかげでジャズはかなり聴けている。 で、今夜はグラント・グリーンの『FEELIN' THE SPIRIT』を聴いた。 このタイトルを最初ジャズの紹介本で見かけた時、「~スピリット」などと言う時のスピリット、つまり「~魂」とか「~精神」といった意味で使われるアレだと思っていた。 が、実際にこれを中古で見つけて買ってライナーノーツを読んだところ、「スピリチュアル」というジャンルの音楽の名曲ばかりを取り上げたことからつけたタイトルだと知った。とは言っても、その「スピリチュアル」という音楽自体のこともいまだによく分かっていない。(汗)ゴスペルとは違うらしいのだが。(謎) ともかく、このアルバムではグリーンがその「スピリチュアル」とやらを題材に、短音でホーンライクに弾きまくっており、ウェスのような超絶さは感じないものの、いわゆるギタリストとしての「スピリット」が充分感じられる。もしかしてこのタイトルってダブルミーニングなのかも。 なにげにピアノがハービー・ハンコックで、地味にバッキングを務めながら、時折しっかりとイイ感じのソロを決めていたりする。さすがだ。
2009/11/16
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昼間は昨日買った3枚のジャズのCDをまた聴いて過ごしたが、夜は夜で別のものを聴いた。 で、今夜はデイヴ・ブルーベック・クァルテットの『MY FAVORITE THINGS』。 ほとんど名盤扱いされることはないであろう全然知らないアルバムだったが、コルトレーンで有名なスタンダードナンバーの、「そうだ、京都へ行こう」のテーマのフレーズをデズモンドヴァージョンで聴いてみたいと思い、一応買ってみたのだが…、なんと肝心の表題曲はデズモンド抜きのピアノトリオで演奏されていたので肩すかしをくらった感じで、その後棚にしまい込んでしまっていた。(苦笑) それでも、今日改めて聴いたところ、その他の曲ではもちろんしっかりデズモンドのアルトが聴けるし、全体としてこのグループならではの軽やかなサウンドがとても心地よく、秋の夜長にはなかなかイイ感じだった。
2009/11/15
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市民文化芸術フェスティヴァルと銘打ったイヴェントの一環として、地元出身の画家の展覧会をやっていたので見に行った。 『北澤茂夫展-テンペラと油彩による幻視風景-』 幻想的もしくは神秘的な絵ばかりで、強いて他の画家の作風に例えるなら長岡秀星みたいな感じ?くだらない妄想をしてしまって申し訳ないが、プログレのアルバムジャケットとか描くとはまりそう。こんなすごい絵を描く人が地元にいるなんてまったく知らなかった。
2009/11/15
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ディスクユニオンでジャズ以外に、国内のバンドの中古CDも1枚だけ買った。●アナログフィッシュの『日曜日の夜みたいだ』 インディーズ時代の5曲入りミニアルバム。メジャーから出し直したアルバムに2in1のかたちで全曲収録されているためそちらでさんざん聴いていたが、中古で安く見つけてしまったので、完全にコレクター的スタンスで買ってしまった。 健太郎くんが坊主頭?!州がメガネなし?!内容よりむしろジャケ写がレアだ。(笑)
2009/11/14
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昨日は自業自得でほとんど寝たきりだったが、今日はディスクユニオンに繰り出し、ジャズの中古CDを3枚買った。で、夜はもちろんそれらを聴いた。●チャールズ・ミンガスの『OH YEAH』 なんと本人が弾いているのは本来担当するベースではなく、さほど得意とも思われないピアノだが、この人にとってはバンドのメンバー自体が楽器のようなものだから、濃厚で凶暴なサウンドがしっかり炸裂している。ところどころで本人がタイトル通り「オー、イェー!」とがなる声がまた凶暴さに拍車をかけていて、しびれる。●ハンク・モブレイの『NO ROOM FOR SQUARES』 2つのバンドの演奏を収めたアルバム。一方はまたまたリー・モーガン、もう一方はドナルド・バードを相方に、ハンクがいつものようにファンキーに吹きまくっている。上のアルバムがミンガス節なら、こっちもまさにモブレイ節。 ちゃんとした意味は知らないが、タイトルがなんとなくチョイ悪な感じでかっこイイ。●ウェザー・リポートの『BLACK MARKET』 最近になって徐々に、と言うかやっとこのバンドにはまりつつある。まだジャコの参加している曲は2曲だけだが、既にしっかりとザヴィヌルの志向する楽園サウンドが確立している。ジェネシス好きの私としては、ドラムがチェスター・トンプソンなのも嬉しいところだが、これが秋の夜長に合うかというと微妙。
2009/11/14
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県民の日につき休みをとったものの、昨夜の飲み過ぎがたたってほぼ病人状態で、半日はぐったりと寝て過ごした。 そのおかげで(?)、夜長を待たずに昼間からうとうとしながらジャズのアルバムを何枚か聴くことができた。 その中の1枚、アート・ペッパーとジョージ・ケイブルスの『GOIN' HOME』。 アートのラストレコーディングとなったこの作品は、アルトとテナーの違いこそあるが、奇しくも同じ白人のサックス奏者スタン・ゲッツの遺作『PEOPLE TIME』と同様、ピアニストとのデュオ。 冒頭の表題曲あたりを聴いていると、まさに白鳥の歌といった趣で、心に迫るものがある。
2009/11/13
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微妙な体調不良がしつこく続くので3日ほど禁酒していたが、もはや我慢できず見切り発車で同僚と飲みに行ったら、例によって記憶がなくなるほど飲み過ぎてしまったため、帰宅後ジャズをじっくり聴けるような状態ではなく、日にちが変わってから風呂に入りながら聴いた。 以前次女が「無人島アルバム」に選んでいた気がするオスカー・ピーターソンの『GIRL TALK』。もちろん私にとってもかなりの愛聴盤で、折に触れて聴いている。 ピアノには的確な表現ではないかもしれないが、それでもつい‘ハードドライヴィング’というフレーズを使いたくなる豪快なプレイで、何度聴いてもしびれる。
2009/11/12
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相変わらず体調が本調子ではなかった‘ポッキー&プリッツの日’の夜もジャズで締めた。 で、リー・モーガンの『LEEWAY』。 この人のリーダー作では、ワンホーンで吹いた前作『CANDY』が一番人気の印象がある。本人のプレイばかりがたっぷり聴けるわけだから、それももちろん納得だ。 だが、複数のプレイヤーがソロの応酬を繰り広げるのもまたジャズの醍醐味なので、そういった意味ではこのアルバムも、数日前に聴いた『PECKIN' TIME』と同様に最高。 『PECKIN' TIME』はハンク・モブレイとの双頭体制だったが、ここではジャッキー・マクリーンを相手に、丁々発止のやりとりを繰り広げている。 さらにこのアルバムは、その他のメンバーも豪華で言うこと無しのため、ここ数日聴いてきたアルバムの中では比較的ちょくちょく聴いていたが、秋の夜長を利用してまた聴いてしまった。
2009/11/11
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体調は幸い思ったより悪くならず、昨日よりちょっとマシな感じではあるが、一応今夜もアルコールは控えた。 で、また晩酌抜きとなった夕食時に何枚か候補を提示して、次女に選んでもらったソニー・ロリンズの『ON IMPULSE !』。 これはかなり前に買ったものの、実はあまり聴いておらず、本当に久しぶりに聴いた。 その理由はきっと、1曲目の「On Green Dolphin Street」の印象があまりよくなかったからだと思う。 有名なスタンダードナンバーをロリンズらしからぬダウナー(?)なノリで、崩して吹いていて、テーマ部分が出てきても一瞬この曲だと気づかなかったりする。インパルスに移籍したから新境地を切り開こうと、敢えて持ち味とは違った雰囲気で吹いたのだろうか? とにかくそれが、例えばプレスティッジ時代の『サキコロ』や、コンテンポラリー時代の『WAY OUT WEST』のような豪放磊落なブロウを期待していたその時の私にはヒットしなかったのだろう。 だが、改めて聴くとやはりこれはこれで良い。繰り出すフレーズの雰囲気は違っても、あのぶっといテナーの音色は紛れもなくロリンズだし、3曲目以降はしっかりこの人らしいノリがあるし、バックのレイ・ブライアントもかなり調子イイし。 と言うわけでこのアルバムも、「秋の夜長を利用してしばらく聴いていなかったジャズのアルバムを連日改めてじっくり聴き直し、その魅力を再発見しよう」という今回の企画の意図に無事うまくハマった。 …ってか、そんなコンセプトだったのか?完全に後付けだな。(苦笑)
2009/11/10
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微妙に体調を崩し気味のため珍しくアルコールを控えたが、一応ジャズは聴いた。 レッド・ガーランドの『WHEN THERE ARE GREY SKIES』。 一時期なぜか次女がレッド・ガーランドが好きだと言うので、何枚か立て続けに買った中の1枚。 この人のプレイは大体パターンが決まっていて、どれを聴いてもほとんど印象は変わらない。地味と言えば地味だが、小粋な感じでもあるし、なにより重くないから邪魔にならず、本を読んだり絵を描いたりと何か他のことをしながら流しておくには最適。そのスタイルをカクテルピアノと揶揄することもあるらしいが、私はけっこう好きだし、かえって聴ける状況は多かったりする。 プレスティッジ最後となるピアノトリオでのこのアルバムはひときわ地味で、まさに秋の夜長向き。
2009/11/09
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昨日の保護者の方々とのボウリング大会で張り切り過ぎてしまい、全身ぐったりだったにも関わらず、今日は今日で模擬試験の監督があった。元々は一週間前に実施する予定だったのに、例の新型インフルエンザで学級閉鎖になってしまったクラスが二クラスも出てしまい、今週に延期になったため、たまたま連日の休日出勤となってしまった次第。(苦笑) そんなわけで、夜は日本シリーズの第7戦もなくなったため、酒を飲んでとっとと寝てしまうつもりだったが、しっかりジャズは聴いた。 ジャッキー・マクリーンの『RIGHT NOW !』。 昨夜のジョニー・グリフィンのアルバム以上に特に有名な盤ではなく、バックもそれほどのメンツが揃っているわけではないので、やはりなぜ買ったのかよく分からないが、内容は相当かっこいい。激しく吹きまくる曲はもちろん、2曲目のような静かな曲もグッと来るものがある。 実はこの人のリーダー作は数枚しか持っていないが、このアルバムを聴いていると、他もいろいろ聴いてみたくなってくる。
2009/11/08
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昼間はPTAの行事で保護者の方々とのボウリング大会~昼食会と、微妙に休日出勤モード、帰宅後は日本シリーズ~『すべらない話』とテレビ三昧。そして締めくくりはジャズ。 今夜はジョニー・グリフィンの『WAY OUT !』。 ジャズを聴き始めた頃、とにかく名盤と言われるアルバムをその筋の紹介本でチェックし、中古で探しては買いあさり聴きまくっていた。 それなのになぜか、それほど紹介されたり推薦されたりしていないこれを買ってしまった。どうしてコルトレーンやロリンズクラスの巨人扱いはされないこの人の、代表作でもないこれを買ってしまったのか、自分でもまったく意味が分からない。 しかもその頃は、マイルスやコルトレーンやモンクやドルフィーといったやたらとキャラの濃い、ある意味ジャズから逸脱したようなプレイをする人ばかりを好んでいたので、いよいよなぜこのアルバムを買ったのか分からない。 でも、何年もジャズを聴き続け、いろいろなタイプのジャズに耳がなじんできた今、かえってこういったプレイがしっくり来るようになった。 個人的な思い入れの部分では、今でもコルトレーンなどの方が圧倒的だが、少なくとも『ASCENSION』や『LIVE IN JAPAN』よりは、ジョニー・グリフィンのこのアルバムの方が聴きたいと思う状況は多い。 で、秋の夜長に晩酌しながらのんびりしたい時には、当然こちらを選ぶことになる。
2009/11/07
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忘年会の余興の打ち合わせ第2弾として同僚と夕飯を食べに行き、もちろん私はしっかり飲んだ。 その帰り道に聴いたのは、デクスター・ゴードンの『OUR MAN IN PARIS』。 この人はコルトレーンやロリンズにも影響を与えるほど昔から活躍していたテナーマンだったが、ずっと薬物でダメだった時期があったそうで、これは復帰後、タイトル通りパリで吹き込んだ名盤。 これも実はかなり久しぶりに聴いたのだが、改めてジャズだなぁ&男だなぁと、しみじみ思った。 で、この人が主演した、ほぼフェイクドキュメンタリー的なあまりにもリアルなジャズ映画『ラウンド・ミッドナイト』も久しぶりに見たくなってしまった。
2009/11/06
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松井秀喜が大爆発してメジャーリーグ史上にその名を残した記念すべき日の夜に、ジェリー・マリガンの『NIGHT LIGHTS』を聴いた。 ジェリー・マリガンは、でっかくて重そうなバリトンサックスという楽器を軽やかに吹く人だが、このアルバムはタイトルのイメージから全体的にしっとりとしたムードでまとめている。もしかしてトータルコンセプトアルバムなのか? とは言っても、タイトル曲ではバリトンサックスではなくてピアノを弾いており、それを初めて知った時はちょっと驚いた。まぁ、演奏自体は「ふ~ん、ピアノも弾けるんだぁ」という程度のものではあったが、充分「夜」のイメージを醸し出している。 その「夜」が、元々秋のイメージだったのかどうかは知らないが、とりあえず秋の夜長に非常にしっくりくるサウンドだ。
2009/11/05
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ロッテの出ていない日本シリーズではあるが、アンチジャイアンツでパリーグびいきの私は、ついつい日ハムを応援するモードで、毎晩しっかり見ている。 それにしても、グライシンガー、ゴンザレス、オビスポと先発を並べ、最後はクルーンで締める投手陣ってどうなの?などと疑問に思う人は巨人ファンの中にいないのだろうか? とは言え、原監督になってから育ってきた巨人の若手には良い選手がいるなぁとも思ったりして。つまり、生え抜きを大事にしたチーム編成の方がやっぱり応援したくなるわけだ。だから弱くてもロッテが好き。 で、今日はウェス・モンゴメリーの『SO MUCH GUITAR !』を聴いた。 ベースレスのオルガントリオやウィズストリングスなど、どのような形態でもウェス本人のプレイは常にすばらしいが、このアルバムはピアノ、ベース、ドラムのリズム隊にコンガを加えたオーソドックスな編成で最高の演奏を繰り広げている。 モダンジャズ史上、ギタリストで偉大なる巨人と言われる人は、サックス奏者やピアニストと比べると数えるほどしかいないが、とりあえずウェスはその一人…というか、その中の頂点にある人だ。
2009/11/04
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文化の日なので文化的なことをやろうと思ったものの、結局いつものようにパソコンで絵を描いた程度だった。 昼間はワールドシリーズ、夜は日本シリーズを見ながら描いていたが、試合が終わっても絵は仕上がらず、その後はジャズを聴きながら描いた。 で、今夜聴いたのはチャーリー・パーカーの『SWEDISH SCHNAPPS』 バードはモダンジャズ史上最も偉大な巨人に違いないが、座を正して真剣に聴くようなスタンスではなく、もっと日頃からガンガン流して聴いていたいと常々思っている。そんな聴き方はこの天才に対して失礼かと言うと全然そんなことはないのではなかろうか。たとえ何かをしながらB.G.M.的な聴き方をしたって、どうせ随所で「マジ、スんゲぇ。ハンパねぇ」って思って聴き惚れることになるだろうから。実際今日もそういう瞬間が何度もあったし。 …と言うわけで、絵が完成したので本館のトップを変更し、そこはかとなく秋っぽい雰囲気を醸し出した。 このブログのトップ同様、以前描いた絵の焼き直しだが、当時とは自分のスキルがかなり違うので、多少複雑なこともできるようになり、以前不満だった点はほぼ解消された。
2009/11/03
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ここのところ、しばらく聴いていなかったジャズのアルバムを毎晩のように久しぶりに聴いている。 今夜は、ビル・エヴァンスがフルート奏者のジェレミー・スタイグと共演した『WHAT'S NEW』。 フルートというと私は、ついつい軽やかでソフトな音色をイメージしてしまうが、ここでのプレイはエッジが立っていて、かなり鋭角的な感じがする。 で、それに煽られてか、エヴァンスもいつになく早くてシャープ。(もちろんスローな曲もあるが) 秋の夜長にはエヴァンスの持ち味であるリリシズムがはまるのは間違いないが、それと対極にあるようなこのアルバムでのプレイもまたかっこ良くて全然アリだなぁ。
2009/11/02
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妻のギター仲間からお誘いがあって、近隣でやるジャズのコンサートを見ることができた。 「THE POWERHOUSE - BIG BAND JAZZ LIVE」と題された、元々はそれぞれに活動しているらしい人たちによる18人編成の合同バンドだった。 基本的に2部構成で、まず1部ではカウントベイシーの曲などをどんどん繰り出し、途中ちょっとトロンボーンだけのアンサンブルやヴァイブ入りのコンボのコーナーを設け、2部の後半はフィル・コリンズやアース・ウィンド・アンド・ファイアーといったポップスで盛り上げた。 私はジャズといっても通常はコンボものしか聴いていないが、こういったビッグバンドもかっこ良いと思う。 ところで、メンバーの中に、小~中~高と同級生だった人がいてビックリ。そう言えば彼は中~高とずっと吹奏楽部でがんばっていたんだった。まだその筋で活動を続けているとは大した奴だ。
2009/11/01
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