TomoKunのアドバイザー日記
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以前、電気用品取締法で規制されていた電気器具が、規制緩和の名の下に、5年前に施行された電気用品安全法により、規制対象になっている。対象商品は、電気器具、電子楽器など、電気を使う商品全般。そこで、問題になっているのが、「PSEマーク」の有無である。PSEマークというのは、電気用品安全法に基づく、検査に合格した製品につけられるようになったマーク。実は、PSEのほかに、ガス機器にはPSTGマーク、PSLPGマーク、消費生活用製品安全法に合格した製品にはPSCマークというのがつけられているのはご存知だろうか。このマークがつけられていない製品は、製品安全上問題がある、ということなのだ。ところが、この電気用品安全法に基づく規制、いわゆるPSEマークについては、5年間の周知徹底期間を終える今年4月を前に、非常に問題になっている。なぜなら、PSEマークのない製品を販売できなくなってしまうのである。以前は電気用品取締法において、厳しい規制がなされていたので、PSEマークがないからといって、安全が確保されない、ということはなかった。「丸テマーク」や「三角テマーク」という、旧法上の規制は、今のPSEよりも厳しかったのだ。それが、PSEがないから、という理由で販売不可能になるというのは、合点がいかない話。しかも、楽器類、リサイクル可能な電化製品も販売できなくなってしまう事態は、昨今のリサイクル意識を削ぎかねない危険性がある。経済産業省の英断、つまり、電気用品安全法の全面的見直しを求める。
2006年03月15日