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勝浦の街を散策していると、神社を見つけました。遠見岬神社(とみさきじんじゃ)勝浦の鎮守様です。公式サイトがあり、それによりますと、古より続く古社で、もっとも古い記録として、1200年近く前の835年に修繕をしたという記述が残っているそうです。社務所、授与所があり、現在も有人の神社です。絵馬の数に、信仰の篤さがわかりますね。町の人たちの寄付による灯篭がずらりと並び、夕暮れになると、遠方からでもよく見えます(それで気がつきました)。道がほぼ真っすぐ伸びています。この道が、前回ご紹介した県道勝浦港線。大多喜街道(国道297号)からまっすぐきた道は、県道勝浦港線となってこの神社に突き当たるようになっています。突き当りで右折(画像では左方向へ)進むと勝浦の港。市原の方から大多喜街道を歩いてきた古の旅人や商人が、旅の無事をここで祈ったのかなと想像します。階段はここで終わりかと思いきや、右に折れてなお登ります。ここにも灯篭が並んでおります。この階段を登りきると、眼前には勝浦の町と港が一望です。トワイライトタイムに移ろう空の下、町の各家々に灯りが点りはじめ、1日が無事に終わりを迎えつつある安堵の空気が漂っている気がしました。周囲には高い山がなく、入り江の漁師町が大きくなった様子がわかります。左隅に見えるビルは前々回ご紹介した勝浦海上保安署と勝浦シーパークホテル三日月ですが、右側の山際にあるビルは何だろう?現地ではてっきり市役所だと思っていましたが、帰ってからマップと照らし合わせると、病院のようです。遠くからでもはっきり目立つ建築ですね。で、階段はこれで終わりではありません。後ろを向くと階段があり、その先に鳥居があります。いよいよ、一番上まで登れそうです漁師町を散策したい千葉県勝浦市街地のホテル・旅館 三日月イン三日月シーパークホテル勝浦(旧勝浦ホテル三日月)海味の宿 ひのでや旅館 松の家ゴールデンウィーク期間中は、全国旅行支援は「休止」ですからご注意ください。遠見岬神社のご紹介、2回に分けますね。以下、次 回!
2023年04月29日
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屈指の漁港「勝浦漁港」を散策した後は、町の方へ入ってみました。浜の雰囲気。「県道勝浦港線」「浜勝浦」と、港町らしい標識で気分が上がります↑千葉県道246号で、勝浦港を起点とし、勝浦の街中だけを通る800m強の短距離路線だそうです。「浜○○」という地名や駅名(昔、貨物駅に多かった)は、太平洋側に多いような気がします。東北の日本海側にはあるのかな?千葉県道246号勝浦港線、この先左折し、国道128号および297号とぶつかる交差点で終点となります。勝浦駅までも延びていない短距離路線です。県道から分かれる整備された脇道があったので、そちらに進んでみると、右手の斜面に灯りが点った灯篭の列があるのが目に入りました。ファンタスティックな空気を感じ、行ってみることにしました車では見逃す絶景が待っているかもしれないですね今日は区切りの良いところで、ここまで。以下、次 回!
2023年04月27日
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今宵は勝浦の町に投宿しました。先にチェックインを済ませ、荷解きしてから散歩に出掛けました。知らない街を歩くのって、ワクワクします!勝浦市は、お魚の水揚げで有名な町。勝浦市役所やJR勝浦駅がある集落は広くはなく、駅から徒歩5分少々で港が見えてきます。 駅から徒歩2~3分。外房の動脈ながら、昭和の国道の面影を残す国道128号線を渡ります(青信号が国道)。渡ってなお進むと、まもなく勝浦港です。その勝浦港には、大きな観光ホテルがあります。三日月シーパークホテル勝浦さん。客室数186室を誇り、温泉のほかに「スパ」も備える一大観光ホテルです。蘇鉄が南国ムードを出してますね。勝浦でホテルと言ったら、真っ先にコチラを思い浮かべる方も多いことでしょう。なお、以前は「ホテル三日月」(木更津にありますね)のグループでしたが、現在は三日月グループを離脱して別企業の運営になっているそうです。三日月シーパークホテル勝浦(旧勝浦ホテル三日月) 三日月シーパークホテル勝浦のすぐお隣(駅側)に、勝浦郵便局があります。もう閉まっている時間だったので立ち寄りませんでしたが、風景印とかいかがでしょうか。 三日月シーパークホテル勝浦の向かいには市営駐車場がありました。「墨名市営駐車場」。「墨名」と書いて「とな」と読むそうです。字名のようでして、難読地名ですね。後で調べてみると、無料だそうです。勝浦朝市の時に便利だということです。※勝浦市街地の市営駐車場は、国道128号線沿いにもう1か所あるそうです※三日月シーパークホテル勝浦の駐車場は別途用意されています 外房の海の安全を守る、海上保安庁勝浦海上保安署。千葉海上保安部…ではなく、銚子海上保安部の出先になるそうです。千葉の海は、内房と外房(東京湾と太平洋)とで海保も管轄が分かれているのですね。「勝浦海上保安署のご案内」(海保公式サイト)に掲載されている管轄図によると、千葉海保と銚子海保の管轄境界は関東最南端の地「野島崎灯台」のようです。 海上保安署の先が、勝浦漁港となります。規模はそこそこありましたが、「漁港」です。太公望たちの竿がズラリ圧巻鰹(かつお)のなまり 1節入り(10パックセット)価格:6,350円(税込、送料無料) (2023/4/25時点)楽天市場出店「ちばの地魚」さん 取扱高が多い漁港なので、設備も大型。勝浦漁港は特にカツオの水揚げが有名で、1990年には日本一になったことがあるそうです。カツオの他、イセエビ、カジキ、アワビ、サザエがこの漁港の看板だそうです。(参考:勝浦漁協公式サイト・Wikipedia「勝浦漁港」) 釣り人がずらり並ぶ先には、先ほどご紹介した「三日月シーパークホテル勝浦」さん。お部屋からの朝日の眺めはさぞ絶景でしょう。(…これでお察しかと思いますが、今回は別の宿に宿泊)続いて、港に面した集落へ。すると、斜面に灯篭が光っているのが見えたので、吸い寄せられるように行ってみました以下、次 回! 千葉県・勝浦漁港で釣りを楽しむには、時間帯などいくつかの制限があるそうです。勝浦漁協の公式サイトに掲載されているので、お出かけ前にご確認ください。
2023年04月25日
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房総・外房線勝浦駅に「特急わかしお11号」で到着し、まずは駅の中を見て回っています。再度確認しますが、千葉県の勝浦駅です。他県の「勝浦」とつく駅(紀伊勝浦駅)とは間違えないで下さい(宿の予約で間違う人がたまにいるらしい)。「JR東日本パスで2泊3日の鉄道旅」第1回はこちら「勝浦駅その1」はこちら※写真は、到着時(夕方)撮影したものと、翌朝撮影したものがあります。勝浦駅は「南口」と「北口」があります。メインは「南口」。JRの駅構内図には「南口」「北口」との表記がついていますが、現地にはそのような看板はなかったような?? 前回もご紹介した、南口の階段です。 その階段の上から駅前を見下ろし。小ぶりながらもロータリーがあります。階段を降りるとすぐ、漁協の直売所。この時間はもう閉まっていました。階段を降りて直進するとバス乗り場です。 小湊鉄道の路線バスが主に発着しています。高速バス(安房小湊・御宿~東京)「勝浦駅前」の乗り場はロータリー内にはないので注意!デイリーヤマザキと魚民の間の通りを港の方へ進んだ歩道上にあります。 この先に高速バス停。右の植え込みは駅ロータリーの植え込みです。ちなみに、ここのデイリーヤマザキが勝浦駅に一番近いコンビニです。駅に売店がない今、食べ物はこのデイリーで買っておきましょう。 ロータリーの反対側から見たの図。ロータリーの車路は勾玉型(?)になっていて、入口と出口が隣どおしですが一方通行です。 中央の変なタワーは、観光名所「かつうら海中展望塔」をイメージしているらしいです。その「かつうら海中展望塔」は、隣の鵜原駅から歩けるところにあります。(勝浦駅からバスで行くことも可能) ロータリーの向かい側にはペコちゃんの不二家洋菓子店がありました。漁師町にすげーと思いましたが、関東では結構店舗数が多いようですね。他の地方では、1県に数店舗だけ、ショッピングセンターにあるケーキ屋という印象が強いです。 外房線複線記念碑がありました。といっても、勝浦駅の安房鴨川方は単線で、蘇我方も複線なのは隣の御宿駅までです。輸送力増強というよりも、1駅間丸ごと信号場みたいな感じですが、それでも複線になったのが嬉しかったのでしょう。 一部かすれて読みにくいですが、複線になったのはJRになってからなんですね。一部地元負担と読めますから、「請願駅」ならぬ「請願複線化」でしょうか。 同じ並びにはSLの動輪も。こちらは無煙化記念かな? いや、往年の活躍を偲ぶ記念物でした。鉄道OB会が設置者です。「平成9年」とあるので、この動輪は他所から移転してきたのでしょうかね? 【ふるさと納税】西京漬け詰め合わせ(12パック)【配送不可地域:離島】【1005681】 【ふるさと納税】干物特選セット【配送不可地域:離島】【1007248】 さてさて、勝浦駅北口を見てみましょう。改札口を出て右手すぐのドアを開けて進みますと・・・ 屋根のない歩道橋になっております。留置線を跨いでいます。 階段を降りると、そこは住宅街。以上、終了です。ロータリーなどはありません。観光客は用がないでしょう。なお、北口側にはエレベーターもありません。 暮れなずむ勝浦駅を眺め、勝浦駅探訪を〆ます観光特急に観光ホテルを絡めまして、観光地の駅らしいショットになったかな?以下、次 回! 千葉県・外房線(特急わかしお)勝浦駅 利用のポイント(2023年春時点)・首都圏Suicaエリア内です。都内からでもSuicaで来られます・わかしお号、新宿わかしお号が全列車停車します・みどりの窓口か指定席券売機で特急券が買えます・駅構内に売店はありません。飲料自販機はあります。 ※駅前ロータリーの近傍にコンビニ(デイリーヤマザキ)があります・ロッカーは交通系ICカード(Suicaなど)専用です・メイン出口は南口です。案内看板では「出口」とだけ表示されています。・バス停も南口です・高速バスのバス停は少し離れています
2023年04月23日
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わかしお号に乗って、外房線の勝浦駅に到着しました。ホームの様子は前回ご紹介済みで、今回は駅舎の中をご紹介します。※撮影順と掲載順が前後しますがご了承下さい(実際は、先に改札内を見てから出場しました)他県の「勝浦」とつく駅と混同しないようご注意ください。ここは千葉県。「JR東日本パスで2泊3日の鉄道旅」第1回は→こちら 勝浦駅は橋上駅舎になっています。出入口は「南口」「北口」があり、「南口」が街の中心部に向いた出入口で、バス停なども南口側にあります。エスカレーターはなく、改札外のエレベータは南口にのみあります。階段の右側を奥に進むとあります。(この画像は拡大できます) 階段に描かれている、目を引くイラストは、勝浦の魅力を地元の中学生たちが描いた作品。お雛様とお内裏様のお顔が妙にリアルですねでは、階段を登った先のコンコース・改札前を見てみましょう! 改札外のコンコースはさほど広くはありません。南口~北口の通り抜けができますが、あくまでも「駅舎」なので、夜間は施錠されるということです。きっぷうりばは南口側から順に、近距離用の券売機、指定席券売機(話せないタイプ)、みどりの窓口。周辺の駅ではみどりの窓口の閉鎖が進んでいるようですが、勝浦駅には残されています。定期外乗車・特急券発券が多いからかな?Suicaエリア内ですが、多機能券売機(黒色の券売機)はありません。 勝浦駅からの普通運賃表。東京方面では新八柱、小岩、葛西臨海公園までが100km以内。東京(東京山手線内)は101km~120kmの区間となりますが、東京近郊区間なので途中下車はできません(下車前途無効)。 改札口は1か所ですから、迷うことはありません。自動改札(Suica対応)3通路、有人1通路。特急に乗下車する場合は、乗車券のみ投入(またはSuicaタッチ)します。東京駅の在来線改札も「乗車券のみ投入」でした。ただし、駅(エリア?)により異なると思いますので、改札機を通るときに確認しましょう。例:「きっぷは2枚まで」などと表示の場合は特急券も投入新幹線の自動改札は例外なく特急券も投入(枚数制限はある)なお、車内検札がありましたので、きっぷに穴があいていないからといって特急券の不正使用(繰り返し使用)はしないように。以前は改札左側にキオスクがあったそうですが、今はありません。 改札の向かい側には待合室と、スタンプや記念パネルの類が設置。 コインロッカーロッカーは、南口の階段上にあります。交通系IC支払い専用です。さて、改札内を見てみましょう。改札内も構造はシンプルです。 改札を入って右手が1番線への階段・エレベーター。また、ここにトイレがあります。勝浦駅の駅舎内で一般用の化粧室は、改札内のここだけです(駅前ロータリーには有り)。B.B. BASE歓迎の顔出しパネルは、なかなかリアルに出来ています。記念撮影時には向かって右側に中腰で立つと、運転士みたいに写るのでオススメ 勝浦の名物催事は「かつうらビッグひなまつり」。例年2月~3月の2週間ほど開催されるそうで、訪問日の3月7日には残念ながら終わっていましたが、駅では立派な七段飾りで観光客をお出迎えしています。ここも記念撮影に良いですね(自動改札なので、下車後に滞留していてもOK)左手に、2・3番線への階段とエレベータ。蘇我方、安房鴨川方とも2・3番線を使用している時間帯が多いようです。(わかしお11号~安房鴨川方面ゆき普通は対面乗換えであった) 改札内から改札口を見た図。出口の案内が南口方向のみを指しているのが特徴的です。なぜなら、北口は階段のみで、出ると住宅街(次回詳しく)。観光客の皆さんは、矢印に従って南口へ。~外房の漁師町に泊まる~千葉県 勝浦の宿三日月シーパークホテル勝浦(旧勝浦ホテル三日月) 旅館 松の家 黒潮の宿 臨海荘 三日月イン 勝浦駅から徒歩で行ける宿の中から選びました千葉県・外房線(特急わかしお)勝浦駅 利用のポイント(2023年春時点)・首都圏Suicaエリア内です。都内からでもSuicaで来られます・わかしお号、新宿わかしお号が全列車停車します・みどりの窓口か指定席券売機で特急券が買えます・駅構内に売店はありません。飲料自販機はあります。駅前ロータリーの外れ(構外)に「デイリーヤマザキ」があります・ロッカーは交通系ICカード(Suicaなど)専用です・メイン出口は南口です。案内看板では「出口」とだけ表示されています。・バス停も南口です・高速バスのバス停は少し離れています駅前周辺も一緒にこの記事でご紹介しようと思っていましたが結構なボリュームになったので、もう1回、駅のこと書きます。次回は駅前周辺の様子をご紹介!以下、次 回!
2023年04月16日
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特急わかしお11号に乗り、この列車の終点、外房線の勝浦駅までやってきました。勝浦は漁業が盛んな町で、今回の旅行でも外房の海の幸を楽しみにやってきました。でも先に、鉄の性で、町よりも先に駅の観察から「JR東日本パスで2泊3日の鉄道旅」第1回は→こちら(再掲) JR東日本の公式サイトやWikipediaの記述によると、開業は大正2年6月20日。外房線が大原から勝浦まで延伸してきたときに開業した駅です。ですから、開業当初は路線の終点であったようです。2021年度の1日平均乗車人員は661人。御多聞にもれず定期利用の人員の方が多いですが、観光地・特急停車駅とあってか、その差は60人程度となっています。平日の列車の発車は、上り(蘇我方面)がおおむね1時間あたり特急「わかしお」1本+普通1本、下り(安房鴨川方面)が特急「わかしお」が1日4本+普通がおおむね毎時1本ですが、夜間の普通列車の一部は、東京から勝浦までは特急として運転し、車両はそのまま普通列車となって安房鴨川まで運行するようになっています。上りの特急「わかしお」は京葉線経由の東京ゆきですが、土休日には総武快速線経由新宿行きの「新宿わかしお」も運転。さらに、運転日限定ですが、自転車を輪行袋に入れずに持ち込める観光列車「B.B. BASE」が運転される日もあります。 わかしお11号からの乗り換えを受けて、安房鴨川方面ゆきの普通列車が発車して行きました。このへんの普通列車には、主にこの新型「E131系」が運用されています。E131系導入時に普通列車の運行体系が大幅に変わり、普通列車は上総一ノ宮~勝浦~安房鴨川~館山~浜金谷~木更津と、房総半島を半周するのが基本、かつワンマン運転(中編成ワンマン方式)になっています。なお、列車によっては、京浜東北線から転用されてきた「205系」も継続使用されています(こちらは車掌乗務)。 折り返すまでの束の間、夕日に照らされて輝いていました。綺麗で貫禄がありますいい具合に重厚感を感じる車両です。特急停車駅ではホーム全体をカバーするように上屋(屋根)がある駅だったり、そもそも設けられている上屋の長さほど長い編成ではなくなっていたりするので、こういった写真はなかなか撮りづらくなりました。 勝浦駅には留置線があります。レールが光っているので、使用されていることがわかります。 足元を見ると、乗車位置案内がありました。「各駅停車4ドア2両編成」というのは、さっきご紹介したE131系のことですが、隣に「京葉線」の表示もありますね。これは、夜に到着1本・朝に発車1本だけ、ここ勝浦始発で京葉線経由東京行きがあり、その列車用の乗車位置案内と思われます。車両はもちろん京葉線用E233系通勤型電車。東京ベイエリアの赤帯の通勤電車がはるか外房の海を眺めに(?)この列車は誉田で成東発の編成と併合。その後、蘇我→東京間において、平日は通勤快速、土休日は快速です。 ホームには飲料の自動販売機(acure)はありますが、売店はありません。次回紹介しますが、駅舎にも売店はありませんから、食べ物は駅に入る前に調達を。 勝浦の名物行事と言えば「ビッグひなまつり」。房総勝浦に泊まる 勝浦ヒルトップホテル&レジデンス 三日月シーパークホテル勝浦(旧勝浦ホテル三日月) ファミリーロッジ旅籠屋・千葉勝浦店 ホテルハーヴェスト勝浦 さて、次回は勝浦駅の駅舎と駅前を紹介します。以下、次 回!
2023年04月15日
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特急わかしお11号は、京葉線内を33分で走破し蘇我駅に停車。蘇我からは外房線へ入ります。。。「JR東日本パスで2泊3日の鉄道旅」第1回は→こちらここで、255系電車の車内を見ておきましょう。(道中で適宜撮影しました。蘇我駅付近で撮ったものではありません) 1993年に登場した特急型直流電車「255系」。「BOSO VIEW EXPRESS」という愛称がついています。まだ東京湾アクアラインが未開通で、高速バスの猛攻を受ける前に登場した車両です。JR発足からまだ5年程度で、特急列車は意欲作に、普通列車は低コストにと傾向が分かれていた時代。房総半島への観光客を当て込んだ設計になっているのが特徴です。まさか、そのわずか数年後には房総特急(特に内房特急)が瀕死に陥るとは…。 普通車の車内は2列×2列のリクライニングシート。このシート、結構ふかふかして座り心地が良き。 背面テーブルがなく、ひじ掛けにミニテーブルが収納されているのが特徴です。房総方面はさほど長距離にはならないからかな?リゾート需要ならこれで間に合うと思いますが、ビジネス需要にこれは合わないですね。もっとも、1993年当時に車内でパソコン仕事なんて、遠い未来のワーク像でしたから仕方ないか。2004年から運転されているより新しい方の房総特急車両(E257系500番台)のシートには、背面テーブルがついています。なお、255系、E257系500番台(房総用)どちらも、電源コンセントはついていません。 普通車にも読書灯が装備。グリーン車以外に装備されているのは珍しいですね。当時も一部の特急車両にしかなかったと思う。同行者(非鉄)は用途が分からない様子でした。 普通車のデッキ部分。ドアの内側は青色に塗装されています。もちろん、イメージは房総の海ですね。グレーの引き戸はトイレです。 左の空間は荷物置場です。1990年代の車両デッキに荷物置場があるのはとても珍しいです。これは、サーフボードを置けるようにと考えてあるそうです。右の空間はくずもの入れの上が荷物置場。ぱっと見、公衆電話を撤去した跡かな?と思ったのですが、どうやら元から荷物置場だったようです。 洗面所と、奥の扉は男子小用トイレです。小用トイレの扉のでざいん、何となく、キハ40系の初代「リゾートしらかみ」(青池)に雰囲気が似ています。グリーン車の車内も拝見したかったところですが、グリーン券を所持していないのでやめておきます。 わかしお11号は蘇我を出ると、車窓の雰囲気は「ベイエリア」から「ベッドタウン」に一変します。この辺はまだまだ東京への通勤範囲とのことで、総武快速線直通や京葉線直通の普通・快速電車が多数走っている区間です。※以下、車窓風景は動画キャプチャ 時々雑木林が混じりつつ、宅地が途切れず続きます。 この辺は水田より畑が多いようです。ほとんど畑かな?地形的に水を得にくかったなどの事情があるのでしょう。この蘇我駅→大網駅間(各停でいうと土気駅→大網駅間)でちょっとした峠越えをするのですが、電車は峠を微塵も感じさせない快走で半島の背骨を越え、東京湾側から太平洋側に区分される地域に入りました。 大原駅発車時の車窓。これは竹でしょうか笹でしょうか?いずれ、この背丈で密集しているのは、東北では見られない光景です。マップをみると、太平洋は「すぐそこ」のように見えるのですが、相変わらず海は見えません。 列車は御宿(おんじゅく)までやってきました。御宿と言えばサーファーの皆さんが集まることで昔から有名。都市部から離れてるのに、いくつかのマンションが建っています。いわゆるリゾートマンションでしょうか。バブルの頃もてはやされましたが、いまはどうかな?木々にも変化が。とても背の高いソテツの並木が見えます。リゾート地御宿らしい植栽かと思ったら、この先行く先々でソテツ並木を目撃しました。~海で遊ぶなら! 千葉県外房~御宿(おんじゅく)の宿 御宿 海楽 民宿 瀬波荘 郷土料理の宿マタエム 第八福市丸 御宿を発車すると、やっと海がチラチラと見え始めますが、わかしお11号は次の駅が終点です。 勝浦駅に到着しました本日の移動はここまで。陽が長い夏場なら鴨川まで行くことも考えますが、日没時間を考慮して勝浦に投宿します。以下、次 回!
2023年04月10日
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東京駅を15時00分定刻に発車した京葉線経由・外房線直通の特急列車「わかしお11号」(255系9両)は、スピードを上げて東京ベイエリアを疾走、ディズニーリゾート最寄り駅の舞浜駅も颯爽と通過し、快晴の青空の下、千葉県を西へ※車窓画像はすべて動画で撮影し静止画へ変換(キャプチャ)したものです 新浦安駅を過ぎて市川塩浜駅のあたりだと思いますが、車窓右側に広く東京湾が広がっているのが見えました。京葉線で一番よく海が見える区間でしょうか。 車窓左側は再び業務地域となっております。 やがて、右側に分かれてゆく複線の線路。西船橋~武蔵野線へつながる支線(高谷支線)です。東京駅京葉地下ホーム発着の武蔵野線はこの線路を通って新松戸とか南浦和方面へ向かいます。ちなみに、乗り鉄の方々以外にはめったにいらっしゃらないと思いますが、京葉線~武蔵野線直通の各停に東京~府中本町間全区間乗りとおすと、2時間近くかかります。※運賃は中央快速線経由と同額 まもなく、別の線路が合流してきました。こちらは西船橋(武蔵野線)から京葉線蘇我方面に走行できるように作られた線路(二俣支線)で、旅客列車の他、貨物列車も走行しているそうです。京葉線は、当初は貨物線として計画されたので、列車ごと行き来できる大きな交差設備が設置されたわけです。すぐ二俣新町駅を通過。短絡線は二俣新町駅を通過したところで合流してきます。なお、東京方面向きの分岐、蘇我方面向きの分岐、どちらも二俣新町駅の構内扱いになっているようです。 やがて、今度は車窓右側に緑が広がってきました。有名な干潟「谷津干潟」がこの奥に。ラムサール条約登録湿地です。 やがて、沿線には商業施設が目立つようになって、先ごろ開業した幕張豊砂駅を通過。この駅は、設置費用の1/2をイオンモール(株)が拠出したことで話題になりました。この時はまだ開業前でした。 幕張豊砂駅通過時に、ホームとは反対側に目をやると「京葉車両センター」です。京葉線の電車のねぐらです。 幕張豊砂駅を通過するとまもなく、わかしお11号の最初の停車駅、海浜幕張駅に停車します。この界隈は、京葉線が開通後に千葉市の副都心として目覚ましく発展したエリアで、また、名だたるビッグ企業「イオン」の本社があり本拠地となっています(イオンの高層オフィスビルが2棟ある)。さらに千葉はイオンが強いのか…1駅ごとといっても良いくらいの頻度でイオンの店が見えました(苦笑) 海浜幕張は通るだけとはいえ初めて。イメージ的にはビジネス街で淡白な街かと思っていましたが、車内から駅前ロータリーを見下ろす限りは、おしゃれスポットもありそうです。東京駅からさほど遠くない街なので、一度は訪れてみないといけませんね。~幕張メッセ催事時は早めに予約を♪~海浜幕張駅 徒歩圏内のホテルホテルシュランザMAKUHARI BAY ホテルスプリングス幕張 ホテルフランクス ホテル ザ・マンハッタン さて、コーヒーが冷まってしまうので動画撮影に夢中になるのはここまで。特急わかしお11号は、次は蘇我駅に停車です。以下、次 回!
2023年04月08日
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東京駅ではおよそ50分の待ち合わせ時間。その間に一度出場して、八重洲口にできた新スポットを探索し、再び東京駅へ戻ってきました。そして、スタバでコーヒーを調達した後、東京駅名所(?)の長い長~い京葉連絡通路を通って京葉地下ホームへ。 「幕張豊砂駅」のポスターが目立ちますが、この日はまだ開業前だったので関係ありません。停車駅も、系統もひと目でわかる鮮やかな発車標。乗る列車は最上段の「わかしお11号」です。 わかしお号は、東京駅から外房へ向かう特急列車で、車両は255系「BOSO VIEW EXPRESS」かE257系「Boso Express」が使用されています(どちらも、わかしお専用車ではない)が、東京15時丁度発「わかしお11号」は255系電車となっております。255系特急電車は登場から30年が経過していますが、房総方面にはなかなか足が向かなかったので、この度初乗車となりました わかしお11号は京葉地下1番線からの発車です。他線からの乗り換えには時間がかかるので注意しましょう。もともと、この「わかしお」号と、内房線へ行く「さざなみ」号は、総武地下ホームから出て総武快速線を通って房総へ向かっていましたが、1991年、総武快速線に「成田エクスプレス」を走らせるために、線路容量に余裕があった京葉線に移されてきました(そのため、県庁所在地の千葉駅を通らなくなった)。さて、着席もそこそこに、列車は15時ちょうど、外房へ向けて東京駅京葉地下ホームを発車。ここから32分先の蘇我駅まで、京葉ベイサイドラインを疾走していきます※京葉ベイサイドラインって何よという方はこちら→京葉ベイサイドラインプロジェクト(JR東日本公式)東京駅から越中島駅の先までは地下区間。越中島貨物駅(総武線支線)と並ぶあたりで地下から一気に高架に駆け上がります。 新木場駅に進入する直前の長大トラス橋。豪快に大カーブを描く印象的な線形。昔、はじめて京葉線に乗った時、吊革につかまりながらの眺めがちょっと恐かった記憶があります。 新木場駅付近。線路の間近に高層ビルがないので、7km先のスカイツリーがはっきり見えます。 首都高速湾岸線と並走。東京とは思えないほど空が広くて爽快 葛西臨海公園駅を通過。丸いドームは水族園でしたっけね?中学生くらいの頃に行ったことがある記憶。 山側は団地が立ち並んでいます。 京葉線といえばココ(?)見えてきました。東京ディズニーリゾート。これは東京ディズニーランドホテルですね。 東京ディズニーリゾートの下車駅、舞浜駅。特急は通過いたしま~す。TDLに行く方々、間違って乗らないように特急料金を取られる上に舞浜から先もしばらく停まりません。※検札来ました遥か遠くに見える城。30云年前とはアトラクションの内容が変わっている思いますが、当時何だか怖かった。 ディズニーシーを横目に疾走。シーには一度来てみたい。 そして、夢の国を一瞬で通り過ぎると、車窓は昭和の港湾風景に一変しました。このギャップはなかなか見ものです~舞浜周辺が満室にときに~京葉線沿線のホテルテトランゼ幕張稲毛海岸ホテル オリエンタルホテル東京ベイ 亀島川温泉 新川の湯 ドーミーイン東京八丁堀(ドーミーイン・御宿野乃 ホテルズグループ) JR東日本ホテルメッツ東京ベイ新木場 さてさて、思いのほか景色の良かった京葉線。車内は空気輸送状態だったので気兼ねなく動画を撮りましたので、次回も京葉線の車窓から※車窓画像はすべて動画キャプチャ画像です。以下、次 回!
2023年04月06日
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