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ところで、昨今のガソリン価格の値上がりは自動車所有者を直撃しています。そういえば、1980年頃も第二次オイルショックがあって、ガソリン価格があがったことがありました。その頃は各自動車メーカーがディーゼルエンジン搭載車をラインナップしていました。セドリック・グロリアやクラウンのような高級車はもちろん、スカイラインやブルーバード等にもありましたが、その当時でディーゼルに力をいれていたのがいすゞでした。ジェミニやアスカのディーゼル・ターボをよく見かけたのはこの時期でした。今でもそうですが、ディーゼルエンジンには絶対的な自信を持っているいすゞですからね。それに、何といってもディーゼルエンジンは燃費のよさは魅力だったのですね。
しかしガソリン価格が安定してくると、ディーゼルエンジン特有の加速性能の悪さや振動を敬遠して、加速がよくて静かなガソリン車にユーザーももどってしまいました。ディーゼルエンジンを好むのは、年間走行距離が2万キロを超えるいうヘビーユーザーや4WD車でみられるくらいになりました。ダイハツなんか1000ccディーゼル・ターボのシャレードなんていい車があったのにね。
ディーゼルエンジンの悲劇はディーゼル車からの排ガスによる健康被害という問題がやはり大きかったので、「ディーゼル=悪」という構図が成り立ってしまいました。加えてどっかの知事がディーゼルを毛嫌いしたこともあったしね。
時代は流れて、昨今のガソリン価格高騰やCO2排出を抑えて地球温暖化を防止しようという環境意識の高まりからヨーロッパを中心にディーゼルエンジンが見直されてきています。もっとも、ヨーロッパでは元々ディーゼルエンジン搭載車の割合が多いそうで、販売シェアが50%を超えるほどだそうです。
最新のディーゼルエンジンは、燃焼技術及び排ガス処理技術の向上など技術革新によって大幅に改善されてきて、ディーゼル特有の振動やパワー不足を改善する技術も進んできているとのこと。
ただ、燃料に関してはヨーロッパの軽油と日本の軽油は少し成分が違うということを聞いたことがあります。確か日本の一般的な軽油は硫黄分が多いそうで、最近は低硫黄軽油も販売されていますが、そのような燃料側でのさらなる技術革新も必要かも知れません。
その技術革新の結果、多少軽油の値段があがったとしても、燃費のよさで十分カバーできると思います。
とてもベンツを買うような余裕はありませんが、このようなクリーンなディーゼルエンジンの技術が他のメーカーにも広がっていけばいいなぁと思います。
ディーゼルエンジンが好きな私にとって、ディーゼルエンジンが復権するのはうれしいです。
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