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今年はSACDを大量に購入した。と言っても、フルトヴェングラーの昔のモノラル録音である。CDよりもアナログ盤の方が音がよいと言う人は多いのだが、さすがにSACDは高域もきれいに伸びている。で、お値段はEMIのものが3,300円、グラモフォンのものは何と4,500円と言うではないか。しかし、日本限定発売などと言われると、ついつい買ってしまうのがファンの心理というものだろう。こうやって並べてみるとずいぶん散財したことがわかる。EMIのものは18枚、グラモフォンも5枚ある! 聴いてみて驚いたのは、EMIの方である。ベートーヴェン第7交響曲の冒頭の強烈な和音は、以前のCDでは音の歪みによって誇張されていたのが、SACDで聴くと澄んだ音がする。ブラームス第2交響曲の終結部での金管楽器の絶叫も、案外良い音であることがわかった。まさに新しい発見の連続である。これに対して、グラモフォンの方はどこが良くなったのかさっぱりわからない…。 SACDというメディアが、古きアナログ録音の再発売という形で、最近活況を呈しているわけだが、もう少し広く使われるようになって欲しいものだ。コピープロテクトをガチガチに固めてしまったことが、かえって普及を妨げていると思う。
2011.11.23
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今週は東京インターナショナルオーディオショウに行ってみた。入場無料であるが、何と言っても最もよい音が聴けるショウである。今年は、新製品というより、従来からの製品をじっくり聴くことができた。 まずスピーカー。エソテリックでは、タンノイのキングダムロイヤルで鳴らしていた。堂々たる音だが、タンノイらしい個性はあまり感じられない。アキュフェーズは、JBLのエベレスト66000で鳴らしていた。のびのびとした良い音だ。私が最もよい音だと思ったのは、昨年と同じくソナスファーベルのザ・ソナスファーベル。艶やかな弦楽器の音には感動した。しかし、お値段は1本1,000万円と言うことで、全く非現実の世界である。で、隣で鳴っていた同じソナスファーベルのアマティFuturaも美しい音で良かった。こちらは1本190万円だそうな。 真空管アンプでは、こぢんまりとした製品が多かった。ユニゾンリサーチはEL34を片側3本パラレルシングルにした35Wアンプを出していた。お値段は48万円。オルトフォンでも小型真空管プリメインアンプを発売。お値段は13万円だが、高価なアナログプレーヤーと釣り合わない感じが…。もちろんイコライザーアンプ付き。老舗のラックスからは38シリーズのセパレートアンプが復活。お値段は合計で73万5千円。
2011.11.04
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