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先月、事務所の前で鉄骨造の建物の解体が行われていた。耐火被覆材のアスベストの使用が心配になり、関係者に聞いたところ解体業者は「区に届出を出し、許可が出ているので問題ない。」区は、「業者がアスベストの有無の調査しているので問題ない。」と、それぞれ言っていたが解体業者とは別に、独自に調査を行った。0.1%の精度で「アスベストは検出されなかった」とのことであった。費用の負担はあったが、ここまでやってようやく安心できる僕と、同じビルに入っている人たちも「アスベストが入ってなくてよかった」と言ってくれた。ちなみに調査費用は、みんなで折半することにした。良い理解者が回りにいてくれて良かった。なぜ独自に調査をしたかというと、現行の解体時の調査は、耐火被覆材を業者が採取し、業者が検査機関に送り、その検査結果を区に提出することになっている。業者が、別の現場の耐火被覆材を採取し、検査機関に送った場合は、たとえ、解体が行われている現場でアスベストが使われていても「問題なし」ということで、何の対策も無しに解体が可能になってしまう。抜け道のある許可では、本当の安全は確保できないことは「姉歯建築士による耐震偽装事件」での事例をを出すまでも無く、明らかなこと。耐震偽装のような失敗を繰りかえさないためにも。届出と許可の制度の見直しが必要だ。具体的には「耐火被覆材の採取は解体業者ではなく調査会社が行う。」べきではないだろうか?そうすれば、抜け道はなくなると思う。地震などの天災でもそうだが、人は「安全だと思いたがる」傾向があると言われている。特にアスベストは、目に見えることではないので、調査して初めてその危険性が認識されるもの。是非。制度の見直しをしていただきたい。
2006年11月17日
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今日、「ビズスタイル すみだ」という。墨田区が行っている創業支援及び職業体験のプログラムにパネラーとして参加してきました。参加者は、パネラー側は、浜野製作所の浜野社長、森川製作所の森川社長と私。受講生側は、創業を考えている社会人の方と、早稲田大学の学生20名ほど、自分が前に座ってしゃべるのって、こちらが教えているようで、実は自分が教わることがかなりあります。学生さんから聞かれた質問に対しての浜野社長や森川社長の答えと自分の答えの違いを確認すると非常に勉強になるのです。また、お父さんが経営していた会社を継ぐにあたり、お父さんとの関係が良好であった事、お父さんが仕事を好きであるということも、お聞きできて勉強になりました。社長同士だと話せないようなことが、受講生を媒介にして考えを聞けるというのがおもしろいです。これも「ビズ・スタイル すみだ」の効用でしょうか。
2006年11月09日
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今年の初めから、・事務所の前のビル解体→ビル建設・斜め向かいのビルの解体・更にその奥のビルの解体・2件隣の住宅解体→ビル建設と、たて続けに。4件の建物が「解体」されています。景気が良くなってきたのか。金利が上がる前に建設しようとしているのか?それはともかく、とにかくうるさい。僕の事務所に電話をした方は、受話器越しに重機の音が聞こえると思う。うるさい事に加え、不安なことがあるのです。解体された4件の内1件は「鉄骨造の建物」なのである。しかも築32年の鉄骨造の建物なのです。鉄骨には火事の際の対策をして耐火被覆材が施されています。30年前の耐火被覆材には「アスベスト」や「ロックウール」が使われることが多く、「アスベスト」はもちろん「ロックウールに含有するアスベスト」もあるため、乱暴な解体をするとそれらが空気中を舞って近隣に散ってしまうのです。そしてそのアスベストは、吸い込むと、繊維が肺に突き刺さり20年場合によっては40年後に中皮腫や肺がんを引きこす危険な物質なのです。解体業者の方に、「この、建物はアスベストを使っていないのですか?」と聞くと「この建物は大丈夫です。証明書も取っています。」との事「では、証明書を見せてください。」とお願いし、証明書を見せてももらうと。鹿児島の検査機関で検査済みで「アスベストは入っていない」と書いてある。「なぜ。鹿児島なんだ」と思いつつも、その検査機関に連絡して耐火被覆材の採取は誰がやったのか聞くと、解体業者が採取し、解体業者自らに、検査機関に送ってもらっているとの事。ということは、「例えば、解体業者が別の場所の耐火被覆材を採取し検査機関に送れば、アスベストが入っている解体物件でもアスベストは入っていない結果が出ることも有り得るではないですか?」と聞くと「まあ、そうです。」とのこと解体業者がしっかりした人ばかりなら問題ないが、アスベストの産廃処理費を抑え、解体を安く受注しようとする業者が居ても不思議ではない。とすると、費用を掛けたくない為に、アスベストが入っている物件でも、アスベスト処理の対策をせずに解体することもあるのではないでしょうか?そう考えると背筋が寒くなるような問題です。建築の「耐震偽装問題」も抜け道があったから姉歯のような人間が出現したのではなかったのか?建築は、都市や人に与える影響が大きいだけに、行政には、手遅れにならないように、慎重に対応してもらいたいものです。でも、問題が起きない限りあまり期待できないのでしょうね。気がついた時には、日本人の肺には無数のアスベストが刺さっている。なんて、悲しすぎなんだけど。
2006年11月01日
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