偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2022.07.26
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カテゴリ: 偐万葉
偐万葉・英坊篇(その38)
 前ページに続き偐万葉シリーズ記事であります。第330弾。一昨年の1月3日以来となる、久々の英坊篇であります。
 英坊3氏は高岡市ご在住のブロ友にて、2011年6月からのブログ上のお付き合いが始まりましたから、もう11年余のお付き合いということになります。最近は、PCが不調とのことで、ブログ記事の更新も途絶えて、お付き合いも間遠になっていますが、古いブロ友さんであります。
 偐万葉では、英麻呂と呼ばせていただいています。

​  偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌 19 首及び俳句 3
  並びに 英麻呂が詠める歌 13 首及び俳句 3

​   英麻呂が贈り来れる歌 1 並びに偐家持が返せる歌 1

​​ 造詣を 確たるものと いたし時の 今家持は  ( おも ) に笑み満つ (英麻呂) ​​

確たるの 何とてもなき わがブログ かへり見はせじ  ( おも ) の冷や汗 (偐家持)

​​ ​   英麻呂が贈り来れる歌 1 並びに偐家持が返せる歌 1
齢​ ( よはひ ) ​​ こと 我に詮索 かなはずも  ( うつつ ) ( よはひ ) の 永きを望む (白梅爺麻呂)​ ​​ ​​

うつそみの 人なるわれや ヤカモチも
        今しばらくは 生きむとぞ
( ) ふ (厚顔家持)

​   英麻呂が贈り来れる歌 2 並びに偐家持が返せる歌 2

​雪は降る その雪色は 景色変え 雪の精には その意はなしで (英麻呂)​

銀輪は 銀といへども 銀世界 なりては無用 無意味の輪なり (銀家持)

​​ たんちょうは そらにとびまい ちにもえに
         さすがてんねん きねんとりだよ (英麻呂)

ゆきふれば ゆきふるほどに  ( ) の色の
        かしらはゆなり そのたづよけれ (
​鶴​ ( たづ )
家持)

 (20200131阿寒国際ツルセンター、岬麻呂氏撮影)

道の辺に なにとなくある  細石 ( さざれし ) も 歌に詠みてば 記事とやならむ (偐石持)

(本歌)信濃なる 筑摩の川の 細石も 君しふみてば 玉と拾はむ (万葉集巻 14-3400

​   英麻呂が贈り来れる歌 1 並びに偐家持が返せる歌 1

​​ われ行かぬ  出雲井於神社 ( いづもゐのへの )  反り橋を
         見て思ひ出す 多賀の大社よ (英麻呂)
​​

大阪の 人なるわれや 反り橋と いひて思ふは 住吉のそれ (反家持)
​ 

​   英麻呂が贈り来れる歌 1

​​ 何処かへの  GoTo プラン よそ事で 行く意も金も 絵そら事なり (英麻呂)

  偐家持が返せる歌 1
​​ ​GoTo​ の ことはさて置き 秋たけば そぞろ歩きも ネタとやならむ (偐家持)

​   英麻呂が贈り来れる歌 1

​​ コロナ禍に いつまで悩む やるせなや
        身のおきどころ なきぞかなしき (英麻呂)

  偐家持が返せる歌 2
よきにつけ あしきにつけて それなりに
        なれてしまへば なにごともなし (偐家持)

春さりて 夏さるほどに コロナ禍も 今は昔と ともにぞ語らむ (偐家持)

偐万葉 歌集のアクセス いたづらに
      つづき増えるか 見る人なしに (偐金村)

(本歌)高円の 野辺の秋萩 いたづらに
          咲きか散るらむ 見る人無しに
               (笠金村 万葉集巻 2-231

​   英麻呂が贈り来れる歌 1 併せ偐家持が追和せる歌 1

​この雪で 功徳を分けた 損と得 損は渋滞 得はスキー場 (英麻呂)​

いかにかも 雪ならずとも 世の中は  損得表裏 ( そんとくひやうり )  背中合はせに (雪家持)

おゝ新年 時こそ今は やすき日々 コロナ禍祓ひ 取り返さなむ (対策本部)

いらいらに 降れる大雪 ずんずんに  ( つも ) り恨めし 道 ( ) きたれば (越家持)

(本歌)うらうらに 照れる 春日 ( はるひ ) に 雲雀あがり
( こころ ) 悲しも  ( ひとり ) しおもへば (大伴家持 万葉集巻 19-4292

​   英麻呂が贈り来れる歌 並びに偐家持が追和せる歌各 1

​​ 奈良大和 幾度道行 その度に 古きを偲び  ( あらた ) しを知り (英麻呂)

いにしへに 恋ふらむ鳥の ごとなりて
今日 ( けふ ) は走りぬ 飛鳥 ( かは ) ( )  (鳥家持)

​   英麻呂が贈り来れる句 に偐家持がつけたる脇句

​かねとひま あれどじゃまする ころなかな (英麻呂)​

ワクチンまたるる はつなつのころ (偐家持)

​   英麻呂が贈り来れる句 に偐家持がつけたる脇句

​​ これからも 行くことも無し 天理詣 (英麻呂)

布留の高橋 いたづらに待つ (偐家持)

(本歌) 石上 ( いそのかみ ) 布留 ( ふる ) の高橋 高々に
          妹が待つらむ 夜ぞ更けにける (万葉集巻12-2997

(20210618天理教教祖・中山みきの生家)
​   英麻呂が贈り来れる歌 1 並びに偐家持が返せる歌 1

​栗拾い 木を仰ぎ見て 木をゆする
      落ちまいとする 実の対峙かな (英麻呂)​

実は落ちて こそとは言へど 木をゆすり
        無理強ひなさば 実とてあらがふ (実尊心)

​   英麻呂が贈り来れる歌 1 並びに偐家持が追和せる歌 1
宇克蘭 ウクライナ ​​  天地荒廃 桜木も 人影もなし いと哀れかな (英麻呂)

いささかの 金の支援の ほか何を
        我ウクライナに なすべきなるや (宇家持)

​   英麻呂が贈り来れる歌 2 並びに偐家持が返せる歌 2

​​ 行かずとも 載りの知識で 志氣得るも
        故事探求の 仕儀なき悲し (英麻呂)

偐万葉 それことごとく 戯れ事や
      言はずもがなの 私議にありける (偐家持)

​この齢い 真偽の髄は 根拠何処 知りたくありで 教えてたもれ (英麻呂)​

今もなほ 生きてぞあらば この歳と 言へる歳なり 深き意味なし (偐家持)

​   英麻呂が贈り来れる句 に偐家持がつけたる脇句
  並びに偐家持が追和せる歌 1

​​ 煩悩を 砂で蹴散らし 鮮飛行 (英麻呂)

群れて遊びつ 遊びつ飛んで (偐家持)

さてもさて 雀もすなる 砂遊び われもせむとや しばしぞ眺め (花園日記)

<参考>男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり (紀貫之「土佐日記」)
(20220618雀の砂風呂)
<参考>過去の英坊篇は コチラ からどうぞ。
    英坊3氏のブログは コチラ からどうぞ
We stand with Ukrainians.

(STOP PUTIN STOP WAR)






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最終更新日  2022.07.26 19:26:21
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