やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2017/08/14
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カテゴリ: 登山
4:00 起床。夜中に落石の音が二回。熟睡できず、
長らくまどろむ。乾いたものを着込んだので寒さを
感じて起きることはほぼなかった。

朝食は棒ラーメンにサラミとチーカマ。途中で水は
補給できないだろうから、お茶を沢山飲んでおく。


5時前に空が白み始めた。上空に雲はなく、左俣は
小窓ノ王まで見通せた。アタックしよう。


5:58 アイゼンを着けて出発。気温12.1℃、湿度
77%、微風。


6:20 雪渓が切れガレ場を登る。土面にピックが
刺さった状態の短いバイルを拾う。


霧が沸くと、幻想的な世界が広がる。J君と一緒に
興奮した。ここは池ノ谷左俣。なかなか見ることの
できない景色ですぞ。


切れ落ち方が半端でない剱尾根側壁。


7:00 ルンゼ10(R10)で休憩。気温8.1℃。青空が
見えてきた!


7:21 ルンゼ9(R9)を通過。


7:31 ルンゼ7(R7)。雪渓が割れてきた。この先
ロープを使うことになるかもしれないから、ここで

雪渓が薄くなった地点では、一人ずつ通過する。


8:00 雪渓が切れ、岩が詰まった小滝となる。


岩陰でアイゼンを外し、雪渓際の岩を乗り越す。


上部はガレ場となる。側壁からの落石が怖い。



8:08 ルンゼ4(R4)。

剱尾根池ノ谷左俣R4の全天球画像


8:18 左俣雪渓上部。


8:20 マサ化した斜面を下がって、再び雪渓の上
に戻る。下方には地獄の口が開いているので、
キックステップの仕損じによる滑落は、厳に慎む
ところ。

剱尾根池ノ谷左俣ドームの全天球画像


8:28 下降してきた二人組と会う。剱尾根を登りに
来たが、時間切れのため偵察に留めるとか。一気に
流れてきた霧に包まれる。

8:38 草付きに踏み跡を見る。


落石を起こさないように注意しながら、崩れやすい
ガレ場の踏み跡を登る。


小窓ノ王西面基部。北方稜線への入り口。残置
ロープが多数ぶら下がっているのが見えた。


9:16 三ノ窓に到着。雲が忙しく流れ行く。テント
が四張り。霧の向こうのチンネで、登攀のコールが
響く。日が差して暖かい。写真はジャンダルム。



スカイライン上のクライマーが影絵のようだ。


剱尾根ドーム東面。ようやく三ノ窓に来ることが
できた。昨日午後の霧の中に登ってきたら、この
絶景は見ることはできず、つまらなかっただろう。





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Last updated  2017/08/19 10:48:28 AM


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