2016年11月06日
埼玉県、川越の蔵づくり小江戸の町並み、重厚です。
その中で、ありのままに生活しつつ残っているのが、ここ、川越の蔵づくりの町並みではなかったかなと思います。
漆喰の壁が真っ黒に塗られ、アンバランスな大きすぎる瓦屋根、これまで見てきた蔵や古民家とはまた異なる意味が込められているような気がします。
■特徴1は店蔵です。
通常蔵と言えば、財産を火災や盗難から守るのが目的ですが、川越の蔵造りの特徴は、店舗が蔵造りとしている店蔵」です。
店舗という特徴から、蔵造りの目的である防火のほか、装飾的な要素も兼ね備え見る者を飽きさせないことのようです。
■特徴2は箱棟と鬼瓦です。
他の町の蔵と異なるのは、見た目の重量感です。
何故そんなに重厚感があるのかといえば、豪壮な屋根瓦で、とくに屋根は最上部は壁のような棟がそそり立っていて、まるで、屋根の上に土塀が乗っているようなものです。
でかい、棟には、さらにでかい鬼瓦が必要になってきます。
両端は鬼瓦は、箱棟より大きくならなければならず、益々屋根が大きく見えます。
●特徴3は窓です。
店蔵という関係もあるのか、通りに面した部分には、窓がいくつかありますが、通常の蔵よりも、開口部が大きく、さらに、扉は観音開きです。
よって、防火を目的とする蔵造りは、扉を閉めたときの防火も必要なため、壁の厚さ分の扉や壁との重なり部分が密閉するように階段のような作り、必然てきに、開口部に比較して大きな扉になっています。
以上のような主な特徴が、他の町並みとは根本的に異なる特徴になっているのでは思います。
もっと大事なのは、これらの特徴は、古いままの建物を残し、また、新たに建造することも困難で、昔の面影をそのまま残していることも川越の町並みではないかと思います。
飛騨の高山や、金沢など、昔のままの面影といいつつ、基本木造のため、デザインや色構造はそのままに、お土産物屋さんの店舗に改装され、遠目にはいいのですが、町並みに入れば、どちらかといえばアミューズメント的な感じがします。
大介です。
さて、そんな川越の蔵づくり小江戸の町並みですが、そもそも店蔵の商店街なので、歩いてて楽しい街です。
メインストレートから外れても、現代と昔のたたずまいが混在しています。
その一角には、菓子横丁、駄菓子屋さんが集まった一角もあり、ここでの名物は日本一長い麩菓子です。
一方、大正浪漫通りなど、カフェや色々な趣を楽しむことができます。
店蔵も江戸を忍ばせる町並みですが、川越のシンボル、ランドマーク!といえば「時の鐘」も江戸の面影を残す建造物ですが、今回は修復中だったようです。
町並みや建物ばかり書きましたが、美味しいご当地食べ物もたくさんあるようです。
今回は、午後観光客が帰途につきはじめるころに行ったので、矢継ぎ早に町中を散策しましたが、車ではかえってよかったのかもしれません。
中心部まで10分とかからない所に駐車できました。
川越観光ネットのHP
観光情報、駐車場情報まで満載です。
川越市蔵造り資料館
川越市観光スポット
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