前回記事『 コロナで店を閉めた実録日記です。?@ 』を書きましたが、その後店の片づけやら残務処理のあらかたが片付きました。
その辺も含めて、倒産などで何をするのか書いていきたいと思います・
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店は居抜きで大家さんと合意!
倒産や閉店で一番問題になるのが、大家との交渉です。
前々から、閉店して倒産させると伝えていたのですが、なかなか大家に理解されず交渉に苦労しました。
こうした突然夜逃げ張り出しだけは避けるつもりでした。
図1 突然の倒産発表
理由は持続化給付金の話が誤解され、全ての事業者に支給されていると誤解されたことです。
最終的に、何とか家賃が払えない・謝金で夜逃げする前にちゃんと閉店処理をしたいという話し合いができました。
大家さんとの最終合意
今回のコロナ禍の事もあり、大家さんの理解を得られて一応円満に賃貸契約終了をすることができました。
店舗や飲食店・菓子製造業で問題になるのは、いろいろな設備・道具等です。
結局合意事項として、
?@店舗賃貸契約は、営業最終月で終了としその月までの家賃支払をする。
?A残務整理のため、しばらく店に出入りするが家賃請求はしない。
?B道具設備等については、居抜きとして残していってよい。
?C店子側は、道具類について所有権をすべて放棄する。
?D原材料や換金可能な高価品のみ持ち帰る。
?E大家は、家賃収入減となったので公的申請を出すときに賃貸契約情報を使う。
?Fこの契約で、基本的に争わない(45年も契約していたため)
「居抜き物件」:、過去に入っていたお店の内装や厨房設備、空調設備、什器などの設備が残ったままになっている物件
図2 居抜き物件
何とか「居抜き物件」で閉店できたのが、最大の成果です。
普通ならすべて撤去とリフォーム代金を請求されたでしょう。
(念のため、業者に機器撤去・リフォーム見積をしたところ4千万円でした)
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ごみ処理・撤去品で大忙し!
実際に閉店作業をすると、ごみ処理と撤去品の分別輸送で大忙しでした。
未使用の原料や、包装紙など問屋に引き取ってももらえればよかったのですが、赤字倒産ではないため引き取ってもらえません。
これが 不渡り・自己破産での倒産だったら、債権者が持っていきます。
ここが自己都合廃業と、赤字倒産の違いです。
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感想(10件)
大家との交渉が最大のネックだよ!
閉店で一番難しいのは、大家との交渉に尽きるといえます。
大家の中には、最後に吹っ掛けられるだけ追加負担を求める人もいます。
私が経営に参加していた店は、45年の歴史があり大家さんも親子3代の付き合いでした。
普段からの人間関係と、事前にちゃんとした説明を尽くしたことが助かりました。
とどめがコロナ禍ということで、しかたがないよねお疲れさまでした!とねぎらいの言葉までいただきました。
大家との交渉さえ何とかなれば、片付けは楽な方です。
できるだけ自分たちで清掃工場持ち込みを実施したため、閉店処理予算を下回る額で処理できました。
次は、問屋や周囲の客へ告知・挨拶周りについてです。
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