中国の薬漬け・病気鶏肉問題に関する質問に対し、日本マクドナルドから「お答え」が届き、疑惑の河南大用食品からの輸入を認めた。つまり、薬漬けの病気鶏肉が、日本のマクドナルド商品にも混入していた可能性がある。
マクドナルドは「抗生物質使用規制のグローバル基準があるから安全」とし、確かに2003年に米マクドナルドが全世界のサプライヤーに対して抗生物質の規制政策を打ち出しているが、今回の事件で、中国では全く機能していないことが判明した。基準の遵守を誰が監視しているのかという質問に対し、現地企業任せで、工場の監督も中国の行政機関任せ、と答えている。中国は世界最大の抗生物質生産・消費国で、動物に使われる抗生物質も、日本の3倍。そうした国から鶏肉を輸入している以上、ス−パーや外食企業は、自ら基準遵守の確認に乗り出すべきだろう。
これまでのお客様相談室の「中国の仕入れ先は分からない、心配なら購入を控えてとしか言えない」という対応とは一転して、問題の中国河南大用食品グループから一部間接的に鶏肉を仕入れていることを認める内容だ。
しかし、鶏肉の安全性に関する具体的な質問に対しては実質的な回答はなく、マクドナルドはグローバル基準を持っていて、すべてのサプライヤー(養鶏場や食鳥処理場を含む)が基準を遵守しているので安全だという見解だ。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image