伝染病によって人類の ゾンビ 化が進んでいる世界、ゾンビになってしまった青年の R は 空港を彷徨う自分を醜く思いながら自分の記憶を思い出そうとするが、家族や自分の名前さえも思い出すことができなかった。Rは辺りにいるゾンビの過去を想像する。
しかし、みんなゾンビ化してしまった現実を感じ、人々が混雑するかつての空港の姿を想像する。そこでRは言葉で他人と気持ちをかわせる 人間だった頃を懐かしく思った。うんざりしながらRは照明が消えかかっている暗い通路で ガイコツ と呼んでいるゾンビのなれの果てを目撃。
Rは自分もいずれああなってしまうことを想像して落ち込んだ。そうして途方もなく彷徨っていると、自分も行ったことのない場所に来てしまい、そこで2人のゾンビ化した 子供 たちとすれ違う。 滑走路にRは出て旅客機に乗り、中にあった レコードをかけて ラブソングを聞いた。
それから、Rは友人と呼ぶ ゾンビ とうめき声を上げ合い、会話の様なものを交わす。そうして、 食欲 を満たしに2人は団体ツアーと称して複数のゾンビと共に 生存者がいる 都市部へと向かうのだった。この時Rは思った、この鈍い ヨロヨロ歩きで街までは遠そうだと・・・。
Rという名のゾンビが人間の ジュリー という女性に 恋 をする物語。ゾンビといえば人間の敵で倒される存在ですが、この映画は徐々にその 価値観を変えていきます。Rはジュリーと行動を共にしていくことで心境や体に変化が現れ・・・。(奇跡?)