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2015年02月15日
挫折を愛する (松岡 修造) ☆☆☆☆
かつて挫折を味わい、今もそこから這い上がろうとしている私には「挫折」という言葉が重たく感じるところです。
しかしそれを「愛する!!」という対極にあるような言葉と組み合わせる・・・!?
そんな妙なアンマッチさに心惹かれてつい手にとって見ると、出ました、松岡修造!!
ということでつい買ってしまいました。
松岡修造の本はこれで2冊目。
「修造思考」の内容をもう少し細かく、詳細に説明した感じの本になっています。
彼自身が体験した『挫折』と、それからの前進についての話を主体に、他のアスリート達のエピソードを交え、丁寧に分かりやすく説明した本です。
まずは真剣になること。
努力すること。
諦めないこと。
挫けず、明るく、前向きに考えること。
自己をそのようにコントロールするよう努めること。
これらを繰り返し訴えていて、何度も読みたくなる本です。
紹介されるエピソードの一つに、松岡さんが怪我で入院していたときの話があります。
同じく入院していた少女との交流の話なのですが、読んでいるうちに強く引き込まれてしまい、気が付けば涙を流してしまっていました。
読書感覚だけでなく、自分自身が体験したかのような実感を伴い、私の心の中に打ち込まれた感じがしました。
不思議な力のある本でした。
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