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2017年10月17日

スケールが違う・・・これがギャンブルか!と圧倒される「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 」井川 意高

「東大から刑務所へ」を読んで井川意高さんに興味を持ち、続けて購入しました。
井川さん自身についての記述は比較的さらりとしたものだったので、もっと突っ込んだ話を知りたいと考えたわけです。
(〜〜ですな。という井川さんの語尾は読みづらかったですけど・・・)

さて、熔ける。です。


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この本はその「知りたい」欲求を十分に満たしてくれました。

井川さんの創業者一族に生まれた人間の半生や、経営者としての姿、そしてカジノにのめり込み負けていく様子がありありと描かれ、ぐいぐいと引き込まれました。
ギャンブルで身を崩していく人間の行動や思考が生々しく伝わってきて、テーブルを前にした息遣いが聞こえてきます。
リアルに疑似体験をさせてくれます。

ところで、大きな誤解をしていました。
ギャンブルで溶かした多額の金は、グループ企業から借りて、全部ドロン!返せません!だと思ってました。


そのスケールの大きさには「マジか!?」と度肝を抜かれましたが、それならこの事件に対する印象って大きく変わりますよね。

メディアではこの点は報道されなかったと思います。報道されていたのかな?私が気付かなかっただけかもしれませんが…。少なくともクローズアップはされてなかったとは思います。

この点、ギャンブル依存で家族離散になるようなケースとは意味合いが全く違います。
そういうケースでは「ギャンブルで多額の借金を作って返せなくなる」ことが主な理由になるからです。


事件後、本を出版したり、引き続き社会的な交流を続けていたりして「何故なのだろう?」と不思議でしたが、その理由が良く分かりました。

井川さんは溶かしたといっても「他人の金」ではなく、あくまで自分の資産。
106億8,000万円もの大金は「一時的に借りただけで後で返す」という認識だった訳です。
この点は多くの人が誤解したままになっているのではないでしょうか?

私自身も、そんな多額の金を個人が返せる訳ないよね!と色眼鏡で見ていたのかもしれないなあ、と反省です。

スケールが違います・・・。
色々な意味で凄い。

もちろん実刑が課せられたように違法行為であり、罪なことではあるのだろうと思いますけれど。

印象に残ったのは「まだ負けてない」という井川さんの言葉です。
人生やビジネスは勿論のこと、ギャンブルへの熱情は沸々とまだ滾っているのでしょう。凄い人です。

これだけの人物でもハマるギャンブルの恐ろしさに触れてみたい人、また、井川さんという人間に興味がある人はとても面白く読めると思います。

いやあ、熱い。
posted by 霧島もとみ at 2017年10月17日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:人物

2017年10月14日

アンパンマンのセリフは、最後まで言わない。なぜだろう。

テレビのアンパンマンのセリフは、最後まで言わないのが多いことに気がつきました。

バイキンマンがー、とか、
大変なことがー、とか
述語が略されていることが多いです。
何かとカッコ(◯◯◯)を付けないと話が通じないんですね。

僕はその表現は美しくないと感じました。
嫌だなあと。
でも理由があるはずだということでちょっと考えてみました。

想像がついたのは、
「尺」ルールではないだろうか?
ということです。

アンパンマンの一話はとても短いです。
丁寧な言葉を並べているとストーリーが途中で終わってしまう。
だから短く短く切っている。
そう考えると説得力があるように思えました。

見方を改めると、途中で言葉を切る表現も「尺に収めようと頑張っているんだなあ」と感じ方が変わりました。

面白いものです。
posted by 霧島もとみ at 2017年10月14日 | Comment(0) | TrackBack(0) | そこはかなきこと

2017年10月11日

伝えるための文章を書くことの本質に迫る!「10倍速く書ける 超スピード文章術」上阪 徹

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ブログを書きはじめて何年かが過ぎました。
その中で「書くことって難しいなあ」という感想を持っていました。

それは、ブログの記事を書くのに気がつけば一時間があっという間に過ぎていたり、その割には伝えたいことが上手く表現できずに力不足だと悶えたりすることがザラにあったからです。

そんな中で2つの問題意識を持っていました。
・速く文章を書けるか。
・伝えたいことを的確に表す文章が書けるか。

この本は、その問題意識にズバッと切り込む力のある本でした。

どんな本だった?


本の要点は次のことだと受取りました。

・文章はテクニックではなく、素材だ。
・素材を集めること、整理すること、文章に形作ること。書かれているのはこれらの内容に集約できる。


言われてみたらその通リで、当たり前といえば当たり前のことがこの本には書かれています。
でもそのことを当たり前と認識できていなかったのは事実です。
グサッ、と痛感させられました。

自分の書く姿勢を振り返って、「文章」という言葉を漠然とだけ捉えて、良く分からないイメージのまま書こうとしていたのだと思いました。
それは”何となく分かったつもりになっていた”ということです。
書くことの本質がよく分かっていないから、書いたものも何だか良く分からないものになってしまっていたのです。

いい気付きだなあと思いました。

書くことが確立出来ている人には今更という内容だと思います。
でも、私のように、
・速く文章を書けるか。
・伝えたいことを的確に表す文章が書けるか。
という悩みを持っている人には良いヒントになる良書です!

ついでに言うと、
・書きたいけど書きあぐねている。
という人にも背中を押す一冊になると思います。
読後の発見

タイミングよく至急の資料が必要になり、短時間で資料をまとめることがありました。
その時に改めて自覚したのが、同じように「素材を集め、整理して、文章にまとめる」というスキームを自分も持っていたことでした。
ただその認識は漠然としたもので自身の中で言語化していなかったので、本を読んだ時には気づかなかったのだと思います。

この本を読むことでその点が言語化され、明確化されたことを実感しました。
意味があった!と確信しました。
posted by 霧島もとみ at 2017年10月11日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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