またBAKUMANですみません。でも好きなシーンなんです。
これは主人公のうち原作者を目指す高木(シュージン)が、真城(サイコー)をかばって言った台詞です。
マンガの賞である手塚賞に落選した主人公たちを「絵が下手なんだよ。俺の方が上手い」と小馬鹿にした同級生に対して、 高木の怒りが炸裂しました。 この台詞の後、その同級生は高木に全力で殴られることとなります。
ちょこっとノートに書く1カットの絵と、31ページのマンガを書ききるための絵は、全くの別次元です。
そんなことも知らずに、調子にのって馬鹿にしてくるそいつが許せなかったのでしょう。 おまえはサイコーがどれだけ真剣にマンガに向き合い、全力で取り組んできたかを知っているのかと。
また、「落ち込んでいるサイコーをここぞとばかりに馬鹿にしてやろう」という嫌らしさも鼻についたんだと思います。
しかし、それとは別に、この台詞が まるで自分に向かって飛んできたかのような錯覚も同時に覚えました 。
何も達成していないくせに、批評家ぶって、モノを言うだけは立派な人間になっていないかと。
31ページマンガを書いたことはあるのかと。それに匹敵する何かをやりきったことがあるのかと・・・。
そう考えると、何かガツンと頭を殴られた感じがして、考えさせられます。
すごいです。BAKUMAN。
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