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2015年12月13日

M-1グランプリについて、松本人志さんのコメント



”M-1のことになると「お笑いに順位をつけるのはどうか」という声が上がる。
でも、一方で、「順位をつけて欲しい」という芸人たちが大勢いる。
何も突然楽屋に行って「あなたは予選不合格です」とか言う訳じゃない。
こういう順位付けの場があることはいいことだと思う”

そういえば、世間にどこか「競争」を悪しきものと考える風潮というか空気のようなものを感じることがあります。
競争というものが、まるで人間の存在に差をつける、さらに言えば何か「烙印」を弱者に押し付ける類のものだという発想です。
ですが一方、例えばラグビーワールドカップで日本が予選で歴史的勝利を収めたといえば、何か手放しで喜ぶ。オリンピックではメダルを逃した選手に冷ややかな声が寄せられる、という面が在るわけです。
(同じ人間が同じように言っている訳ではないかもしれませんが・・・)
この大きな矛盾に対していつも違和感を感じます。

その矛盾を、鋭く結論付ける一つが、この松本さんの意見ではないかなと思います。
視聴者の立場としても、こういう独特の緊張感を孕む場で、その環境下で生み出されるライブ感のある笑いというものは、独特でとても面白いと思いました。

あと、順位付けに対して嫌な感情を覚える背景には、「正解病」というか、それが価値の全てだと考えてしうまうという思考習慣が在るのではないかと思います。
順位付けに敗れたことで、存在全てが否定されるようなものの言い方がそれですよね。
価値観って、そんなシンプルなものなのかなあ、と思います。まあ、分かりやすい構図だから、そうなのかもしれあいですけどね。
posted by 霧島もとみ at 2015年12月13日 | Comment(0) | TrackBack(0) | そこはかなきこと
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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