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2016年04月03日

フリーで働く! と決めたら読む本 (日経ビジネス人文庫)  中山 マコト


ブロガーとしての自分を想像した時に考えた3つのこと 「今の仕事を離れて、ブロガーとして独立したらどんなになるだろう」 という夢想について記事を書きました。

その心理の中には「ブロガーとして独立してフリーになった方が楽なんじゃないか・・・」という気持ちが少なからずあったはずです。
そんな甘い甘い夢想を抱く自分に対し、強く警鐘を鳴らしたのがこの本です。

どんな本だった?


サラリーマンから独立してフリーランスに転身した筆者が、自分の経験を元にして「フリーランスとして生きていくための基本となる考え方・戦略・戦術」をまとめた本です。

味付けのベースとしては、

フリーランスはそんな甘いもんじゃないよ。

という思想がふんだんに投入されています。
それを端的に表している箇所があります。

あなたに代わる存在がいない状態。
スペシャリストとはつまり、会社の中でも「余人をもって代えがたき存在」であるということなのです。あなたがそうなっていれば、
「辞めたくても、会社が止めさせてくれない!」
という状況になるのです。

(36P)

今の会社・組織内でこれくらいの存在にならなければ、独立してフリーランスなんてやっていけないよ!という大変厳しい言葉です。
ここを読んだ時に、正直なところ、私は 軽く絶句しました

何となく 「会社を辞めよう」 とか 「転職しよう」 、更に飛躍して 「フリーでやっていこう」 とか夢想する時に自分の胸の内にあったのは、

「今の仕事が本当にやりたい事じゃない」
「自分の能力が活かされていない」
「本当はもっと違う事が自分には出来るんじゃないか」


という感情だったのかもしれません。
この本を読むことで、私の「フリーになってみるのも面白そうだ」という感情は 「現状の不満に対するただの逃避」でしかなかったということを痛感させられました。

そんな感情は、独立しようという行為の原動力としては全くふさわしいものではないのだ!


ガツンと目を覚まされた、そんな感じです。

読むことで得られるもの


私はこの本から次のようなメッセージを受け取りました。

・フリーで働くというのは決して組織からの逃避であってはならず、あくまで「自分の価値を最大限に発揮するための手段」でなければならない。
・仮に会社組織に属しているのなら、まずはその中で自分の価値を最大限に高めてから。
・実際にフリーとして生きて行くうえでは、こういう戦術があるよ。それで自分(著者)はやってきた。

自分自身を顧みれば、この1点目・2点目を今は全然達成できていません。
フリーを夢想する時間があったら、まずはここを達成することに全力を注ぐべきではないかという考えを、この本を読むことで得られました。

筆者の中山マコトさん、私の目を覚まさせてくれてありがとうございました!

本のタイトルは「フリーで働く!」なのですが、自分がこういう考えに至ったことを考えると、逆説敵に「会社組織で働くこと」を考える良いきっかけになる本なのかもしれません。

どんな人にオススメできる?


・会社や組織に属していて、何となく今の仕事や生き方に漠然とした不安・不満を感じている人。
・本気で会社を辞めてフリーでやっていこうと考えている人。
・これから社会に出て行こうとしている学生さん。
・将来の夢が「ユーチューバー」「ブロガー」とちょっとでも考えてみることがある学生さん。

800円+税の価値は十二分にあります。
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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