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2016年04月04日

桜の魔力に負けてしまったという他愛もない話

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「安易に桜ソングに手を出しちゃった先生」として出演した時に、「日本人の桜好きは異常」という持論を展開してのを聞いた「なるほどなあ」と思ったことがありました。

春といえば桜。
このイメージは誰が何と言おうと、大多数の日本人の中に深く深く刷り込まれていることに間違いありません。

一方、自分自身を振り返ると、特別桜が好きという感情はありません。

別に花見もそんなに好きではない。
何か桜に関連した楽しい思い出や悲しい思い出がある訳でもない。

単純に咲いている花を見て「綺麗だな」と思う、そんな程度です。

ですが今日、久し振りのジョギングでとある公園を通った時に見てしまいました。
満開にほど近い状態で咲き誇る桜並木を。

「綺麗だなー」 と走りながら思いました。
そう、桜は綺麗なんです。その綺麗さに一瞬心を奪われそうになる中、

・春といえば桜かよ。もう聞き飽きたよ。
・節操なく、どこにでも大量の桜を植えるんじゃないよ。管理大変だし、似たり寄ったりだよ。
・自然を大切にしようとか言いながら、在来種の貴重な天然樹木をドカドカ伐採して桜を植樹してんじゃないよ。

そうして「綺麗な桜に浮かれそうになる自分自身」を必死に抑制しようとしたんですが・・・
(なぜなら季節のイベントごとに浮かれることを好きではない人間だという偏屈な自負があるからです)

そんな人間が最もやってはいけない、 スマホで写真を撮ってFacebookにUPするという愚行に至ってしまいました。

いや、何だか、 「自分もこんな桜を見ましたよ」 という他愛もない日常をUPしてみたくなりまして。。。

桜の魔力は恐ろしいものだなあ、と痛感した春の出来事でした。
posted by 霧島もとみ at 2016年04月04日 | Comment(0) | TrackBack(0) | そこはかなきこと
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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