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2015年05月12日

動物園に行くと、こんなところが気になる


いろんな動物を見て、生態に触れて、こんなに多くの動物がいるんだという世界の広さに触れる体験はとても良いことだと思います。
ある獣医師さんは
「動物に触れることは、自分以外の存在に対するコミュニケーションを取るという体験でとても重要なことです」
と言っていました。
対人コミュニケーションにもつながるんです、だから動物と触れる機会を持つことは重要なんです…とも。

それはさておき、私は動物園に行くと、どうしても

動物園には色々な人が来ています。
親子連れがまあ一番多いでしょうか。若いカップルや、学校や保育園の行事で来ている人たちも見かけるでしょう。
そしてつい羨ましく思っている自分がいることに気づきます。
無意識的に誰かと比較しているのか、それとも他人の姿を自分の欠けている部分の対比であるかのように感じてしまうのでしょうか。
ということは、自分に何かが欠けている、あるいは幸せではないということを心のどこかで感じている部分があるということかもしれません。

先日の動物園では、20歳前後くらいの大学生風の男女が50人くらい集団で来ているのを見ました。みんな笑いながら次々とバスから降りてきて、口々に何かを話しながら、受付付近に集合していっていました。取り纏め役らしい男が「1回生はこっちに並んでくださいね」と楽しそうに世話をしていました。

何なんだこの集団は…と圧倒されました。

若い集団が動物園ということでもちょっと不思議に思うところはあるのですが、大集団で皆楽しそうに集まって行動しているのを見ると、さらに不思議になり、困惑しました。

自分とはかけ離れた世界だ。そう思いました。

彼らに圧倒的な社交性を感じ、何か自分に欠けているところを「これでもか」と見せつけられた感じがして、非常にショックを受けてしまったのです。
彼らの集まりの内容(おそらく何かのサークルかなあ?)は知りませんので、まあ、自分の妄想に過ぎませんけどね。

でも集団に属することの安心感が、彼らの笑顔をもたらしているのだとすれば、やはり人間は基本的に社会的動物だということなんでしょうね。
集団に属することに幸福感を感じる性質があるからこそ、少数ないし単独でいることにストレスを感じ、誰かとのつながりを求めてしまうというのは生まれながらの生態ということです。
それは確実なことなのかもしれません。

そう、ジョジョのセリフを借りれば「 コーラを飲めばゲップが出るというくらい確実じゃッッッ!!」というくらい確実に。

というわけで面白い動物園の一日でした。

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posted by 霧島もとみ at 2015年05月12日 | Comment(0) | TrackBack(0) | そこはかなきこと
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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