2024年09月13日
米価高騰の健康への影響
今年の新米の価格は30kgで1万2000円が平均で売られ始めた。
昨年の倍近い値段である。
地球温暖化の影響で米の生育にも悪影響が出ており、温暖化が原因と考えられるここ数年毎年のように
過去に例を見ない大型台風や水害で農産物の収穫量は減少する中で
ロシアが始めた戦争のせいで原油が高騰して、農業機械や生産機械を動かすためのガソリンも電気代も上昇し
農作物生育のための海外から輸入する肥料も高くなっているから仕方ないことだ。
昨年の値段で米を売ったら農家は赤字でますます廃業が増えるだろう。
こうなると、コメに代わって小麦粉を原料とする麺類やパン食を食べる人が増えるのではと考えられる。
米はカロリーが高く、中高年にとっては肥満の原因にもなる。
ただ小麦粉食品であるパンや麺類には弊害が考えられる。
それはカップ麺や菓子パンなどには合成保存料や合成添加物が含まれ、超加工食品に分類され
超加工食品を多く食べるとガンの発生率が高まり、腎臓や肝臓への負担が増すことが知られている。
また小麦粉食品にはタンパク質であるグルテンが含まれることでの健康への悪影響が考えられる。
世の中にはグルテンアレルギーの人が一定数おり、小麦粉含有食品を食べると蕁麻疹などの皮膚の炎症をはじめ、
下痢、腹痛、呼吸困難、血圧低下などで命にかかわる場合があるといわれている。
またグルテンは統合失調症などの精神疾患にも影響しているとの研究結果もある。
よって、コメ食から小麦粉食品に切り替える人が増えることで、グルテンや超加工食品によるさまざまな病気の増加が懸念される。
ところで日本での小麦粉の自給率はわずか1割であり、9割をアメリカ、カナダ、ブラジルなどの海外から輸入している。
小麦粉にアレルギーのない人は米が高いなら小麦粉を材料とする麺類やパンを食べればよいという意見がある。
それは食料の安全保障、外交上食料の外国依存を高めるだけで外交のカードを握られかねない。
外国に食料を依存しすぎると日本が相手国にいいようにされる懸念がある。
友好国だからと言っていつまでも日本だけを優遇して輸出してくれるとは限らない。
輸出する相手国は自国の農産物を高く買ってくれる国に売ることが普通だ。
よって、日本では自国民が食べる農産物は自国で生産するようにもっと農業政策を強く推し進める必要がある。
2024年08月13日
中高年以降のお中元
私はもう60歳近いから、中高年であ、肥満、高血圧、脂質、血糖値など健康の指標が悪化している。
そのような中で、相手の気持ちでありがたいと思うが、正直お中元としてもらっても
あまりうれしくないものが増えた。
若い健康だったころには喜んでもらっても、今の年になると少しもらっても複雑なものがある。
それは甘いお菓子類やうどんなどの麺類、甘いジュース類、加工肉など健康にあまりよくない食べ物だ。
逆に健康に良さそうな飲食物だともらってもうれしく感じる。
日頃、少し食べ過ぎるとすぐに体重が増え、腹が出っ張ってくるカロリーの高い食べ物をあまり食べないようにしている。
お中元など食べ物には消費期限があるので、消費期限が使い物は甘く体に悪いものでも
もったいないと思い飲食するがやっぱり体重が増える。
相手が中高年の場合、お中元やお歳暮は健康によいものを送ると喜ばれると思う。
2024年08月02日
温暖化での気候変動で食料不足に
近年、連続で過去に例を見ないというフレーズで
猛暑、各地の豪雨災害など国内で報道されている。
地球が温暖化すると、気温だけでなく、海水温も上昇するため、大陸内陸部では砂漠化がすすみ
海に近い地域では海水からの水の蒸発量が増加して、それが陸にぶつかって大雨を降らすと考えられる。
その結果、コメや野菜などの農産物の不作となる。
牛や豚、鳥などの飼料となるトウモロコシは外国から依存しているため、
気候変動での外国での農産物の不作は輸入国である日本の牛肉、牛乳、鶏肉、卵、豚肉の国内生産にも悪影響を与えている。
最近のニュースで米の値段が上がっているとか米が不足しているニュースを目にする。
私はこのブログで15年前から、将来お米をはじめ食料が不足する可能性が高いから、日本の食糧自給率を上げるような農業政策を行うべきだと何度も主張してきた。
今年は昨年の夏が猛暑でお米が不作で、さらにお米でも品質のよい一等米が少なく、二等米が多かったことと
昨年5月にコロナ感染症への対策が打ち切りになって、外国人観光客が一挙に増えて
米の消費も増えたことなどから、コメ不足となって、コメの値段が上がっている。
私が15年前に述べたのは、15年前の世界人口は70億人であり、70年前の30億人とくらべ
2倍以上に増加しているので、将来、農水産物など食料が足りなくという持論だ。
昨年、世界人口は80億人を突破し、日本経済はドイツに抜かれて世界第4位に転落した。
今までは経済力にまかせて、安く輸入できたものが、今はロシアとウクライナとの戦争によって
石油が多量に消費され、世界的な小麦の生産地であるウクライナからの小麦粉も不足すると
ウクライナに依存していたEU諸国が北米産の小麦などを輸入する量が増えて、世界的に物価が高騰している。
日本政府は今からでも遅くないから、日本人の食糧の原点である農業に大きく力を入れる政策を行うべきだ。
日本農業への従事者の平均年齢が68歳と高齢であり、高齢者が農業を支えている実態の危うさ、
この農業従事者もあと10年たてば、平均年齢が78歳で農業ができる年齢でなくなる。
日本人の食と健康を守るために日本政府は農業政策を重点的に行うべきだ。
2024年03月08日
地方都市での食品消費傾向と健康の関係
総務省の統計局が行っている家計調査で、全国各県の主要都市での食べ物や家財道具の消費額の統計情報が公開されている。
それを見ると、例えば ウナギのかば焼きの消費が多い県は京都府と、大阪府、名古屋であり、
全国平均の2倍の消費額であることがわかる。
青森県だとソーセージやハムなどの加工肉の消費が多いことがわかる。
食べ物の種類の消費傾向と慢性疾患とは相関があるように思える。
国内でも長生きが多い県は沖縄や島根県などだそうだ。
一方で慢性疾患や心筋梗塞や脳卒中などで死亡することで寿命が短い県は東北地方に多い。
東北各県での消費傾向として塩分の多い食品の購買消費傾向があり、
塩分を多くとると、胃がんをはじめがんや脳卒中、高血圧が多いことは以前の医学的な研究で述べられている。
このことから、カップラーメン、塩分の多い食品、加工食品、糖分の多い食品や飲料を多くとる県の人は
糖尿病、高血圧、肥満、脳卒中、がんなどになりやすいことがわかる。
やはり、食物繊維やミネラル、ビタミンCを多く含む野菜や果物を適度に食べ、防腐剤をはじめ食品添加物の多い加工食品は控え、塩分や糖分の多い食べ物も食べすぎないことが健康に大切なことだと思う。
2024年02月02日
体内に炎症を起こす食べ物
その代表格は酒だ。
それと小麦粉食品、糖分の多い食品、合成甘味料、合成保存料食品。
これらはすべて うまい味付けに必要で、酒が好きな人も多いだろう。
しかし、医師の多くがなるべく飲食を控えるという。
そういえば、1年に一回ある健康診断での問診票で
飲酒や喫煙の習慣と年数、飲む量、食事の回数、1週間の運動量などの質問項目がある。
医学的に飲酒や喫煙と運動量がすくないことは寿命や疾患に相関関係が大きいためにそのような質問項目があると考えられる。