Sエネチャージは15〜85キロの範囲で最大6秒間モーターアシストしてくれるのだが、目的はエンジン出力のアドオンではなく、あくまでも燃費の向上にある。全文表示
エンジン回転が3500rpm以下、CVTがロックアップしている条件下でドライバーが加速力を求めているとクルマが判断したとき、アシストと同時にエンジン出力を抑え(エンジンの仕事量を減らす)、燃費を向上させるというのが「Sエネチャージ」である。
もっとも、アシストした瞬間、ふわっと背中を後押しされ加速力が強まる感覚もあるから、すべて燃費のためとも言い切れない。
おかげでJC08モード燃費はクラス最上の32.4km/リットルへと向上(『ムーブ』29.0km/リットル、『eKワゴン』30.0km/リットル、N-WGN 29.2km/リットル)。市街地の実燃費は本格HV並みの20〜24km/リットル程度を示したほどで、これは手放しでほめられる。
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