グローバルな食に対する価値観
〜様々なタイプの菜食主義者たち
〜様々なタイプの菜食主義者たち
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一応、グルメブログでもあるので、ちょっと 食の価値観について書きます。
私のまわりには様々なタイプの菜食主義者たちがいます。(アレルギーとは関係ないです!)
肉食というか何でも食べるのが美徳の日本人、そして好き嫌いは絶対ダメという個人的に理解に苦しむ価値観を持っている日本人には、馴染みがないでしょうけど、欧米を中心に菜食家たちが増えています。理由は人それぞれ。ですので、そういう人に出会っても、理由は?とかしつこく追及しない事をおすすめします。
ただ、本当に 理由は人それぞれで、宗教によるもの、環境保護のためなどの信条、健康のためなど、本当に人それぞれです。
日本人は、好き嫌いはダメ!という価値観を持っているように、他の国の人達、そして稀に日本人の中にも、菜食主義の価値観を持っている人達がいるので、お互いの価値観を押し付けあわなければ、好きにやればいいと私は思っています。
私のまわりにかんしては、私の家族も含めて、全て非日本人ですが、最近はじめたって人は少なく、もうずっと前からとかやっている人達ばかりですが、広くいうと、ベジタリアンですが、実は様々なタイプがあります。ちなみに、 私の出身のアメリカだと、4〜5人に1人は、いずれかのタイプの菜食主義者かと思います。イギリスでも、キャサリン妃もそうだし、他のセレブもそうですが、裕福な一般人の間でも多いですね。なぜ裕福かっていうと、やっぱり食事など管理するとなると意識高めだし、お金もかかるから。お金がない人達は、安く食べればなんでもいいし自然とジャンクフードに走る。あまりいうと差別!とかって言われる時代だけど、でも基本的に、肥満=貧しい...に繋がるのが、アメリカ。アメリカは肥満合衆国と知られているけど少なくとも私の周りには、ぽっちゃりはいても、肥満レベルは一人もいません....
健康管理やボデイケアにお金をかけている人達ばかりだし、自然と食事にも気を配るし、そして、余裕があるのか、自分の事だけじゃなく、環境保護についても関心が高まっている。(もちろん私のような例外もいるけどね)
さて、菜食主義ってきくと、絶対野菜だけ!ってイメージかもしれませんね。
でも実際は、けっこう、 ゆるい感覚でやっている人が多いので、様々なタイプを紹介します。
細かく挙げると切りがないので、私のまわりにいるタイプだけを、挙げていきますね。
1) Vegan(ヴィーガン)
肉:NG
魚:NG
牛乳:NG
鶏卵:NG
蜂蜜:NG
★菜食主義の中でも一番厳しく管理しているタイプ。肉だけじゃなく、魚や動物性のものは一切食べない主義で、出汁もダメ。私のまわりでは、知っている限り、親戚に1人いて、幼馴染のお母さんに2人いる。いずれも白人系のアメリカ人。
2) Vegetarian(ベジタリアン)
肉:NG
魚:NG
牛乳:OK
鶏卵:OK
蜂蜜:OK
★基本は肉も魚もダメだが、牛乳や卵はOK。私の母は、月に何度かこんな感じだが毎日ではない。知っている限りでは、これを毎日実践しているのは、数人いる。会社の同僚(イギリス人)に2人いるし、アメリカの友人やその家族にも少人数だが複数いるし、シンガポールの母方の親戚にも1人いる程度。ちなみに、毎日ではないが、私の母のように、たまに実践しているのは、けっこうの人数でいるし、私もその一人。というか、私の場合は、健康のために断食日を月に2−3回、設けたり、卵のみを食べたり、そういう日もあるので、自然とそういう日はベジタリアンになるね。
3) Pescatarian(ぺスカタリアン)
肉:NG
魚:OK
牛乳:OK
鶏卵:OK
蜂蜜:OK
★これも、一応菜食主義のひとつ。まあ、基本は肉は絶対にNGだけど、海鮮類は食べる人達。これは日本にもいるかもしれない。単に肉嫌いだったり、環境保護のためだったり、宗教的な理由だったり、理由は人それぞれ。私の母は、基本的にこれ。毎日これ。絶対に肉はNG。理由は、仏教の信条+健康のため+環境保護のため。ちなみに私の母は、ポルトガルやイングランドの白人系の血も入っているが、基本的にはアジアンで、シンガポール人。まあ国籍は、父と同じでアメリカになっているけどね。Pescatarian、このタイプは、母だけではなく、親戚にも結構いるし、友達の両親にもいるし、友達にも同僚にもいる。仏教徒のアジア系の人に多いが、環境保護に熱心なイギリス人やアメリカ人の中にも多くいる。魚や海鮮類はOKなので、他のタイプのベジタリアンと比べて、日本の外食でも大きく困る事はない。勘違いしないでほしいのは、別に海鮮類LOVEの人達というわけでもない。基本は、菜食主義なのだから。彼らも魚は食べるってだけで、別に好んで、魚を多めに食べているとかではない。基本的には、菜食主義者なので、野菜がメイン!でも、健康やバランスの為に、仕方がなく、海鮮類も...って感じの人達が多い。それに、日本とかに住んでいると、魚も食べれないとなると外食が大変だから、仕方がなく魚は食べるとかね。だから別に海鮮類の大食いたちではない。基本は、野菜です。
4) Flexitarian(フレキシタリアン)
肉:△
魚:△
牛乳:△
鶏卵:△
蜂蜜:△
★Flexible、つまり柔軟という意味からきている。同年代の私の友人に多いし、日本で働いている同僚にも多い。いずれも、アメリカ人、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人など。みんな、いずれか、アジア系か白人系か、そのミックス。日本国外にいる友人や家族なども含めると、私のまわりでは、2、3人に1人は、このタイプ!理由は人それぞれだけど、環境保護とか考えている人は多いかな〜。これは楽だと思う。柔軟だからね。つまり、基本は、Veganを目指そう!なんだけど、厳しく取り締まるのは大変だから、外食の時は何でも食べるけど、家の中での自炊の時は、VeganやVegetarianとかにするタイプ。だから、PARTYとかでも普通に肉は食べるが、家で自炊するときは絶対に肉はつかわないとか、動物性のものは避けるとかね。ちなみに、イギリスのキャサリン妃もこのタイプらしい。王室だと、晩餐会で色々なところに出るから、あまりにも厳しく管理できないけど、家の中では、ベジタリアンを徹底しよう!って意識だろうね。キャサリン妃だけじゃなくて、セレブだけじゃなく、裕福な一般人の間でも、とても多いタイプ。まあ、気楽にベジタリアンをやろう!って感じかな。こういう試みは環境保護にもつながるし、良い信条だと思う。ゆるくベジタリアンをやっていこうという感じ。私も、この部類に入るかもね笑。いや違うか。私の場合は、肉バルにも行くし肉好きだから違うね笑。肉どころか、何も食べない日は、断食や食事制限日だけだし。単に自分のダイエットや健康のためや内臓をお休みする為とか、前日食べすぎたためとかだし笑。でも、それが環境保護に少しでもつながるなら良い事をしているのかな?でも、環境保護ね〜。他人がそれを信条とするのは素敵だし良い試みだと思うけど、私は意識はしてないな。人に押し付けなければ自由でしょ。幸い、私の母も友人も、別に押し付けてこないので大好きです。ただ、家族ならともかく、取引先とか、同僚とか、そこまで仲良くない友人とかだったら、こっちが先に気をつかって、野菜メニューが多いレストランとか選ぶけどね。
以上、 4タイプの菜食主義者たちを紹介しました!!!
本当は、もっともっと細かく色んなタイプがいる。世の中はとても広いから!色んな人がいる!
ただ、私のまわりにいるタイプでは、この4タイプで、 一番多いのは、Flexitarian!
みんな、それぞれ強い信条があったり、価値観があったり、または幼い頃からの習慣だったり、日本人には馴染みがないけど、そういう人達をみかけても、日本の外では、けっこう普通に沢山います。
そして、私にはできない事だけど、 彼らの試みは、世界の温暖化対策にもつながるし、環境保護にもつながります。
理由は人それぞれだけど、どんな理由にしろ、 環境保護にはつながるんです。
日本は、先進国で、菜食主義に一番冷たい国と言われています。(というか私の同僚、家族、友人もそういっている。)菜食主義だけじゃなく、宗教への理解もないと。今回は、菜食主義にフォーカスして記事を書いたけど、宗教ともなると、ユダヤ教、ムスリム、色々あって、また食べるものも違ってきます。
ただ、世の中には色んな人がいるんです。
その中でも、 菜食主義は、環境保護に厳しいリベラルの人達の間で、どんどん広まっていて、今もどんどん増えていっている。若い人達の間で特にね。
私は、決してリベラルな人とは言えないけど、でも、世界はどんどんリベラルに向かっているので、 日本が世界に遅れをとられないためにも、最低限、マネしろとは言わない、でも食事に関して、そういう人達への理解を深めるべきで、レストランも、配慮を増やすべきだというのが、私の考えです。
そう、私も真似していないのでね。だから真似としろ!と言っているのではないです。
まあ、 本当に環境保護や動物愛護に熱心な人達の間では、「日本人は何でも食べる!!鯨も馬も熊も食べる!野蛮だ!!」と日本人を悪くいう人も多いですけどね。
実は、中国人ではなく、何でも食べる人種!として言われているのは日本人の方が多いんですよ。日本人はあまりこれを認めたくないようだし、中国人の事だ!と思っているけど、少なくとも、私の経験上、こんな事を言われているのは、日本人に対してでしたよ...やっぱり、 鯨の件が大きいと思うなー。あれで日本の印象はかなり悪くなったのは事実。あと、もし仮に、「日本人は何でも食べるとか野蛮だな!」とか言われても、「それは中国人!日本人は違う!」っていう反論もよくないです。差別発言を差別で返してはいけないですね。それに言ってきた人も、中国人と日本人を間違えているわけではなく、そう言ってる人は、日本の鯨捕鯨の件も知っているだろうし、その件は世界的に日本が叩かれていて、大きなニュースにもなっていたので...日本人は何でも食べるし野蛮だ!というのは、確かに差別発言ではあるけど、その考えにいたってしまったキッカケも実際あるし、日本が何でも残さず食べる事を美徳!としているのも事実です...だから別に中国人と間違えているわけではないんですよね。
でも!!!!!まあ、 日本にも日本の文化や習慣はあるでしょう。
昔から続いてきた文化を、他国が悪くいってきたからって、辞める必要はないし、本当にグローバルな感覚なら、日本独特の文化も受け入れるべきじゃないと、ダブルスタンダードですからね〜
まあ、環境保護とか動物保護とか、批判してくる人達にも、色々と熱い信条があるようですけど。
鯨の件に関しても、 日本は伝統といいはってますが、やはり海外では理解されていないですね。その件に関して、私は日本の海域のみでやるのなら一応ノーコメントです。賛成も否定もしません。(日本の海域外でやるなら論外です)前に、日本の政治家が、日本への批判に対して、 「どうして他国の食文化に文句を言ったり、高圧的な態度に出るのか」とコメントしました。私も、その意見に関しては概ね賛成です。しかし、 海外に住んでいて視野が広い日本人はともかく、日本国内に住んでいて、海外の文化を知らない日本人の中には、ベジタリアンをバカにしたり、中国の食文化を批判したり、何でも食べるのが美徳でいろいろ食べないものがあるのはワガガマだ!と、他の文化や考えの人を批判している人達もかなりいますよね。 自分の文化に理解を示してほしかったら、やはり、もう少し、他の人の宗教や信条にも理解を示すべきではないでしょうか。そしたら、日本の独特な伝統の事も、理解してくれる人が増えるかもしれません。たぶんね。
ただ、動物愛護、環境保護などの事に関しては、 風当りは世界で強くなっているので、 自分の国、日本国内でなら好きにすればいいと思いますが、日本から出る時、特に、アメリカやイギリスなどで、あまり大っぴらに、鯨は美味しいよ〜とか言うべきではないし、日本にきたら馬肉屋につれてってあげる!とか、そういう会話は控えた方が賢明です。海外で、平気でそういう事をいう日本人が実は結構多いので...
鯨の件はニュースで広まりましたが、それ以外でも、海外で日本人自身が、自分たちは馬でも鯨でも美味しいし何でも食べるよ〜な、そんな宣伝みたいな事を堂々とするから、「日本人は何でも食べる!!鯨も馬も熊も食べる!野蛮だ!!」というのが広まったんでしょうね。ちゃんと行く国の事も調べましょう!!あと一時期、泣き叫ぶ子供に給食を完食させる教師の動画も広まっていて、日本では躾のつもりだけど、アメリカでは完全に虐待扱いだったので...でも、国によって、子育てと教育って違うからなー、と、その件に関しては私はノーコメントですけどね。躾に関しても家庭それぞれで違いますしね。何が正しいとか間違っているとかないと思います。
ただまあ、話がそれましたが、日本人にとっては馴染みがないけど、本当に色んな人がいて、菜食主義がけっこう広まっているよ〜、色んなタイプの菜食主義がいるよ〜って記事でした。