<個人的な評価: 10点中8点
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下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
久々に日本のドラマを鑑賞。
ミステリー小説が原作のミステリードラマで、資産家一族のドロドロが面白そうだったので観た。
ディーン・フジオカ が最初から最後までかっこよかった笑。
見た目がね笑。演技もかっこいいけど。
性格は良いとは言えないが、だからこそ、かっこいいのだ。別にエンターテインメントで、性格の良い男とかに興味はないので。
楓の正体と、真犯人の正体が知りたかったので、2日で、いっきに観た。
サスペンスやミステリーは、犯人が誰なのか、真相はなんなのか、謎解き予想しながら観れるから好きだ。
一族のドロドロの話だけど、でも、笑いもあったり、なかなかテンポがよくて面白かった。
曲者揃いの一族!!!
でも、真犯人は予想通り、一番ありえなさそうな人だった。
まあ、真犯人については、予想してたけど。
あと、目的も、失踪した弟はどこに!!って事より、実は母親殺しの犯人を捜す事と、主人公の実父の秘密と義父の秘密を暴く事ってのが本筋かな。
で、一番、気になる楓の正体だけど、色々予想したけど、ちょっと普通すぎてガッカリかな。
てか、最初から一番怪しかったし、正体は潜入捜査員(警察の人)だったわけだけど、潜入捜査員失格でしょ笑。潜入捜査員というプロの癖に、演技が下手すぎでしょ。あざとすぎるし、わざとらしすぎるし、普通に、はじめっから、超怪しいんだけど笑。主人公の伯朗以外は、みんな、楓、怪しすぎるって最初から思われてたじゃん。あの分際で捜査員って...
とにかく、嫁にしても、演技があざといし、胡散臭いんだよ。本当の潜入捜査員って怪しまれたらダメだし、初っ端から超怪しまれて、もうなんていうか....だから、さすがにプロの警察でないよね?と思ったけどね。(プロだったけどw)
なので、最初から、私は、ヒロインの楓のわざとらしい演技が、あまり好きじゃなかった。
お義兄さま!連叫が、さすがにわざとらしすぎるし、ここまできたら、もう本当に実の妹ってパターンだったら面白いかも!と思った。
なんだかんだで、楓は好きなキャラではないけど、 正体はなんなのかな?って当てるのはワクワクしたな。
もちろん、本当の嫁じゃないのは、わかってたんだけど、だとしたら正体は??
結局、くそつまらん正体だったけどね。
警察かよっていう。ありきたりパターンか。ただの女かよ。
私の予想は下記の通りだった。
上から個人的に面白いと思う願望順。
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1) アキト=楓、つまり楓はアキト本人 (←これだったら個人的に超面白い)
(天才がゆえに悩んでいて別の人間になりたかったか、もしくは性同一性障害。そして整形して女になった。もしくは、天才アキトだから、人面皮マスクなんか作れそう。そして母の死の真相を暴く為に女になりすました。楓の服装が身体を隠すパターンなのが多かったから、もしかして、最後で、仮面をとって、アキト!だったら面白いかなと思った。兄の事が好きで、兄と仲良くなりたかったのもあって、ブロマンス的にもおいしい。楓のわざとらしさが、ただの女だったらウザいので、実は女じゃなくて、男で、アキト自身で、兄弟で、このブロマンス妄想をして、観賞してた私。まあ、アキトが本当に監禁されている場面が途中で出てきたので、この、アキト=楓という予想はありえない!ってなったけどね。)
2) アキトの実の妹/主人公ハクローの実の妹(←これはこれで面白い)
(実は存在を知られていない妹がいた。双子とか。ブロマンスとか、ちょっと危険な香りがする兄弟姉妹双子愛なストーリーが好きなので。楓も矢神家の血をひいてたら面白いかなーと思った)
3) アキトが操っているAI (←これも個人的に面白い)
(ハクローが恋をしてしまった楓という女性は人間ではなく、中身は、アキト。つまりアキトが操っているロボット!アキトは、幼いころから優秀で後継ぎとして大きな期待をかけられていた天才。それに 彼は人工知能の研究に没頭し、今はアメリカで人工知能を生かしたIT関連の仕事をしている。だから、アキトのバックグランドからすると、こういうパターンもありかな?と思った。なのに普通に警察の捜査官でただの女かよってわかった時はガッカリ)
4) 雇われ探偵、もしくはアキトの友人(←個人的に微妙)
5) 警察の一味・潜入捜査員(←つまらん)
(結局、これが当たりだったけど、普通につまらん)
6) 上記以外の矢神家への復讐者(←つまらん)
7) 本当にアキトの婚約者で嫁(←クソつまらん)
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と、楓の正体については、これぐらい予想してた。
結局、捜査員って事で、予想の中の一つは当たってたけどね。
楓の正体は拍子抜けでつまらん。けど別に予想の斜め下という展開でもない。
あと、楓より、ハクローには、蔭山さんとくっついてほしかった!!!
最後まで、楓、ウザすぎるでしょ。
なので、楓に関しては、正直、個人的に、微妙だけど....
蔭山さん、なんだか可哀想だなー。
でも、 ストーリーは面白かった。
あと、 アキトと従妹の百合華、最後にくっついたのは良かったね。
それは満足。百合華が、女子群の中で、一番好きだったから。まさか報われるとは思わなかったけど良かった!アメリカ人の中には、いとこ婚も近親相姦!って叩く価値観の押し付け無能バカがいるけど(ゲイとレズとLGBTには寛容なくせに)、普通に日本では合法だし、私が昔、住んでたいくつかの国でも合法だよ。アメリカでは州によって違う法律だけど、あっちでは、あまりいい顔はされない。そういう国だから。ゲイには寛容だけど。でも日本では、兄弟じゃない限り、いとこ婚は、近親相姦にならないし、そもそも、あまり気にされてないかも。一々、夫はいとこです!って宣言する事でもないけど。中華系マレーシア人の親戚で、First cousin同士のいとこ結婚(恋愛結婚)している人たちも知っているし、日本の父方の親戚でも、いとこ結婚はいる(恋愛結婚&お見合い結婚両方)。むしろ、うちの家族や親類では歓迎されてるぐらいだよ。
私は応援するね。 幼馴染結婚とか、いとこ結婚とか、むしろ憧れる。
小さい時から、一緒ってのが、最高に素敵。
私も息子がいたら、そりゃ、どこの馬の骨かもわからん、ぽっとでの変な赤の他人の女とくっつくより、幼馴染や、いとこ、もしくは親友の子供とくっついてくれたら嬉しいけどね。
なにはともあれ、アキトと百合華が、くっついてくれたのが良かった。
逆に、ハクローには、蔭山さんと一緒になってほしかったな涙。そこは残念。
2人はお似合いなのに
総合的にみて、普通に面白いドラマだった。
ただの一族の遺産争いのドロドロじゃなく、医学、芸術、数学、未知なるものへの追求など、色んな要素があってワクワクさせられた。
あと、ハクローの亡き母親が言った言葉が、とても印象に残ってて良かった。
人を信頼する事、自分から家族になろうと努力して、家族になっていく事。
血のつながった家族愛、血のつながらない家族愛、そんなものも散りばめられたドラマだった。
ハクロー&義父のやりとりは泣いた。
マッドサイエンティストじゃなかったんだね。
普通に良い人で、良い父親になろうとしてた人だった。
家族は4人!!!!涙涙。
あと、けっこう好きなキャラは、叔母さんの ナミエさんだね。
彼女、けっこう良い人だった。
まあ、自分の父親に毒をもった人だったけど、なんていうか、人に対しては、けっこう冷静でフェアな人。
そして、人の情も実はあった。
祥子おばさんの方は、キレ気味の熱狂系タイプだけど、彼女の、父親の愛人に対する怒りも疑念もわかるな。
私も彼女の立場なら、絶対に、愛人を懲らしめるし許せないし。
ただ、その復讐心にとりこまれて、実の兄まで殺そうとしちゃダメでしょ!!
まあ、矢神家内のごたごたは、 外にはもれず、内輪でおさまったけど。そこらへんも面白い笑。なんだかんだで、 最後は、矢神家もハッピーエンドな感じだった。
康治さんが生きてたら喜んでた事だろうな。
でも、康治さんが、もらたしてくれた縁でもあるかな。
一番クズっぽいのは、とっくに亡くなっている矢神康之介だけどね。
妻は先妻&後妻で2人。そして、結局、愛人、何人いたんだよ。その上、強欲っぽいし。
でも、そんな彼も、財産は、アキトに任せると決めた。間違ってない判断だと思う。
サヨっていうババア愛人は、胸糞悪い嫌な女って印象だったけど、でも 彼女の息子への溺愛がちょっときわどいね。 ドラマ観る前に、予備知識として、公式サイトで相関図を観てたから、ユウマとは親子ってわかってたけど。それにしても、相関図みてなかったら、愛人?って勘違いするところだった。サヨは、あの死んだ爺さんの愛人だし、人の夫を寝取る女は、フィクションであれ、嫌な印象しかないので、サヨの印象は最初から悪いけど、息子への愛情は凄いと思ったし、ハクローの母親に医者を紹介したりとか、ネットワークが広く、面倒見が意外と良いのは、さすが、ママさんだなと思った。ママさんともなれば、ネットワークが凄いのもわかる気がする。
それにしても、ユウマはかっこいい。 ディーン・フジオカがカッコいいのだ笑。
愛人の子だろうと何だろうと、 彼自身は、本当にビジネスの才能があるし、頭がキレるし、矢神家に実際に貢献していたからね。偉そうでプライド高いのも、まあ、彼自身が自分の才能をわかっているからだろう。
貧乏だからとか、愛人の子だからとか、変に被害者ぶる人より、こういう才能があって自信満々で、開き直ったタイプの方が私はスッキリするし好きだね。てか被害者ぶる人は嫌い。周りがなんていようと、金があるんだから、被害者ぶる暇があるなら自分を磨けよって思う。
結局、矢神家の人間も、グレイなキャラばかりで、超サイコパスや超極悪人っていなかったと思う。
完璧な人間はいないし、みんな何かしら事情があって、むしろ、人間らしいと思った。
そして、彼らの中には、ハクローの母親を殺した人はいなかったし、アキトを誘拐した人物もいなかった。
結局、一番、ありえないような人物が犯人だった。
でも、あの真犯人のオジサンも、 数学に憑りつかれた哀れな人間だったと思うな。
残されたおばさんが可哀想だ。
彼女が一番可哀想かもしれない。
子供もいない。夫と2人きりで仲良く暮らしてたのに。
やはりサスペンスは面白い。
サスペンスにも色々あるけど、久々に、ちょっと面白さも入った、そこまで極悪ではない感じのドラマだった。というのは、過去に殺されて死んでしまった母親をのぞいて、結局、病死以外では、誰も死んでないからね。エスカレーターから突き落とされた、あのオッサンも生きてたし、最後は普通にピンピンしてたし笑。
そんな感じで、一族のドロドロはあるけど、ダークな印象はあまりなかった。
ハクローの妄想ギャグもあったし笑。