<個人的な評価: 10点中8点
>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
最近のNetflix、特にアメリカの新しい作品は、ポリコレしつこくて特に観たいものもないから、Netflix解約予定だったけど、解約前に、これきたので一気見した。これだから、Netflixは中々やめられない笑。アメリカの作品は、HULUとかの動画配信サイトの方が好きで、Netflixでは、ほぼ観ないけど。でも、Netflixは、色んな国の面白い作品も沢山あるから。動画配信サイトは、3つ登録していて(Netflix、HULU、U-NEXT)、好きな時に解約したり、再登録できたり、特に縛りがないから便利。韓国ドラマに関しては、私は、サスペンスやホラーをたまに観る。韓国ドラマに限らず、日本のドラマでも、もっぱら観るのは、サスペンス系。
今回は、デスゲーム系。 サスペンス+デスゲーム。
私の大好きなジャンルだ。
『今際の国のアリス』、『人狼ゲーム』、『ハンターxハンター:ハンター試験編』、『The Maze Runner』,
『The Hunger Games』などが好きな人にはおススメ。
人間ドラマやアクションにフォーカスしたアメリカンなものより、どっちかっていうと、日本のデスゲーム系のに似ている。それぞれのゲームのルール等が、順序よく説明されているし、もちろん、人間ドラマもしっかりあるけど、ちゃんと最初から最後まで、それぞれのゲームの説明があるし、登場人物たちも、最後までゲームをやりきる。(死ぬ人も出てくるが)
そういう意味では、本当に、ハンター試験のような感じだ。
デスゲームの舞台は、大まかに分けて二種類あって、パラレルワールドと現実世界のどこか。
『今際の国のアリス』などはパラレルワールドなので、現実世界の理屈は通じない場所で、モンスターとかも出てくる。しかし、今回の作品は、 舞台はあくまでも現実世界にある孤島。ゲームの内容もルールも、凝ったものではなく、 シンプルに懐かしい子供の遊びだ。それが、このゲームの特徴だろう。
そして、 このドラマでの、クリア報酬は、金!金!!!金!!!!!
参加者は、いわば、現実世界の生活から追われたものたち。そして、 リアルの世界の方が地獄と感じるような人達だ。どいつもこいつも金銭的に苦しんでいて、だから金のためなら何だってするぞって感じの連中が集まっている。
もし、こんなチャンスを手にしたら?このゲームは天国への切符か地獄か。 金を前にした時ほど人間の本性が出る。特に金がなくどん底にいる人は尚更だろう。非現実な世界ではあるが、 人間の奥底の汚い部分や純粋な部分、 自分の良心との葛藤が表現されてる。だからデスゲーム系のドラマは面白い。
主人公が最後までどうせ生き残るんだろうなーという展開はわかってたけど。
けど、それに至るまでのゲームの過程や人間ドラマや、このゲームを運営している側の正体など、 先が気になって観続けるという、そういう 中毒性があるドラマだ。
ちなみに、私の弟は仕事が激務なのに、徹夜で、 ワンシーズン(9話)を全て見切ったとの事だ。私は、3日かけて、9話、全部観た。
視聴言語は今回は色々選べるが、 私は、オリジナルの韓国語&日本語字幕で観た。
やっぱり、吹替は受け付けられない。演じている人と喋ってる人の声がマッチしてないと不自然だし、リアリティーを求めているので、吹替だと、せっかくの俳優たちの演技が台無しだ。 喋ってる事も含めての演技なのだから。とはいっても韓国語はさっぱりわかりません笑。フランス語やスペイン語や北京語は、なんとなくわかるんだけど、韓国語はさっぱり意味不明です。それでもオリジナルの言語を重視だ。
しかし、字幕は英語ではなく、日本語にした。
私なりの個人的なこだわりで、ヨーロッパ系のものを観る時は、必ず英語字幕。
中国や台湾や韓国系のものを観る時は、日本語字幕。
特に今回は、雰囲気的に、英語だと不自然に思った。
さて、ストーリーだが、 スリル満点で面白い。
ちょっとしたグロもあるし、血はけっこう出るし、人が沢山死ぬので、そういうのが苦手な人にはおススメしないけど、デスゲーム系のドラマには、そういうのは付きものなので。
主人公や登場人物が、イケメンとか、美女とか、そういうのじゃないのが、逆にリアリティーあっていい。
デスゲーム系でも、日本の作品だと、似たような顔の美男美女が出るからな。ジャニーズだか、アイドルだか知らんが。ちょっと考えれば、そんな美男美女が都合よく集まるか?(まあ、日本でいう美男美女だから、世界共通ではないし、私がそう思うとは限らないけど)
しかし、今回の、この作品の主人公はおっさん。
パラサイトの映画もそうだったけど、あれも主人公がオッサンだった。
だからこそ良いのだ。オッサンだからこそ、リアリティーがある。萌えはしないが笑。
そこらへんにいる貧しそうなオッサン。
オッサン主人公は、 ギフン名前の人。
ギャンブル好きのクズで親不孝で、しかし悪い人ではないし、むしろ良い人で、お人よし!
糖尿病のお母さんが心配だね。
ギフンさんは、家族想いなのに、でも中々上手くいかず、家族に迷惑かけてばかりの人生だった。
そういう人いるよね涙。悪い人ではないんだけど。いや、老いた母親のスネをかじっていきているし勝手に銀行から金をおろしてギャンブルするし、クズ息子なんだけどね。
あえていうなら、憎めないクズ。憎めない大馬鹿者。でも、たまに機転が利く!!実は運もある!?
だが、やはり彼にいたっては自業自得な面もあるよ。
母親の金を盗んだり、ギャンブルに使ったり、そういう悪い癖があるから自業自得な面もある。
ゲームの参加者たちの中には、自業自得な連中も多いが、セビョクのような脱北者や、アリのような出稼ぎの人もいる。そういう人達って、不運な事に、そういう国に生まれてしまったせいで、不幸な人生を歩んでいるから自業自得とは言えないな。
次に主人公ギフンの幼馴染の サンウ。
自慢の幼馴染で、自慢の息子で、昔から秀才。だが、株や先物で大失敗した上に、詐欺までも働いていて警察にも追われているサンウは、ギフンより多額の借金を抱えており、生きる希望さえも失っていた。ギフンよりどん底にいた。自慢の息子を想っているだけの何も知らない母親が気の毒で切ない。
気の毒といえば、ギフンのお母さんも気の毒だけど...
サンウにも良心の欠片はあっただろう。アリへの接し方をみると、良い奴だなと思ったり。
アリとの関係性が好きだったのに。なのにお前.....怒。
なんて事をしてくれた。やはりクズなのか!!!!!
そして、 アリ。とても礼儀正しく、真面目で一生懸命で努力家で純粋な性格。
親切なサンウを信頼してた.......
パキスタンから韓国に出稼ぎにきて、一生懸命、真面目に働いてたのに、クズ社長から、6か月も給料をもらわなかった。彼のせいで、クズ社長は大怪我をしたが、それでも、アリに同情してしまう。
私にとっての、このドラマの中のオアシスが、アリなのに。
騙された方が悪いって思う事もあるけど、アリは馬鹿ではないし、サンウだからこそ、信頼してたのに。
なのに!!!!怒。
あと、 “美女”って名前のオバサン。この美女さんは、始終、気持ち悪かったしウザかったし、頭おかしい系の人。それにしても、美女って名前は韓国では、ありふれた名前なのか、それとも、ちょっと恥ずかしい名前なのか?私は、美女って名前じゃなくって良かったよ。人の名前は馬鹿にしたくないが、私の名前が、ごく平凡な、でも欧州のロイヤルファミリーにもよくあるような品が良い名前で良かった。同じ学年に必ず、他に、最低でも1人は同じ名前の人がいた笑。でも、その普通が心地いい。名前で変に目立ちたくない。英名なので日本の学校にいたら、ハーフの名前!?って思われて、愚かで失礼なDiscriminationを受けそうだけど、そもそも私は日本の学校にいた事ないし、日本人ですらない笑。ただ、友達の話によると嫌な想いをしたらしい。アメリカでは超ありきたりな名前だったのに、日本の学校にきたら、英名を勝手にカタカナにされた挙句に、名前だけで目立って、嫌な経験したって。見た目だけは日本人だから余計に嫌だったらしい。その子は、お父さんが日本人で、お母さんがアメリカ人(アジア系)。いじめられてはいないけど、決して珍しい名前じゃないのに一々めずしがられるのが苦痛で気持ち悪かったって。結局、その学校の同級生たちが偏見持ちの無知な愚か者が多すぎて、インターナショナルスクールに転校したようだけどね。名前で目立ちたくなかっただろうに。まあ、“美女”さんのように、名前でからかわれても、開き直ってればいいけど。ほとんどの人は名前でとやかく言われるのイヤだし、キラキラネームだったら親にも責任があるが、平凡な名前なのに、とやかく言われるのは嫌だよね。まあ、名前は何であれ、美女さんは性格が問題ありキャラ。
一番ムカつくキャラは、トクジュ。
もっと苦しんで死んでほしかったなー!!結局は美女さんと心中した。
こいつは根っからのクズで、人殺し。大量殺人鬼だよ。
こいつのチーム全員が人殺しだけど。
それにしても、ゲーム外で、殺人をOKにするとか、これのどこがフェアなの!?
主催者側には腹がたつ。どこがフェアだよ!!!
ゲーム外の参加者同士の殺し合いは、EXTRA GAMEってやつか?
でも、まあ...
トクジュのような危険人物は、最初から、大人数で、トクジュだけを集中攻撃してぶっ殺せば良かったのにね。ああいう場合は、一番強そうな人だけを、集中して攻撃する。トクジュの頭を顔(特に目)を集中攻撃。大人数でね。トクジュが殺害されれば、奴の仲間はビビッて大人しくなるよ。
前に、いじめられっ子の話を聞いた事がある。
ある日、いじめられっ子が、ブチ切れて、武器もって、いじめっ子グループのリーダの顔だけ集中して攻撃して病院送りにしたら、それを境にイジメはなくなったどころか恐れられたらしい..........という話を聞いた事がある。
とにかく、トクジュみたいなクズは観ているだけでムカつくからな。面白くないし胸糞悪いだけだから、もっと苦しんで死んでほしかったが、結局は美女さんの罠にハマって、美女さんと心中した。
ゲームは全部で6つ。
下記は、それぞれのゲームに関しての個人的な感想。
GAME 1) だるまさんが転んだ
これは小さい時に遊んだことがある。けっこう得意だったかも。このゲームでは大量に人が死ぬのが恐ろしいね。このゲームが得意だったとしても、脱落者がバタバタと残忍に殺されていくのを目のあたりにしたら冷静でいられないからブルブル震えてしまうよ、そしてそれを感知されて殺害されてしまうよね。心も冷静に保たないとクリアは難しいゲームだ。最後、ギフンは、アリのおかげで助かった。
GAME 2) 型抜き
めんどくさがりの私は苦手なゲーム。というか、これはゲームなのか?サンウはゲームが何なのか事前に知ってたよね。なんで教えなかったんだろう。みんなで固まると怪しまれるからかな。そりゃ監視員や他の参加者たちには怪しまれそうだけど。それにしても、自分だけ、先に、△を選ぶとか。まあ、命がかかってるし、そうなるよね。ムカつくが、サンウにも良心の欠片はあるはず。けど、それでも、こういう場面では、自己中な考え方をしないと生き残れない。私もいざとなったら、自分の命が大事だし。
GAME 3) 綱引き
少人数でなら私も昔、遊んだことがあって、負けた記憶がないから得意な方かも。
一番のじいさんが言うように、綱引きでも単純に力任せではなく、戦略があるので、力が弱い人でも勝つ可能性があるという事。本当に爺さんが一番ゲームを楽しんでいるな。綱引きは並ぶ順番が大事。リレーとかでも順番が大事だよね。素晴らしいチームワークで、このゲームもクリアした、ギフンと仲間達。
GAME 4) ビー玉遊び
平凡な遊びにみえて、このゲームが一番きつかった。
自由にペアになれって時点で、仲良し同士を戦わせる魂胆だなという予想はついてたが...
それにしても酷い。特にひどいのはサンウ。アリ!!!!!!!!!!涙。
サンウにも良心の欠片があるはずだが、裏切りという決断に至ったのは、クズすぎる。そういえば、リアルの世界でも詐欺罪で追われてたな。今までのアリへの親切も、保険(詐欺のカモにしたり、都合よく自分の味方にしたり)をかけておくためだったの?ターゲットにちょっと優しくして、信頼をえて、後から全部奪うってのが詐欺の典型的パターンだし。それでも、こういう結末にいたったけど、サンウは良心でアリに親切にしてた時もあったって思いたいな。ゲーム外の世界で、交通費をあげた時とか...
ギフンと爺さんの勝負は、ギフンの勝ちって簡単に予想できるが...やっぱり、この爺さん、認知症のフリしているなーと思った。まあ爺さんの正体は後程。
このゲームでは、何だかんだで 一番胸にくるペアは、女子組のセビョク&ジヨンだったな。
美女オバさんが、炙れてしまった時は、脱落ではなく無戦勝で生き残るパターンかもって予想してたけど、本当に生き残ってたな。なんだかんだで、 予想できる展開が多いドラマではある。美女オバサン、顔も口調も態度も気持ち悪いしムカつくけど、そろそろ次で死ぬかな。
ムカつくといえば、トクジュもだけど。
GAME 5) ガラス橋わたり
トクジュ&美女おばさん心中。自己中な大量殺人鬼だし、トクジュはもっと苦しんで死んでほしかったな。最後までムカつく男だった。サンウの最後のあの判断は冷酷だけど、ここまできたら、ああするのも仕方がないし、時間オーバーになっちゃうし。ギフンは、ここまできても、綺麗事で正義面か。ギフンは確かに残忍な真似はしてないけど、生きのこりたい思いはギフンも同じ。
それにしても最後のガラスの破片が割れた演出、あれはゲームのうちに入らない主催者側のチートでしょ!あれでセビョクは大怪我したし。どこがフェアだよ!!
結局はVIPを楽しませる為の演出。
GAME 6) イカゲーム
ゲームそのものに関しては最後のこれが一番つまらなかった。イカゲームというか、ただの殴り合い殺し合いじゃん。 2人しか残ってないし!!!2人でイカゲームしても...
ただ結末は中々見どころあった。
ギフンが勝手、サンウが死ぬ展開も、簡単に予想できたけど。
でも、どうやってそうなったかは、ちょっと吃驚した。サンウ自殺か。涙。
ギフンは最後の最後で、大金を前にして、それでも友人の命を選んだ。
ギフンは、他の参加者たちとは違う。まさに、少年漫画の主人公タイプだね。
以上、ゲームの感想でした。
あとは、VIP、ジュノ、主催者のトップに関してちょっと感想。
そして、あの 潜入の警察ジュノ。
フロントマンがジュノの兄ってのは予想できたけど、まさか、ジュノ、死んでしまうなんて。
せっかく色々と調べて潜入にも成功できて、最後の一歩なのに。
このドラマが面白いのは、ギフンの描写とは別に、潜入したジュノの目線で主催者側の状況がわかる事。臓器売買も隠れてやってたとか、なかなか悪質だ。主催者に協力している人達も、ルールに縛られているし、部屋は狭いし、自由はないし、まるで刑務所のようだ。彼らは一体?元ゲームの参加者?元参加者だったら優勝者以外は死んでいるし。うーん。シーズン2があったら、彼らが一体どんな感じで集めれたのか詳しくわかるかもしれない。それにしてもジュノ。無念!!
ジュノの兄=フロントマン=過去のゲームの優勝者
VIP達は、典型的な単なる大金持ちのクズ達。
白人が多数。アジア系も1人いたようだけど(あれ主催者の爺さんの変装だったかな)。とにかく 大金持ちの暇つぶし余興の為に、このゲームは開催された。
VIP達にとっては人間が馬の競馬って事らしい。
うーん。だが競馬で、馬は死なないぞ。競馬と比べるには、なんともなー。
むしろ、スポーツだってそうでは..........
にに?に、他にも色々ある。
殺し合いをしている時点で、競馬とはかけ離れていると思うな。
同列に語るのも、比べるのも、競馬やスポーツに失礼だと思う。
これは、ただの人殺しゲーム。
人間が、犬や馬や他の動物だったとしても、アウトだよ、これは。
まあ、VIP達が、そういう系のクズ金持ちってのは、超ありきたりパターンだし、予想範囲内。
展開的には予想できる事柄が多いドラマだったけど、それでも臨場感は味わえるので、個人的には楽しいドラマ。
最後に、 主催者の正体。
これも予想通り、 1番のおじいさんイルナムだった。
この爺さんには何かあると最初から思ってた。
フロントマンの父親か、過去のゲーム優勝者か、もしくは主催者そのものか。これぐらい予想してた。
先が長くない爺さんが、今度は、自分でゲームに参加したいって事で1番として参加。
ゲームを一番純粋に楽しんでたのも爺さんだったろうね。
長く生きてきて、色んなクズ人間をみてきて、人生にもある意味、絶望した爺さんだったと思う。
だから最後は、昔の時代のように懐かしいゲームで遊びたい。
そして、そこで、ギフンに出会って、人間も捨てたもんじゃないな....って思ったのかもしれない。
ギフンの母親の死は悲しい。
息子の帰りを待ってただろう。心配してただろうに。1人で冷たい床で倒れて死んでしまうなんて。
ギフンは親孝行できなかった。
親孝行したい時に親はいない。くやしいね。
サンウの母は元気で良かったが、サンウはもう戻ってこない。
けど、ギフンが、 約束通り、サンウの母と、セビョクの弟に、新しい人生と大金を与えた場面は感動した。
予想通りではあるが感動した。
ギフン、最後はようやくお金を使う事にためらわなくなったけど、飛行機に乗らずに、あえて、またゲーム主催者の正体を暴こうと奮闘するのが、少年漫画の主人公っぽい。
シーズン2もくるか!?くるにしても来年だろうね。
その前に、『今際の国のアリス』のシーズン2がくると思う。
Netflixは、どうしようかな。
でも他に観たい番組は今はないので、とりあえず今は解約して、また観たいドラマがきたら再度、登録する。
Netflixで期待しているのは、 Witcher、The Crown、Stranger Things、今際の国のアリス ぐらい。今のところはね。