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2019年07月08日

イラクの古代遺跡バビロンが世界遺産に、ユネスコ

イラクの古代遺跡バビロンが世界遺産に、ユネスコ

https://www.afpbb.com/articles/-/3233947



 バビロンは、イラクの首都バグダッドの南方約100キロのユーフラテス川(Euphrates River)両岸に4000年以上前に栄えた古代バビロニア帝国の中心地。広大な遺跡群は10平方キロに及ぶが、まだ18%しか発掘されていない。

 今回の審査ではバビロンの他、ブラジルやブルキナファソなど34か所が対象となっていた。

 広大なメソポタミア文明の大都市バビロンは、泥れんがで造られた寺院や塔で構成される城郭都市として発展した。空中庭園やバベルの塔(Tower of Babel)、イシュタル門(Ishtar Gate)などが世界的に有名だ。

 1800年代初頭に遺跡の発掘が始まると、様々な発掘品が海外に持ち出された。イシュタル門の一部は現在も欧州各地の博物館にある。

 独裁政権を敷いたサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の時代には遺跡群内に新たに宮殿などが建てられ、遺跡に多大な影響を与えた上、2003年にフセイン政権を崩壊させたイラク戦争中も損傷が進んだ。

 ユネスコは5日、バビロン遺跡について「著しく脆弱(ぜいじゃく)な状態」にあると指摘。「多くの建造物は緊急に保護する必要があり、中には崩壊寸前なものもある」として「重大な懸念」を示した。

 しかし、イラクからの抗議もあり、バビロン遺跡の「世界危機遺産(World Heritage in Danger)」指定は見送った。代替策として、地元当局と共に遺跡保護に向けた行動計画を策定するという。(c)AFP

AFP

via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/

July 8, 2019 at 01:23AM
posted by blackcoffee11 at 01:31| Comment(0) | AFPBBNEWS
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