ホタテ養殖が盛んな北海道八雲町の土壌改良材製造販売会社「北栄」が、ホタテの貝殻を原料にした歯磨き粉「シェルピカ」を開発した。廃棄物がエコ商品に生まれ変わり、月内に発売予定。　同社によると、高温で熱した貝殻の粉末を水に溶かし、水分や塩分を除去。骨や歯の主成分のリン酸カルシウム「ハイドロキシアパタイト」を生成し３５％配合した。歯のエナメル質を修復、再石灰化する働きがあるという。北海道大の久保木芳徳（くぼき・よしのり）名誉教授（歯科生化学）が生成方法を発明し、同社に商品化を持ち掛けた。

歯磨き粉は１本１５７５円（税込み）。通信販売や全国の生活雑貨店で購入できる。問い合わせは同社、電話０１３７（６６）３６７７。　

スウェーデンとノルウェーで今年のノーベル各賞が発表される“ノーベル賞週間”が、４日（現地時間）の医学生理学賞を皮切りに始まる。日本人では、７日（同）の文学賞で村上春樹氏（６１）の受賞可能性が取りざたされているほか、医学生理学賞、化学賞、経済学賞で有力候補に名前が浮上。昨年は日本人の受賞がなかっただけに、各賞で期待が高まっている。

　ここ数年、毎年受賞が注目されている村上氏。英ブックメーカー（賭け屋）が公表した文学賞受賞者を予想するオッズ（賭け率）では１２倍。昨年の１０倍に比べオッズは下げたものの、村上氏より評価が高い文学者は６人から５人に減り、実質的に順位を上げた形だ。

　さらに、今年は長編小説「１Ｑ８４」の続編ＢＯＯＫ３が４月に発売され、昨年５月発売のＢＯＯＫ１、２と合わせて発行部数約４００万部の大ヒット。海外でもベストセラーになるなど、受賞に向けてファンらの間では期待が高まっている。

風の歌を聴け

価格：1,260円（税込、送料別）

1973年のピンボール

価格：1,470円（税込、送料別）

羊をめぐる冒険

価格：1,995円（税込、送料別）