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2012年12月04日

土壇場欠勤でも有給、な従業員天国

おはようございます。

昨日からフィリピン近くで発生、移動中の非常に強い台風のせいで、天気は良いのに、夕方以降からチャチャ前に波が発生。夜も警戒態勢、波のうるさい夜となりました。

今日も快晴ですが、リーフの浅瀬に来てくだける波は、まるで東映映画の最初に出てくるような波の雰囲気...といったら大げさかな(^-^; でも朝から轟音がとどろいてます(゚ー゚;

そしてこの波はそのままそっくり最近のこちらの心中を反映しているかのよう。というのも、ここのところクリスマスの大休日も近いというのに、パート、正社員の大半が、入れ替わりたちかわり、土壇場欠勤や、無断欠勤。 毎日絶えることがありません。

「お金が必要な筈のクリスマスなのに何で?」 って疑問に思うところですが、給料日、パートのスタッフとのやりとりで、その理由がわかります。

パート:「アタシの給料から4日分も引かれてるけどなぜ?」

マネジャー:「だって貴方、4日も仕事に来なかったからじゃない。」

パート:「えっ?! でもちゃんとSMS(携帯ショートメッセージ)で休むって知らせたじゃないですか??」

”正社員になって契約で縛られるのは嫌だけど、欠勤した日も当然有給” というのが彼らのメンタリティ。

知らせる人はまだいいほうで、”無断欠勤”も、当然有給だと考えているのです。正社員であっても、月に20日間も無断欠勤、給料丸ごとゲットしてる従業員も。 仕事をしたい人、できる人材が少ない、という会社の弱みを彼らはよく理解しているようです。 会社は彼らにいいように”やられっぱなし”、といったところ。

このあたりの島だけではないようで、ジャカルタでも無断欠勤はよくある事のようです。さすがに給料が支払われているかどうかまではわかりませんが。

真面目に毎日朝早くから頑張ってるコはいったい何なんだー? とも思いますが、会社がこういうコを優遇したくても、インドネシアでは毎年最低賃金がうなぎのぼりに上昇中。 ”優遇”をしすぎると会社が自分で自分のクビを絞めることに。 

なおかつ、”優遇”をし始めると、そのスタッフも遅かれ早かれ、まちがいなく 「無断欠勤当然メンタ有給」コースの道に入っていてしまう、というサイクルとなっています。 従業員天国、インドネシア。


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