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2015年10月08日

143.Guardian Heroes

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「ガーディアンヒーローズ」のレビューです。
 このゲーム、実績をコンプしたのはつい先日なんですが、購入したのは3年くらい前だったりします……。
 いやぁ、長かった。ようやく、宿題が一つ片付きました(笑)。このような長年の積みゲーを消化した時、なんか特別な感慨を受けますよね。やっと終わったぁ、とか、なんだよ意外と面白かったじゃん、もっと早く気付いていれば、とか、やっぱクソゲーだったわ、ようやく終わった、などなど。

 さて、本作もいつかのセールでとても安かったのでつい購入してしまったあげく、遊んでみたものの、グラフィックやイラストのあまりのクセの強さ(笑)や慣れない操作性に悪戦苦闘し、ちょっと遊んでは放置、ちょっと遊んでは放置、を繰り返していました。

 友人とオフラインco-opするゲームを選びあぐねた結果、苦し紛れに本作を提供したのが実績コンプのきっかけでした。
 いやぁ、遊んでみると意外と悪くないですねぇ。

 ガーディアンヒーローズは一般的に言う、ベルトスクロールアクションです。これに敵を攻撃したり、倒した時の経験値を加えてステージクリア時にレベルアップステータスを振り分けるRPG要素が加わっています。
 そのお陰で、序盤に死体殴りをして経験値を稼ぎ、終盤の強敵に備えるなどの戦略性が広がっていると思います。

 私は本作が初めてなのですが、どうやらセガサターンが初出らしいです。

 ライン移動やら技のコマンドの多さやら、選択肢で分岐するステージおよびエンディングやら、なによりイラストのアクの強さ(率直に言うと気持ち悪い)やら、本作の前身を知らない私としてはすごくとっつきが悪かったのですが、我慢して遊び続けていると、意外と単純でシンプルな面白さがあることに気づきました。

 たとえば、ストーリーモードで使える5人のキャラ(一人は後程アンロック)には多数のコマンド技がそれぞれあるのですが、使いやすい技というのはある程度決まっていますし、コマンド入力方法も用途によって共通化されています(対空技なら↓↓とか、波動拳コマンドとか昇竜拳とか)。
 初めこそ勝手がわからず、経験値稼ぎもおろそかにどんどん先へ行ってフルボッコされてしまいますが、各キャラで効率のいい攻撃技や、ライン移動中の無敵をうまく使って位置取りを覚えたりすると、格段に進めやすくなります。
 そうなってくると、やはりこういったアクションゲームらしく、自分がうまくなってるなぁと如実に感じることができますね。

 何回かやられてクレジットを使用してコンティニューしつつも、一応クリアまでたどり着けるようになってくると、ニコレを使用しての難易度難しいノーコンティニュークリアは余裕でした。ちょっと拍子抜けするくらい(笑)。

 一周は短く、実績に関するやり込みとしては多くないのですが、ことあるごとに選択肢を突き付けられ、何を選んだかによってどのステージへ進むのかが決まるので、わりと新鮮な気持ちで毎回ニューゲームを選べたのは大きいと思います。適当に選んでいたら、見たことないステージにやってきた! とか、あいつとは戦いたくないから迂回できそうな選択肢を選ぼう、とか、自由度が高いので、他のハードコアなベルトスクロール(メタルスラッグ、ハードコアアップライジングなど)と比べ気楽に遊べるのがグッドでした。

 とっつきの悪さや印象からコンプまで時間はかかったとはいえ、残念ながらそれほど印象深く記憶に残るようなゲームではありませんでしたが、値段分以上には楽しめたと思います。

 ある日フレンドが多人数でのvPモードを楽しんでいるのを発見して、こっそり乱入したことがありました。
 合計8人くらいで一斉に入り乱れる大乱戦のモードで、選べるキャラは30人以上、その中には明らかな強キャラからネタキャラまでかなり豊富で、きっちりとした公平なバトルは到底望めませんが楽しかったです。
 何が強いのかもわからんで、とりあえずキャラはランダムで遊びましたが、一対一の戦いに没頭している他プレイヤーの後ろからこっそり横槍をいれたりと、純粋なバトル以外のお祭り的な戦いが、勝った負けた悔しいだのとは別の「Fun」を提供してくれたように感じました。

 他にもこちら1対NPC21のアーケードモードがあり、チートレベルの強キャラでごりんごりん殺戮を楽しんだり、村人一人で果敢に戦ってみたりと、そんな「え!? なんだよこれ!(笑)←ここ重要」みたいなモードが搭載されているのが面白かったです。

 欲を言えば、ストーリーに絡まなくてもいいから5人以外のアンロックキャラクターたちも是非使用してみたかったですね。

*オリジナルモードのニコレは文句なしにチート級に強いですが、これら本作及びベルトスクロールアクションのお約束というか立ち回りを覚えなければ、打たれ弱く、序盤はMPも厳しいためちょっとお勧めしづらいかも。ここはあえて、金髪マッチョの剣士(ハーン)を使用して、ゲームの雰囲気や流れ、クセに慣れてみるのはいかがでしょう。ハーンはスティック横入力状態からの強攻撃(剣を真上から振り下ろす)が非常に性能が良いように思います。素の状態でお手玉(画面端で死体を延々と切り上げ、経験値を量産する行為。二人で遊ぶとこれが格段に楽になります)は難しいですが、ステータスの素早さを上げると、攻撃速度や移動速度が目に見えて上がり、技の硬直も短くなるので格段に動きやすくなります。

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