ききょーさんのブログで「キックアス」の名前を知り、ニコ動で一番のアクションシーンを垣間見てからそこはかとなく気になり続けていた本作。
いやぁー、面白かった。
痛快、爽快ですね。そして格好いい! 我々大人から見れば未成年もいいところな子役のヒットガールが大の大人を平然と殺していく姿やキレのあるアクションに非常にドキドキさせられました。
その殺し方がまたエグく、「年端もいかない子供が殺人を犯すシーン」なんて……と自分の持つ倫理観から外れるのがなんとも背徳的で、ゾクゾクしました。
なんて書くと危ない人に見られるかもしれませんが(汗)。
また、バットマン(似)が銃やナイフで華麗に暗殺していく様は、どこかアンチというかメタ的なものを感じさせ、それが逆にリアリティを感じさせる、映画の中から返ってきて逆にこれは現実なんだと錯覚させる、うまく言えませんが、演出的に成功していると思いました。
たしか本物のバットマンは不殺主義だったはず。
これがもしヒットガールが子供ではなく、普通の女性キャラクターだったら、たぶん面白いとは思わなかっただろうし、面白そうだとも思わなかったと思います。
ニコラス・ケイジも好きでいくつか映画を観たことがあるのですが、この(設定上の)父子は一目で好きになりましたね。
ストーリーに関しては、伏線もしっかりしており、非常に引き込まれた反面、ちょいちょいよくある流れなので先は読めてました。
まぁ、半分お約束のような感じなのでネタバレしたから面白さが半減するとか、そういった感じではなくて、まぁ、そういうところも本作はキャラゲーならぬキャラ映画なのかな、と。
細かいことは置いといて魅力的なキャラ達が活躍する、痛快ヒーローアクション、と書くと聞こえはいいですが、冷静になって考えると未成年が復讐のために平然と人殺しをするセンセーショナルな映画でもあると言え、だからこそ、お膳立てされたコミック世界、敵は悪の親玉ギャング、危ういバランスを保った興味深い作品だと感じました。
*ヒットガール役のクロエさん、以前プレイしたゲーム「Dishonored」のエミリー王女の声を担当していたことをwikipediaで知りました。まぁ、ゲームは日本語版吹き替え済みなので知る由もありませんでしたが。
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今作の終わり方がスパイダーマンリスペクトだったので、続きの展開もなんとなく想像できるわけですが、そうですか、カオス過ぎですかぁ。
気になるなぁ〜!
たしかに私もドン引きしましたが、同時に強烈な興味をそそられたわけです。おそらくこの映画にハマる視聴者は皆ここでぐっと引き込まれるんだと思いました。
お気に入りのシーン、わかります(笑)。
他にも、マスクをしている時と外した時でずいぶん印象が変わるんだな、とか、やっぱりこの殴り込みのシーンが格好いいですよね。
ワイヤーを操って引き金を引かせるシーンがしびれます。
いいですね、映画談義。私は映画については無知も同然なので語れることはほぼありませんが、ききょーさんのお話を聞くのは楽しそうです!
*コメントが「大事なことなので(ry」状態(二重投稿)になっていたので、後程一つ取り下げておきますね。
面白いですよね〜、この作品。
ヒット親子がとんでもないことをあまりにも
さらっとやった上、しかも平然とし過ぎているため、
前半部分では正直、軽くヒき気味でしたが、
中盤以降は意外にも受け入れられるようになってしまいました(笑)。
仰るとおり、ヒットガールの年齢(あとは見た目)と、
アクションを含めた言動との大きなギャップが、
アメコミ風味の設定というか世界観による味付けにより、
作品全体を格段に魅力的にしていると思います。
個人的にお気に入りなシーンは、
やはり後半の「迷子の女の子」に扮したヒットガールの部分でしょうかね〜。
マフィアのオジサンの質問に対して頷くヒットガールの表情たるや・・・(笑)。
型破りでド派手なアクションや射撃のイメージの強いヒットガールですが、
意外にもアカデミースタイルの射撃の動作が綺麗で驚いたりもしましが。
まあ、師匠でもあるお父さんが警察官だったからでしょうか。
個人的には「(本当の意味での)『万人向けの映画』なんてものは無い」
と思っている私ですが、その辺の堅苦しい主義主張は置いておいて、
この作品は気軽に「オススメ!」と言える作品のひとつだと思います。
機会があれば映画談義でもしてみたいですね〜。