おはようございます。あるへです。
古くはプレイステーションから連綿と続く、探検家ララ・クロフトの遺跡探検アクションですが、本作から「新生」となり、新しいTomb Raiderのカタチを模索していくことになります。
そんなわけで、本作はララ・クロフトがいかにして伝説の冒険家になったのか、そのきっかけを描く作品となっており、現代ゲームらしくドラマチックでダイナミック、操作性も素直なアクションゲームとなっています。
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本編開始時点でのララはまだ冒険家ではないので、本作では遺跡探索要素は薄く、サバイバルという点にフォーカスしています。
このサバイバル感、ララが自立した強い人間へと成長していくドラマの魅せ方が物凄くリアルで、凄惨で、非常に感動した覚えがあります。
未熟なララは何かにつけて結構えぐい傷を負うんですよね……。うわ、痛そう……、と思わず呟いてしまいます。その傷の処理の仕方がいかにもサバイバリストで、見ていてこっちも顔をしかめたくなるんですが、そんな傷を何度も負っていくうちにだんだんと、ただの学生だったララの顔つきがたくましくなっていき、ストーリー終盤では立派な冒険者になっているんですよ。
その成長の魅せ方が本当に素晴らしく、一緒に難破した友人たちとの精神性の乖離が、成長を感じさせるとともに寂しくもあり。
本作はそんな、ララの成長物語として、素晴らしい作品で、このサバイバルテーマとゲーム性がよく絡んでいるのが私の評価ポイントです。
そんな中、もう一つの軸として今後につながる古代遺跡やらなにやらの陰謀やらのB級映画要素があるのですが、これはもう噴飯というか、乾いた笑みで優しく流してやるようなそんな感じです(笑)
まぁ、トゥームレイダーシリーズの系譜として、そういう展開は仕方ないね、もうね、お家芸というかお約束だね、と割り切ってしまいましょう。
とにかく見目麗しい学生ララ・クロフトが、過酷な環境を生き抜き強くたくましく成長し、女性の美しさと人間の強さを体現しているかのような最強の女性主人公として十分にキャラが立っていると思います。
(たしかララの声は、FF13にて「強い」女性であるライトニングの声を当ててる人だと思うので、声とキャラのマッチもぴったりですね)
本作の続編であり現在の最新作である「Rise of the Tomb Raider(Xbox ONE)」といい、この調子でシリーズを続けてほしいものです。
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