おはようございます。あるへです。
今回のレビューは「グランドセフトオート4」です。
このゲームには2つの大型DLCをまとめた「エピソードフロムリバティーシティ」というソフトがあるのですが、私はこれに本編も含まれているものと勘違いして先にこちらを購入してしまったという経緯があります。簡単な動作確認のためにHDDインストールをした際に、本編は別売りであると気付き、急いで本編も購入しました。
他にも「コンプリートエディション」というものがあり、こちらは本編+DLC二本がパックになっており、GTA4の世界を余すことなく歩き回れます。
最近ずっとこのGTA4の本編に取り組んでいまして、昨日ようやくゲーム達成率100%になりましたので、DLCは未プレイですが、このゲームで感じたいろいろなことをとりあえずアウトプットしてしまいたいと思います。
公式サイト
まっ先に挙げるべきはやはりコンテンツの豊富さでしょうか。メインミッションもサブミッションも膨大な量で、やれどもやれども終わりが見えません。さらに友人との交流、女性との交際とやるべきことだけ追っていてもその作業量は半端ではありません。またこのゲームのコレクタブル要素として街中に紛れた大量の鳩を撃つ実績がありますが、これも一匹一匹が巧妙に隠されており、たとえ彼らの居場所を網羅したマップを手に入れたとしても探し出すのには苦労するでしょう。というか苦労しました。より効率を求めるなら動画を探すべきです。
スタントミッションは鳩以上に苦労しました。場所のわかるマップを見てこの辺りだとわかっていてもジャンプ台を探すのに一苦労、見つけたら見つけたで今度はスタントを成功させるために何度も何度もジャンプすることになります。
私はこういうコレクタブル要素は好きなほうで、これから攻略するゲームにこの要素があったとき、ゲーム内で完結するならメモは取りませんし、膨大な量やわかりにくいものを集める場合でも、大抵必要最低限の準備しかしません。
上記の鳩やスタントに関しても同様で、最初は海外のサイトからマップに印がついているものをダウンロードし、PCで消しこみながらプレイします。
こういう「探す楽しみ」というのを大事にしつつ、現実のプレイや、リスクを事前に考えておいて、どの程度の詳しさならいけるだろうかと考えるんですね。
おかげで序盤から中盤にかけては非常に楽しんでプレイできたのですが、終盤はやや飽きが来て、だんだんゲーム内における故意の不便性や、多すぎるコンテンツに嫌気が差すようにもなりました。
たとえばメインミッションですが、終盤に近づくにつれ、いわゆる「初見殺し」が多くなります。終盤のミッションですから難しくなるのは当然でしょうが、角を曲がった瞬間至近距離からマシンガンを連射されたり、というのはよくあることでまだ許せますが、カーチェイスなどで、突然不自然にカーブを切られて、目標を見失いミッション失敗となったり、守るべき味方NPCがアホ丸出しの行動をしたために蜂の巣にされて失敗したり、時間制限があったりと、「わかっていないとだいたい失敗する」、に加え、このゲームはオープンワールドアクションでありながら主人公が非常に弱い(リアル志向である)ため、わかっていてもとっさに反応できず死んでしまう、とか車やボートがひっくり返って続行不能になってしまう、など、最後の十数ミッションは大変にこれ以上ないほど最高にイライラさせてもらいました。もうお腹いっぱいです。失敗した後、病院の前で何人の罪なき人々が虐殺されたでしょうか……。
イライラの原因はこれだけではありません。ミッション失敗すると、弾薬や防弾チョッキなどの消耗品は消費したまま、またミッションの頭からの開始となります。
ミッション失敗→頭に来て即座にリプレイ→ひたすらめんどくさい車の運転から→防弾チョッキやRPGの弾が不足していたため再度失敗→ディスクを叩き割る、という悪循環に陥ってしまうのですね。せめて消費したものも巻き戻してくれればどんなに良かったことでしょうか。
一段落終えての興奮冷めやらぬまま書いているので少し愚痴が多くなってしまいました。
このゲームの良いところは、やはりリアルであり、こんなことまで出来るのか、という自由さでしょうね。街には驚くほど様々な要素がぎっしり詰まっています。
キャラ同士の会話から、カーラジオの豊富さ、誰も気にしないであろうテレビチャンネルまで、よくぞディスク一枚で収まったなと思うほど、とにかく何もかもがビッグサイズでして、アメリカンドリーム、リバティーシティを象徴しているかのようです。
窓拭き業者用の昇降リフトに乗れたときは笑ってしまいました。
私のお気に入りはやはり会話の妙、ストーリーの面白さでしょうか。着の身着のまま一人でやってきた主人公ニコ・ベリックが、街の中で友人を作り、少しずつ大きな事件に巻き込まれ、そして個人的な問題にもケリをつける。そんな、時間と空間、街をテーマにした惹き込まれるストーリーに仕上がっています。
憎めないキャラ筆頭ローマンや、頼りになるジェイコブ、清清しいブルーシー、そして私のお気に入りバーニー(笑)。彼らとニコの車中会話はどれもこれも思わず耳を傾けてしまうほど、ユーモアに富み、示唆に富み、彼らの友情を感じさせます。
映像美については今でこそ粗を感じますが、道路をとぼとぼと歩きながら風の音やクラクションの音、場合によっては雨音などを聞いていると、別世界に、リバティーシティに来たんだなという気がしてきます。映像の美しさ(当時としては当然のように頑張って作りこんだのでしょうが)と一緒に、周囲のたくさんの環境がプレイヤーをGTAの世界に引き込むんだと思います。
例によって私との相性は若干合いませんでしたが(やっぱり私はスリーピングドッグス、ジャストコーズ、スカイリムなど、主人公が強いタイプのオープンワールドゲーが好きです)、それでも非常に楽しめましたし、現時点で攻略は終わっていないのでまだまだ楽しむつもりです。
最後に一言だけまた愚痴を言わせてもらえば、このゲーム、スラングの発声(笑)率が非常に高いです。ニコも友人たちも、敵はもちろん民間人も警察でさえ拡声器でFだのShだのASだの連呼します。
私が鬱に陥っていた時にもプレイしていたのですが、さすがにこの時は気分が悪くなりました。本当に、こればっかりはいい加減にしろと言いたくなります。
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私もマルチプレイは基本的に実績を取るため、目的があって接続しますからその目的にそぐわないゲームを展開されるとかなりイライラしてしまいます。
このゲームの攻略中、簡単そうなオン実績だけでも取るために何度か野良でマルチプレイをしましたが、驚くべきことにまだまだ人がおり、そして無法地帯も健在でした(笑)。
バグやチートの溢れるマルチプレイは歓迎など到底出来ませんが、このゲームの持つ底力を知ったような気がします。
とはいえ、ききょーさんがプレイした時代に比べればかなり規模は小さいと思います。比較的レースなんかは平和でしたね。
Xboxでマルチプレイをすると、必ず歯噛みするのが「ラグさえなければ……」です。
このタイトルを聞くと、
少しの楽しかった思い出と、
それを遥かに凌ぐ、膨大な量の辛い思い出が蘇ります(笑)。
オフプレイでも確かにひどいな〜、
と思うことは多々あったのですが、
わたしの場合、耐え難かったのはオンラインでした。
対戦モードであればまだしも、
協力モードですら北斗の拳の世界並みに無法地帯。
明らかに故意かつ悪意に満ちたプレイヤーが多すぎて、
コンプまでの間に幾度となく発狂しそうになりました(笑)。
結局「ボム・ダ・ベース?U」のタイム突破実績は、
本体2台使ってのソロクリアだったという苦い思い出が・・・。