本日はこちら「トレジャーオブモンテズマ4」のレビューです。
本作を一言でいうならば、爽快系3マッチパズルでしょうか。
初めのうちはできることの少ない地味な3マッチなのですが、ステージをクリアすることでもらえるコインでトーテムをアップグレードしたり、ボーナスアイテムを解禁したりする成長要素が私を燃えさせました(笑)
ボーナスやトーテムをアップグレードすることでどんどん画面が派手になり、トークンも次々に壊れていくので非常に気持ちいいのです。
一見するとよくあるスマホゲーのようにも見えますが、本作には手数制限がなく、シャッフルも任意のタイミングで好きなだけ使うことができます。
その代わり短い制限時間が設けてあり、その中でどれだけこなせるかを競うものとなります。
本作にボスはいませんがラスボスはいて、それが妙に熱かったですね。ここまでの成長具合にも拠りますがバランスが絶妙で一進一退の攻防でした。
ただし、ここまで来ると一通りのことが終わってしまい、途端に気だるくなってしまうのは残念なところでしょうか。
全てのアップグレードが済んでしまうと盤面はほぼ常に破壊状態となり、爆風を掻い潜ってマッチを探さねばなりません。ちょっと指が追い付かないところがあって、せっかくマッチを見つけてもあっという間に他の場所で起きた崩落に巻き込まれて崩れることもザラです。
そうなるとたくさんあるパズルモード(動き回る蛙を採ったり、砂に埋もれた財宝を探したり、コインを下に落としたり)もどれも変わり映えしなくなってしまうのです(トーテムアビリティが非常に強力なので、モード毎の目的に沿ってマッチを探すよりは、積極的にトーテムアビリティを狙い、彼らに暴れてもらう方がはるかにうまくいってしまうので)。
おそらく細く長く、遊び続けてもらいたいという狙いなのでしょうが、パズルモードの実績が鬼畜でした。ここに来てガチャかよっていう。
リアルマネーのことではないし、最後のステージをクリアして目当てのコレクションが出なかったらいったん終了して起動しなおせば、アイテムも変わるんですけどね(笑)
中毒性は高く、とても爽快で気持ちの良いゲームでしたが、慣れるまでは画面が見辛いこと(いやにデザインが凝っていて、ごてごてしてて咄嗟に見分けがつかないこと、あと言わずもがなエフェクトが派手すぎてわけがわからなくなる)、ちょっと画面が小さいことなどが小さなストレスになります。
中盤を過ぎてから変化に乏しく、トロフィーコンプはなかなかに根気のいる作業になるでしょう。
PS4でもできるようですが、スピードと正確性が命な面がありますのでVitaのタッチパッドでは快適でしたが、パッド操作だとどうなるのでしょうか。
言い忘れていましたが未ローカライズです。体験版があるのでまずはそちらからどうぞ。
意外とお値段が安いのが良心的です(笑)
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