おはようございます。あるへです。
私が触れたファークライシリーズは3だけですが、本作のゲームシステムはその3に非常に近く、懐かしさを感じました。
本作は序盤から小型ヘリ(ブザー)やウィングスーツが登場し、交通の便が格段に良くなったと感じるのですが、一方でせっかく山岳地帯が舞台でグラップルを用いた登攀ルートが一つ一つ作られているのに、パーっと空飛んで宝を漁ってまた次の宝箱へパーっと飛んでいけるのは、うーん、なんだかなぁ、もったいなぁとも感じました。まぁ、そこはプレイヤー自身がルートを選べばいいことなので欠点ではないと思います。
本作は前作とプレイ感覚が非常に似ていて遊びやすい反面、前作でもう一歩足りないと感じた要素も残念ながらそのままコピーされています。
オープニングからの流れは非常にわくわくさせてくれる演出なのですが、ベルタワーを一基解放し、靄(もや)の晴れた地域を宝の地図片手に探し尽くせば、本作のお楽しみはほぼ消化したといっても過言ではないでしょう。
残る全てのタワーの開放も、基地の開放も、宝探しも、サブクエストも、ついでに代わり映えのしない森ばっかりの風景も、終始一貫して続いてしまうのです。
私にとって更に残念だったのはストーリーでした。
前作の方がよっぽど面白かった。
前作は、とある島へ遊びに来た主人公家族一行とその友達が、その島を牛耳っている海賊に拉致され、主人公は兄弟や友達を助けるために奮闘し、島を脱出あるいは……、という流れでした。
その中に、頼れる兄貴が殺されてしまったり、自身が不思議なタトゥーの力で戦士として開花していったり、そうして島との繋がり、より野性的な生き方へと変貌していく主人公に対して文化圏で生きてきた友人たちが不審の目を持ち始めたり、狂気の中にも頭脳的な戦術眼を持つ敵も魅力的だったりして、3はかなり楽しめた思い出があります。
では本作ではどうかというと。
本作主人公は他界した母の遺言に従い、何も知らずに母の故郷へ帰ってきます。
そこで初めて自分が何者であるのかを知るのですが、前作のような葛藤や目的への執着(母の遺言も含めて)がまるで語られません。
主人公は、この地で暴君パガン・ミンに対立する反抗組織ゴールデン・パスの生みの親であるモハン・ゲールの実の息子、ということですが、そもそも主人公がここに来た理由はとある場所で母の遺灰を撒く、ただそれだけなのでゴールデン・パスやパガン・ミン果てはこのキラットという土地そのものとの繋がりがとても弱いのです(プレイヤーの心理的な観点。設定自体は深く関わっているのだけども)。
そして遺言に従うべきとある場所というのが、パガン・ミンの勢力圏にあるので立ち入れない。そこに行きたきゃ圧政を覆して自由を取り戻さなければ! という弁護士もびっくりな三段論法によって説得され、反抗勢力に馬車馬のごとく働かされる羽目になるわけです。
また、このゴールデン・パスには真逆の視点を持つリーダーが二人おり、何かにつけて反目しあっています。
これがもう極論の極致みたいな言い分で、妥協や折半、協力という概念すら吹き飛んだ阿呆たちです。
良いこともあるが悪いこともある、それはわかっているが答えは二つに一つ、従うか、否か。
攻撃力は上がるけど命中率は下がる、もしくは命中率は上がるけど攻撃力は落ちる、そんなつまんない選択肢を用意してわざわざプレイヤーに選ばせるくらいなら、前の武器は後の武器の完全上位互換で、順を追って適度に一本ずつ入手できる一本道ゲーでいいです。
道を歩けば偶然を装って次々と現れちょっかいを出してくる敵兵。
それを避けて森に入れば何匹殺されようと執拗に追いかけてくる野生動物たち。硬い、速い、痛いの三拍子が揃ったアジアサイや上空から強制カットシーン入りで奇襲してくるワシが本当に苛立たしい。
オープンワールドって、様々な出会いや発見とともに、一人荒野を行く孤独感を味わうのもまた大事な要素だと思うんですけど、そういった障害とのエンカウントやランダムイベントの発生頻度が物凄く高いんですよね。
五分もしないうちにだいたいどこかで反乱軍と王立軍がドンパチしていて五月蠅いったらありゃしない。
遊びやすさやグラフィックばかりが進化して、ストーリーは頑張って作り込んだステージやマップに行かせるだけのただの理由づけになっているのが悲しいです。
そんな風潮が蔓延していた時代の名残みたいのを感じますね。現在でも変わっていないと思います。
プレイヤーの求める「オープンワールド」という言葉の意味は、ただシームレスな一枚マップのことではありませんよね。
と、あれやこれや言っておりますが、その遊びやすさや美しいグラフィックでなんだかんだ不満を言いつつも無数の宝箱を開けて回って楽しんだのもまた事実です。
いったい何のために戦っているのかわからなくなるけれど、やっぱりファークライと言えばこれだよなと言わんばかりに散らばった宝箱を片っ端から開けて回るルーチンワークが止められなかったり。
吹雪舞うヒマラヤ山脈に出向いて酸素ボンベで命を繋いだり、神話の登場人物に成り代わって不思議で歪な堕ちた楽園を冒険したり、若干の変化を付けようという兆しは感じられはするのですが、目立ったチャレンジ精神は見受けられず、どちらかというと個性であるFPS型オープンワールドアクションという土台に胡坐をかいているような印象でした。
一度完成されてしまった強固なこの土台に、思い切って手を入れる勇気が出ない、といった感じ。
おそらくプライマルも、今度発売する5も、基本は変わらないと思います。数時間見たら飽きる景色、一度やったら飽きるサブミッション、まず中継点を解放して地域情報を読み取り、拠点を制圧して足を確保し、わかる範囲の宝を片っ端から開けていくーの繰り返し。
でもそれが意外と楽しい。すごく、ではないけれど。
ただ、5に関しては何とも言えないけれど、プライマルに関してはストアページで概要を確認できる通りであれば3のようなサバイバルがストーリーのテーマとなりそうなので、ゲームでのプレイスタンスとストーリーがリンクして面白そうだなとは思ってます。
↓動物を操る敵「ハンター」を倒したら、あとは野生動物にお任せ。召喚獣プレイみたいなの割と好きw
遅くなりましたが、Xboxでのフレンド登録ありがとうございました!
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中古ゲームショップを覗いてもPS3や4のゲームは所狭しと並んでいるのにXboxのソフトは360とOne合わせて一つの棚の半分もないくらいに冷遇の極みなので、ゲームが好きと聞いてもきっとPS4だろうなと勝手な思い込みをしておりました。
なのでXboxで遊んでいると聞くとなんだか物凄く嬉しくなります。ただそれだけでなんかもう嬉しいです(笑)
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それはさておきジャストコーズですか。あれも面白かったですね! 大好きです。3も積んであるので遊ぶ準備はできていますよ〜。
方々の基地を解放して味方を増やしていく様子や、様々な武器を用いてステルスから強引突破、捻りを利かせた搦め手プレイができたり、陸海空の移動手段が容易に行えるのは確かに似てますね。
めいさんは「Crysis」というゲームをご存知ですか?
こちらは名作なので、機会があればプレイしてみてください。1〜3までのシリーズがあり、いずれも360で遊べます(Crysisシリーズはすべて本ブログでも紹介済みですb)。
私はこのCrysisによく似ていると思っていたのですが、wikipediaで調べてみたところ、それもそのはず先祖(笑)が同じだったんですよね。
FarCryをひな型にCrysisが生み出され、そのままCrysisの系譜に。
FarCryは2から別の会社に引き継がれて、独自の進化を遂げたっぽいです。
DLC途中で飽きるのよくわかります(笑)
ボサックホードとか、エンデュランスとか、戦闘の絡むゲームにありがちな戦って生き延びろ的な追加要素が私は嫌いです。
めいさんもこれで飽きたのかなぁ〜?
ダウンロードコンテンツは両方共、途中で飽きてしい中断しています。ちなみにXBOXONEで遊んでいます。今後もゲームレビュー楽しみにしています。