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2019年10月12日

388.Splinter Cell: Blacklist

スプリンターセル ブラックリスト - Xbox360



 おはようございます。あるへです。


 いわずもがなスプセルシリーズの最新作(といっても本作は360作品だし、もうずいぶんと長いこと続編が出てないけど)で、前作コンヴィクションの続編にあたります。
 いろいろあってサードエシュロンが解体されちゃったけど、またやべー奴があらわれたので超ご都合組織フォースエシュロンを設立するよ、リーダーはサムお前だよ、空飛ぶ要塞に乗って悪の組織をぶっ潰してね、っていうお話です。

 今回のお話の肝は、ワンマンアーミーなサム・フィッシャーは潜入員としては優秀だけど、彼の人間性や人を率いて動かすカリスマ、つまりリーダーシップは持っているのだろうか、というのが大きなコンセプトになっています。
 なのでフォースエシュロンに集まった仲間たちとの絆の構築や衝突が本作の大きな見どころとなります。
 前作はサムの娘の安否にかかわるシリアスな展開が続き、彼の怒りが大きなテーマとなっていましたが、はたして今回は……?
 まぁ、ありきたりですけど映画を観てる気分で今回もかなり引き込まれました。面白かったです。
 ミッション間の自由時間での仲間との会話や、サラとの電話のやり取りがほっこりできました。

 ゲームについてはほぼ完成形というか、前作と大きく違うところはないと思います。
 便利なガジェットが増えましたし、初期装備だと忍ぶのもドンパチするのも割と辛いのですが、資金を貯めて装備を整え、ステルスかアサルト、どちらかに偏らせればすごく快適になります(金策に関してはプライベートマッチ一人部屋でアップリンクマッチをするのが群を抜いて高効率でした)。

 実績の観点で見ても、難易度が関係するのはストーリーミッションのクリア実績のみなので、ステルスマスターやパンサーマスターの実績も、数あるミッションの中から達成できそうなものを難易度ルーキーでこなせばいいのです。
 実績wikiには難易度パーフェクトがお勧めという風に読み取れますが、あくまで同時取得を狙う場合はの話で、一つ一つ潰していく心づもりがあれば、難易度ルーキーでもマスター取得は可能です(他のスタイルに比べてパンサースタイルは少し難しいかもしれません。M&Eをうまく用いて連続してステルスキルをこなし、効率性のボーナスポイントも視野に入れないとなかなかマスターまで届いてくれません。アサルトも同様ですが、派手にドンパチしてれば連続キルは自然にこなせますし、道やタイミングを覚えればゴーストスタイルが最も楽です)。

 お話の中で残念な点が一つあって、それは「選択肢」です。
 ストーリーの要所要所で、特定の敵を殺すか、生かすか、二択を迫られる場面がいくつかあります。
 ネタバレになりますが、ストーリーのクライマックスでは「第五の自由を行使する」というアクションが可能になり、それは殺すとも生かすともアナウンスされない特別な選択肢なんですよね。
 初見時は、もしかして今までの選択がこの行動に影響を与えるのではないかとちょっと期待したのですが、展開はまったく変わらず……。
 ということは道中の二択も存在価値がないのです。殺そうが生かそうが、結局は喉を掻き切ってから情報を探るか、殴って気絶させてから情報を探るくらいの本当に些細な違いしかなくて、クリア後のリザルトにも影響しませんし、エンディングにも影響しないのなら選ばせるだけ無駄なんですよね。
 これだけが個人的にいただけない部分なんだけど、気にならない人にはどうでもいいこだわり部分ですよね。

 相変わらず展開は派手で映画的だし、仲間たちは皆個性豊かで各々きちんと信念を持っていますし、最終ミッションのスタートの仕方もクールでした。
 記憶が古すぎてコビンって誰?状態でしたけど(笑)
 360晩年の作品なのでグラフィックも非常に綺麗ですが、やはり今になってOneと比べるとオブジェクトの密度が低いというか、まだどこかゲームらしさを持ってますよね。そこが好きなんですけど。
 あとは光の処理の仕方ですね。ハードが変わって一番目に見える技術の変化だと思います。

↓正直もう駄目だと思った初見プレイ(笑)



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