おはようございます。あるへです。
本日はこちら「Innocent Revenger 〜壁の乙女とミデンの塔〜」のレビューです。
前回遊んだウィアートルの印象がまだ強く残っていて、そちらに比べれば少し評価は落ちるのですが、それでも普通に楽しかったです。
特に今回はストア説明にもある通り、「お話」と「音楽」にちゃんと力が入れられていて、普通に感動できました。
ここぞというところで流れる殺しBGMがいいですね。迫真のケツドラムがいい味出してました。
また、表ストーリーのノーマルエンドも切なさがあって良かったし、追加ストーリーの展開は唐突感があってびっくりしたものの、トゥルーエンドは、これこそノーマルあってのトゥルーよなって感じで素晴らしかったです。
全体的に流れる切なさが良い雰囲気でした。
今回、パッシブスキルというお楽しみ要素があって、戦闘やストーリーに留まらずいろいろな条件を満たすとキャラクターが特殊なパッシブスキルを覚えてどんどん戦闘が快適になっていくというシステムがあります。様々な条件を予想してあれこれ試行錯誤していくのが面白かった半面、敵から特定の攻撃を受け続けたり、特定種類のスキルを戦闘で撃ち続けたり、面倒な作業が混じっているのが大変でした(実績にも、なんなら攻略にもほとんど影響しないものが多いので全然スルーで大丈夫です)。
また、武器の強化は他のシリーズと少し変わっていて、初めから決まった種類の特殊効果があって、強化していくたびに攻撃力だけでなくこちらの数字も伸びていく形になっています。
そのため、特定のオプションをもった武器を厳選したり、選んで組み合わせて意図的に伸ばす必要がなくなり、とにかくメインウエポンを決めたら手に入れたものは片っ端からそいつに食わせていけば何も考えずに全ステータスカンストの武器を作れるようになりました。
この強化システムはこれはこれで良かったですよ。頭使わなくて済むので(笑)
ただ、武器(も含めて装備全般)の種類が少なく、かなりやっつけのように感じたのは残念ですし、こういった強化システムからやはり今作も通常攻撃で蹂躙する攻略が強力であると想像は付くのですが、肝心の通常攻撃全体化の効果を持つ武器がかなり手に入りづらく、前述のパッシブスキルの特定行動埋めと相まってしばらくはワンボタンオート戦闘化にはこぎつけませんでした。
まぁ、せっかく作ったシステムだしちゃんと戦闘もコマンド戦闘を意識して遊んでほしいという気持ちもわかりますけどね。
決して難しいわけではなく、普段からKemcoゲーと一括りにしていますがなかなかどうして、どのタイトルにもそれぞれの遊び方というものがあって飽きないですね。
いまのところKemco修行、楽しめています。
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