おはようございます。あるへです。
本日はこちら「Liege Dragon」のレビューです。
リージュドラゴンは洋題ですが、邦題のロストドラゴンにしても意味がわかりません。ゲームをしっかり遊んだうえでその内容を鑑みても……むしろもっと意味がわからなくなる……。ちなみにリージュは君主とか、逆に臣下って意味だそうです。
ま、それは置いといて本作、滑り出しは、良かったです。プロローグからイベントが立て続けに起こり、これからどうなるんだろうというワクワク感はあって、それぞれが腹に一物抱えてそうなキャラがどんどん仲間になり、ちょっと頭の緩さが心配になる悪役が出てきて……。
ただそんな期待感も、中盤あたりから俄かに失速してきて、結果的には駄ゲーという評価に落ち着きました。
冒険の知恵や祖国の諺を披露してくれた頼れそうな兄貴分はただの筋肉馬鹿になり下がり、機転の利く清楚な、あー、男の娘はなにかとそんな兄貴を嗜めるツッコみ役になりさがり、諸事情から変装して戦うお姫様は必要なセリフを宣う空気になり下がり、当たり障りのない記憶喪失の主人公は、突然全てを思い出して強キャラになりつつも、やっぱり当たり障りなく愛だの勇気だの連呼する機械でした。
たぶん、仲間が全員揃った時点で各キャラの掘り下げは宿屋会話に移行したんだと思いますが、戦闘行動で上下する好感度は上げにくく、エンディングにしか影響しないのでその直前でブーストするのがセオリーです。
となると目的が定まった中盤以降はイベントを追いかけ、その場と、設定されたキャラクター(個性)に相応しいセリフしか喋らなくなり、なんの面白みも無いものへ凝結しました。
ホントに、序盤のあの掛け合いの勢いはどこいったの? 疲れちゃったの?
宿屋での好感度会話に関しても、意識が下半身に偏ったような会話が多く、誉める気にはなれません。
かといってエンディングでそれぞれしっかりくっつくというわけでもなく、タイトルになぞらえるならまさに竜頭蛇尾という言葉がしっくりきます。
順番に遊んできて今までとは若干違うテイストのExe-Createな感じ、チップセットは大味なものの、街は広く、単なる補給地点ではなさそう感、魔物辞典やなんちゃってわらわら感など光る部分を感じて、初見開始30分はワクワクしたんですけどね。これは良いものを見つけたかもしれない、と。
次に攻略予定のドラゴンラピス。またドラゴンテーマかぁ……。ってかドラゴンシンカーの続編かぁ…………。なんかもう耳鳴りがしてきた気がする(笑)
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