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ゆうすけ
銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。

2023年05月29日

フォウさん歯を抜かれる

管理人のゆうすけです。
猫のフォウさんはたぶん10歳ぐらいだと思われますが、正確にいつ生まれたのかは誰も知らない。
雨の日の夜中に、近所の空き地でずっと鳴いていました。
「朝まで鳴いていたら見にいこう」
そう思って寝て、朝起きたらまだ鳴いていたのでお迎えに行きました。
鳴いてばかりいる子猫ちゃんでしたが、みるみる大きくなって現在に至ります。
IMG_0015.JPG
フォウさん
生年月日、出身地、いずれも不明
管理人宅の近所で鳴いていたところを保護される
しっぽがちょっと短いのがコンプレックス

個人的な知見ですが、野良出身の猫は総じて食い意地が張っています。
「いつ食えるか分からないから、食える時に腹いっぱい食う」
という環境で育ったので仕方ないと思いますが、家猫になってもその性状は変化しません。
フォウさんは、日ごろはあまりガツガツ食べないように見せかけて、じつは夜中に盗み食いをするプロです。
エサ箱の蓋を鼻先で器用に開けて、モリモリ食べます。
顔は小顔ですが、下半身がものすごいデブ。夜中にたくさん食べる人は気を付けた方が良いです。
そんなフォウさんは、ひそかに歯周病を患っています。
数年前に、片方の牙(犬歯)がすこしずつ伸びてきました。
これは猫に特有の加齢に伴う変化である犬歯の挺出(ていしゅつ)と呼ばれる現象です。
原因はよく分かりませんが、歯周病による場合もあります。
かなり伸びて来て痛そうだったので、獣医で診察してもらいました。
先生は「あ、これ取れますよ」といって、手で引っぱったら簡単に抜けてしまいました。
猫の牙は家猫として暮らす分には特に必要ないので、そのときはそれで終わりました。
それから数年後のつい先日。
残った方の牙がまたしても伸びて来て、しかもちょっと痛そう。顔も少し腫れてる感じがする。
ということで、またも獣医へGO。
今回はいきなり「抜いてやってください」とお願いしてみました。
先生は「抜けるかな?」と言いながら、奥からペンチを持ってきてチャレンジ。
案外簡単に抜けました。やはり歯周病のせいか、かなりグラグラだったのです。
これでフォウさんは両方の牙を失ってしまいました。
じつは猫はエサを食べる時、ほとんど噛まずに丸飲みしているので、歯が無くなってもそれほど困ることはないのです。
ただし、猫は歯周病になりやすいうえに、歯周病は他の病気の原因にもなるので予防が一番です。
人間も猫も、歯は大事にしないとね。
タグ: 歯周病
posted by ゆうすけ at 18:25 | TrackBack(0) | ペット

2023年05月20日

日本三國(by松木いっか)

以前も書いたような気がしますが、オタクにとって「三国志」は必修科目です。
小説でもマンガでも映画・TVでもOKですが、かならず履修する必要があります。
できれば孔子や孫子についても学んでおくと「作品への理解度」が増します。
ということで「日本三國」です。
この作品は裏少年サンデーコミックスで2023年5月現在、3巻まで発刊されています。
あらすじはこんな感じ。
「この国を、再統一する——
文明崩壊後の近未来、再び戦国時代と化した日本を再統一すべく一人の青年が立ち上がった。
名は三角青輝。後に奇才軍師と称される彼の伝説が、いま始まる!!」
時代設定は近未来ですが、世界観としては「明治時代」ぐらいです。
世界大戦があって、日本が衰退(人口が1/10まで減少)、3つの国に分かれています。
他国も国力が低下しているようで、基本的に日本は世界から忘れられています。
冒頭に書いた通り、「日本を舞台に三国志をやってみた」というマンガです。
近代兵器を持ち出すと「三国志」にならないので、戦車・機動戦闘車などは使用不可です。
当然航空機も不可です。原子力空母も潜水艦も不可です。馬で移動して刀で闘います。
コーエーのゲーム「三国志」シリーズや、戦略・戦術SLGが好きな人、架空戦記やポリティカルフィクションが好きな人、諸葛亮孔明が好きすぎる人におススメしておきます。
物語自体はかなり殺伐としているのですが、キャラクタやセリフ回しなどに妙な可笑しさがあります。
現在・過去・未来が混然一体とした世界のなかで、主人公が異彩を放っています。
天下統一、天下泰平を目指すには、何かしら強い理想や信念、動機が必要ですが、そのエピソードが冒頭で語られます。
1巻を読んでみて大丈夫だったら一気に3巻まで進んでください。
はやく続きが読みたくなってきましたね。
日本三國、恐るべし。

2023年05月13日

これ描いて死ね 3巻(byとよ田みのる)

「邪黒竜恐怨悪猫喰植物(エビルブラックドラゴンバッドバッドキャットイータープランツ)だッ!!!」
「わーーー!!!」

ということで、「これ描いて死ね」第3巻です。
冒頭のセリフは主人公が描いたマンガの1シーンから。
じつはこの子が描くマンガには、ほぼ毎回このバケモノが「いきなり」出現して、延々とバトルします。
しかも登場キャラの「ニャン太」が毎回おなじ格好で蔓に巻き取られて逆さになってます。
クセの強い絵柄と内容で、震えるぐらい面白いんだけど、他人には言えない。でも中毒性がある。
1巻と2巻にはこのシーンが出てきたんだけど、3巻には出番が無かった。残念。

「これ描いて死ね」は、とよ田みのるが描く漫画家漫画です。
「伊豆王島」に住む女子高生の安海 相(ヤスミ アイ)は、漫画を読むのが大好き。
とある出来事がきっかけで「漫画創作」を意識し始めます。
学校の先生や友人の協力を得て「漫研」を設立し、「まんが道」へと踏み出します。
2023年の「マンガ大賞」で大賞受賞!なんです。
korekaitesine01.jpg
「これ描いて死ね」とよ田みのる/小学館
マンガ大賞(2023) 大賞受賞

この作品が受賞した「マンガ大賞」は、2008年にできた有志によるマンガ賞です。
小学館や講談社などが主催する漫画賞とは異なります。
運営は、マンガ大賞実行委員会が行っており、非営利です。
選考員は、実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たち(主に書店員をはじめとするさまざまな職業の方です)。
選考対象は、前年に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品です。
ざっくり言えば「比較的最近の作品で、とくにみんなに読んで欲しいと思うもの」が選ばれます。
出版社主催の漫画賞は、自社への貢献度(売上)が重視されますが、この賞はそういったしがらみがなく、出版社や売上を問わず、純粋に「面白い」とよべる作品を選んでいるので、信頼度が高いのです。
いずれ何かの賞を獲るだろうと思っていましたが、さすが「マンガ大賞」、お目が高い。

漫画家漫画は数々ありますが、とよ田先生の作品は重層的でいろいろな視点で楽しめます。
管理人がとくに好きなのは、漫研顧問の手島先生。
じつは元漫画家で、わけあって離島の国語教師になって「漫画界」とは縁を切ったはずですが・・・。
ものすごく「漫画が好き」なのがダダ洩れしているのがたまらない。
手島先生の過去編が各巻の巻末に1本ずつ掲載されていますが、「これ読んで死ね!」というぐらい面白い。
ただ、この面白さは「創作の苦楽」を知る人にこそ伝わるので、全ての人にはお勧めしない。
漫画好きとそうでない人へ。

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2023年05月07日

同人誌の原価計算

管理人のゆうすけです。
「銀河大計画2023」のデータを入稿し、面付されたPDFデータを確認したので、これでほぼ完成です。
あとは宅配便で完成品が届くのを待つだけ。ゆっくり仕上げでお願いしたので金曜ぐらいに届くはず。

このブログを読んでいる人で、実際に同人誌を作ったことがある人がどれだけいるか不明ですが、ご参考までに制作にかかる費用を書いておきます。
今回の「銀河大計画2023」の仕様は以下の通り。
冊子・カタログ / 無線綴じ冊子 / 右綴じ / 90ページ / A5 / 背幅(5mm) / オンデマンド印刷 / 表紙(両面カラー マット紙(マット) 厚手:135kg 表面加工なし) / 本文(両面カラー マット紙(マット) 標準:90kg)
印刷を発注した先は、「ラクスル」というネットでは有名な印刷通販会社。
60部注文してのお値段は、ずばり40,282円(税込)単価は671円となります。

1冊671円。いかがでしょうか。最近のコミックスや文庫本と比べてもあまり変わらないですね。
でも商品としての書籍には、印税、用紙、製本、印刷費などに加え、作家の原稿料、印刷整版費の一部、宣伝費、業務費等が含まれているので、一概に比較は難しいです。
同人誌は原稿料や業務費、宣伝費を0円にしているのでこの数字になるのです。
営利・非営利を問わず、発行部数が多いほど単価は下がります。在庫として残ると自滅ですけど。

今回はフルカラー印刷だったので少し割高でしたが、白黒印刷だといくらで出来るのかをざっくり計算してみます。
ラクスルでは「冊子」以外にも各種の印刷物をネットで受け付けていますが、原則的にすべて「デジタル入稿」です。手描きのマンガ原稿はNGです。我々のような「文字」だけなら平気ですが、マンガ・イラスト系の同人誌を作って貰うには、最初からデジタルで作画するか、アナログ原稿をスキャンしてデジタル化するしかないです。

ラクスルで92頁の同人誌をつくるといくらかかる?
A5版で92頁
表紙・本文フルカラー 50部:24,526円 @691円 80部:54,232円 @678円
表紙カラー・本文白黒 50部:22,161円 @443円 80部:34,445円 @431円

手描きアナログ原稿でも受付してくれる印刷会社で作るといくらかかる?
大陽出版のビギナーズセットでA5版92頁
表紙色刷・本文白黒 50部:25,260円 @505円 80部:26,810円 @335円

単価だけで見ると、大陽出版のビギナーズセットが335円で一番です。
ただし、表紙はカラーではなくて、色インク1色のみ使用です。
じつは昔はこちらをよく利用していましたが、表紙をフルカラーにしたくて変えました。
同人誌でページ数が90頁前後というのは、わりとボリューム多めかもしれない。
「薄い本」と呼ばれるように、マンガ系だと20〜50頁程度かな。これならもう少し安くできる。

ということで、同人誌の原価計算のお話でした。
自分だけの本を出版しませんか、という営業広告をわりとよく新聞などで見かけますが、あれに乗っかるとこれの20〜100倍ぐらい費用がかかります。
自分の本を出したい人で、ものすごくお金が余っている人はそちらをご利用ください。
自分で全部やってみるぜ、という方は、ネット印刷がいいんじゃないかな。
posted by ゆうすけ at 06:56 | TrackBack(0) | 同人誌

2023年05月06日

銀河大計画2023制作中

管理人のゆうすけです。GWですね。久しぶりに3連休です。
その3連休に何をしているかというと、部屋にこもって「同人誌」の制作をしています。
このブログは「銀河大計画」という同人誌の別館、という設定なのですが、その本館を制作中です。
とくに毎年発行している訳ではないのですが、発行年がすぐわかるように表題に西暦をくっつけるようにしています。だから今回は「銀河大計画2023」です。
前回は「銀河大計画2022」だったので、1年ぶりです。
ginga2023.jpg
銀河大計画2023の書影
90頁 フルカラー
中身は評論とかレビュウとか日記?とか

予定では2023年夏のコミケで頒布予定です。
今回は中身をフルカラーにしたせいで制作コストが高くなったので、限定60部のみ。
基本的に文字ばっかりなので、あまり読む人はいません。
せっかくなので、今回は管理人が画像生成AIで生成した画像とそのコメントなどを載せています。
その画像をカラーで載せたかったので、全頁カラーになってしまいました。
表紙のみカラーで本文は白黒、というのが従来のパターンでしたが、今回はフルカラー。
9割ぐらいは文字ばっかりで黒インクしか使っていないけど、じつはカラー印刷です。無駄に贅沢ですね。
いちおう目次だけ掲載しておきますね。
毎年新刊が出ると、なぜか3冊うれるのですが、できれば5冊ぐらい売りたい。

「銀河大計画2023 目次」
結晶化し続けるイメージ
高畑勲という怪物2
57歳のたしなみ
「実は癌になりまして」
桜と温泉
偏りYouTubeチャンネル紹介
読書のススメ 〜高校生はこれを読め〜
静岡異聞
AIメイドギャラリー

GWの初めにキャンプをやったのですが、じつはこの原稿と制作費を回収するのが目的でした。
バーベキューを始める前に、すでに届いていた原稿のゲラを皆で手分けして校正しています。
その後は管理人が地道にレイアウトを組み直したり、表紙・裏表紙を作ったり、印刷会社に送るデータに変換したりしています。
2023年5月6日現在で、ほぼ9割進捗しています。
8月のコミケの新刊が5月にもう出来ているサークルって、ここぐらいじゃないだろうか。
posted by ゆうすけ at 09:55 | TrackBack(0) | 同人誌
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