「缶コーヒー=スチール缶」。
なんとなく、そんな気がしますね。
(画像引用 withnews.jp)
いったい、缶コーヒー界に何が起こっているのでしょうか。
というわけで今回は、缶の雑学です。
では、はじめましょう。
カーン!!
缶のポテンシャルは、アルミ缶最強
・アルミ缶はスチール缶より さびにくい
・ 軽い ので輸送コストが安くすむ
・強度は劣るが、 窒素ガスを充填し内圧を高めて対応
そんなアルミ缶にも弱点が
・ 窒素で内圧を高めている=菌が増殖しても膨らまない
・菌の混入に気づかず、消費者が飲んでしまう可能性がある
・ ボツリヌス菌 が混入していた場合、深刻な健康被害が出る
(画像引用 Wikipedia)
スチール缶は、菌がいれば膨らむ
・スチール缶は強度があるので窒素を充填しなくてよい
・菌が増殖すれば 缶が膨張する
・消費者が飲む前に 異常に気づく
(画像引用 laughy.jp)
「高温殺菌を必要とする飲料」はスチール缶に
・1985年、 日本缶詰びん詰レトルト食品協会が自主規制 を始める
・ボツリヌス菌が増える可能性がある飲料は スチール缶で販売
・1988年、危険度の高い 「ミルク入り飲料」 のみ自主規制
・ 「コーヒー飲料」=「スチール缶」 という鉄則が生まれる
日本コカ・コーラが生んだ新たな流れ
・2013年、ブラックコーヒーでアルミ缶を採用
「ミルク入ってないですから」
・アルミ缶ブラックコーヒー飲んだ広報担当
「 アロマ(香り)引き立ってる!! 」
・「ミルク入りのコーヒー飲料にもアルミ缶を採用できないか?」
全国清涼飲料工業会の方針転換
・食品加工の衛生基準である HACCP(ハサップ)認証工場 に限り
届け出すればアルミ缶を使えるように
・ 殺菌技術などの進歩 により、自主規制の必要性が薄くなった
(画像引用 www.cdipthailand.com)
アルミ缶コーヒーの現状
・2014年、アルミ缶は全体の 缶コーヒーの約15% を占める
・これは 前年比4倍以上 の計算(全国清涼飲料工業会資料)
・日本コカ・コーラ 「ジョージア」では半数以上がアルミ缶 に
・・・ということで缶コーヒーのアルミ・スチール雑学でした。
確かに、輸送コストが低い=環境負荷が小さいわけで
アルミ缶の方が地球に優しそうですが、どうなんでしょう。
一方で、一部の鉄鋼メーカーは
スチール缶を薄くして軽量化を図っているようです。
10年後、あなたが手にする缶コーヒーは、スチール?アルミ?
では、そろそろ語呂に参りましょう。
「 アルミ缶 」「 窒素 充填」 から
「 あるミカン ・・・ 血 ?」「 そう !」
違う違う、それはブラッドオレンジですよ!
ということで、
「なぜ血の色?ブラッドオランジーナの秘密」
https://fanblogs.jp/huun/archive/82/0
もご参考に。
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