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2019年02月23日

物流業務改善もヒント「仮説」から

今回は、本でも紹介しましょうか?「問題解決のためのデータ分析」というものです。

新装版 問題解決のためのデータ分析

新品価格
¥1,346 から
(2019/2/23 08:21時点)



著書「 問題解決のためのデータ分析」は、初めて改善に取りかかる方や、プロジェクトに初めて参加する方にもとてもわかりやすくまとめられています。


例を挙げてみますと、

・データ分析が問題解決になぜ有効なのか
・ロジカルシンキングで真の原因を掴む
・課題に応じた分析方法
・分り易い図表と豊富な事例(ECショップ事例もあり)
・データ分析で必要な3つのエクセルスキルと使い方例


などなど。


他にも問題解決のためのヒントがが盛りだくさんです。


さらに、エクセルが苦手な方には、3つのエクセルスキルをがあって、実際にエクセルをダウンロードして使い方をその場で学ぶことができますので、なかなか親切な書籍だと思います。


新人の方へのプレゼントとか、お手元に1冊あって損はないと思います。


こういった本は、とてつもなく多く存在しているので、その方の感性にあった書かれ方が重要なのかもしれませんが、呼んだ方が「あっ!」って、ひらめくものであれば良いなぁと思います。


さてさて、自分の仕事もこういった仕事なんですが、物流改善を始めるには何をどのように進めていけばよいのでしょうか・・・・?


働き方改革もスタートで、残業時間を短くしたい、生産性を上げたいなど、時間短縮に関する改善や作業ミスを減らしたい、顧客からのクレームを無くしたいなど、品質に関する改善もあります。


また、在庫を減らしたいなど、コストに関する改善もありますね。


コンサルタントは、改善には常にQCD(品質、コスト、リードタイム)を意識しながら、どこをどのように手直しすると、どのように良くなるかを仮説を立てて、進めていきます。


わたくし、コンサルじゃないですがまねごとしてます。それっぽく振舞うと逆に現場の反発もあったりするので考え方として取り入れています。


その仮説の根拠は何か?を証明するのが現状のデータと、改善を施したあとの予測データです。勿論、過去の改善経験の積み上げで、どこの工程をどう変えればうまくいく、という自信を持つことが出来ます。


ある現場を見て、

・ここなら物流コストを3割ダウンできる!
・ここなら1日一人当り平均10時間の労働を8時間に出来る!
・ここならクレームが短期間で半分以上減る!


など、瞬時とは言いませんが、短時間で仮説を立てて、いくつかの改善手法を選定します。


改善効果を肌で感じることは勿論大事ですが、人によってその感じ方は様々ですので、それよりも、誰もが納得出来る証明は、データから得られた数字なのです。


現場をなかなか見ることができない経営陣を納得させるのに、わざわざ現場に足を運んでもらったところで、何がどう変わったのかをどのように説明できますか?出来たとしても「ふーん、で?」みたくなったり・・・


経営陣も人。人によって感覚は様々なんで、結局、数字しかないんです。



タグ: 業務改善

2019年01月19日

コンビニ3社が共同利用するのは・・・

コンビニ大手 セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンがお話合いの上、共同利用するものがあります。


すでに1月15日〜一部で始まっています。


それは、店舗に配送する車両の駐車場の共同利用です。都市部の繁華街などでは配送車両が入れる駐車場が少なく、人手不足でトラックの2人乗務体制の維持も難しくなっていることが背景にあるんです。


まぁコンビニ一件探すのに、ここ田舎でも苦労しない時代です。しかも店を出て、見渡すと視界には別の店舗がみえてたり。


駐車場を共同利用することでコストをコストを抑えながらスペースを確保し、持続的な店舗配送物流を維持する狙いということです。


1案件目として千葉県船橋市で15日から運用を始めています。


実は、駐車場の共同利用は約1年半前から経済産業省の支援と日本フランチャイズチェーン協会の助言をもとに3社が検討してきたものだったんです。1案件目の詳細はセブンイレブン船橋前原西2丁目店とローソン津田沼東店がタイムズ津田沼前原西第4駐車場を共同利用しています。


コインパーキングの一部区画を改修し、配送車両が専用で利用。


さらに2案件目としてセブンイレブンとファミリーマートの店舗で共同利用する予定になっています。いっそ物流自体も統合してしまったら、、、、、なんか、すごい事がおきそうですね。

2018年11月21日

日産じゃなくトヨタ 進化のお話

流行りのゴーンさんのお話はいろいろ深掘りすると大変なので、自分に聞こえてきた自動車の話。


先月4日、トヨタ自動車とソフトバンクグループは自動運転技術などを使ったモビリティサービスで提携し、共同出資会社「 モネテクノロジーズ」を設立すると発表しました。


トヨタ自動車の豊田章男社長は「自動車業界は100年に一度の大変革の時代に入った」と語っています。空飛ぶ自動車?バックトゥザフューチャー??


次の100年も自動車メーカーがモビリティ社会の主役を張れる保障はどこにもないのだと・・・。


かっこいい言葉で、『勝つか負けるか』ではなく、『生きるか死ぬか』という瀬戸際の戦いと表現しています。


つまり、IT企業をはじめとするこれまで車とは縁が遠かった企業が、続々と自動運転技術の開発に取り組んでいるという事。googleやアマゾンもその1社という訳です。


こんな本があります。
2022年の次世代自動車産業
こちらで次のように記載されています。


次なるベゾスの野望は、ずばり「アマゾン・カー」です。
まずは物流事業において完全自動運転を完成させると思われますがいずれは一般の乗用車としても実現されることになるでしょう。


『ベゾス帝国』で計画を進めている宇宙事業やドローン事業は『無人システム』であるということが本質です。


そして無人コンビニ店舗であるアマゾン・ゴーも『無人システム』です。


音声認識AIであるアマゾン・アレクサがすでに自動車メーカーのスマート・カーにも搭載され始めています。


そして最大の事実は、次世代自動車産業における競争の主舞台「完全自動運転」実用化のタイミングを、日本勢が見誤っていた可能性があるということです。



それは2030年でも、2025年でもない。


来年、再来年に迫っている話なのです。


人間が運転に介入する「レベル2」の自動運転から漸次的に実用化を進めてきた日本企業と、最初から完全自動運転に挑んできた海外企業、ここにきて両者の明暗は分かれつつあります。


海外においてはADAS(先進運転支援システム)推進よりは完全自動運転実用化に力点が置かれています。


それは運転者に自動運転か否かの判断を委ねるのは安全ではないと実証的に判明してきたからです。


レベル2からレベル3を目指す日本企業と最初からレベル4を目指す海外企業。


その構図は、商品へのICタグ付き「無人コンビニ」vs.アマゾン・ゴー型「完全無人コンビニ」にも酷似しています。


第4次産業革命によって、私達の働き方や生活が変わろうとしています。ネガティブな意見も多い中、物流業界においては宅配クライシスに代表される人手不足や重労働から開放される期待もあります。


変化の中にあることを忘れずに将来に向けて必要なスキルを磨き、加速度的に変化する流れに対応することが必要とされています。


真面目な記事となりました。だって真面目ですもん(笑)




タグ: トヨタ
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