防衛装備庁、F−15緊急射出装置用部品、F−2緊急射出装置用部品を藤倉航装株式会社と契約
引用元: 防衛装備庁 契約に係る情報の公表(中央調達分)令和4年度 月別契約情報/随意契約(基準以上)
https://onl.la/42rZBA1
これはマル防から撤退するダイセルさんに代わって、 藤倉航装 さんがF-15とF-2の射出座席の御守りをするということですね。藤倉航装さんは一般の方には余り馴染みがないかもしれませんが、マル防の特に航空畑では結構お世話になる会社さんです。また、ダイセルさんにはXAAM-5の際に大変お世話になりました。
防衛装備庁、F−2JMPS機能付加を米空軍省と契約
JMPSはJoint Mission Planning Systemの略で任務計画作成用システムでWindowsベースのものです。作成したデータはDTM(Data Transfer Module)というある種のメモリーカードのようなもので、機体に取り込まれます。F-15のMSIP機もDTMを使用しますが、大昔に数が足りなくて何とかならないかと某所で相談されたのは内緒です(w
以下はDTMの参考例
https://www.mrcy.com/products/data-storage-and-transfer/avionic-storage-and-transfer-systems/DTM2-avionics-data-transfer-module
防衛装備庁、スタンド・オフ電子戦機(その3)を川崎重工業と契約
動きが早いです。新造ではなくて既存機の改修なんですな。EC-1のアビオのお手伝いをした際に、「ああ、こいつは電子戦訓練だけじゃなくて、有事の際には実戦にも投入されるんだな。」と思いましたが、もう形振り構わず前面に出すようになりましたね。相手のデータリンクを妨害するということは、EC-1の後継だけでなく、スタンドオフ通信妨害を行うJ/ALQ-7を搭載するYS-11EAの後継でもあるわけですね。
画像引用元: https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2020/html/n42203000.html
94th FS and 94th FGS makes history at WSEP 22-12
https://www.acc.af.mil/News/Article/3186034/94th-fs-and-94th-fgs-makes-history-at-wsep-22-12/
巷でF-22が1機で空対空ミサイルを28発搭載したと騒いでますが、原文見ると"the units employed 28 air-to-air missiles"となっているので、部隊単位で28発を使ったという意味だと思うのですが。。。
1機に数多くのミサイルを積みたい、又はミサイルの補給を空中で出来ないかという話は以前からあるのですが、個人的にはドローンにミサイルを搭載して戦闘機に随伴させるという方法が良いかなと考えてます。
They also demonstrated a high-level of proficiency while shooting the F-22's six-barrel, 20mm Gatling gun, and the M61A2 Vulcan at the Advanced Gunnery Target System.
引用元: https://www.acc.af.mil/News/Article/3186034/94th-fs-and-94th-fgs-makes-history-at-wsep-22-12/
Advanced Gunnery Target Systemというのが気になりますね。本邦も使っているAGTS-36 Aerial gunnery target systemとは違うんでしょうね。
AGTS-36 Aerial gunnery target system
https://meggittdefense.com/product/agts-36-aerial-gunnery-target-system/
Russia Is Using ‘Stolen’ Highway Cameras To Equip Its ‘Cutting Edge’ Orlan-10 Drones – Swedish Media
https://eurasiantimes.com/swedish-shocker-for-moscow-its-media-claims-dozens-of-stolen/
前回、Sensys Gatso社の速度違反自動取締装置をネタにしましたが、スウェーデン国内で多くの速度違反自動取締装置が壊され、内蔵の一眼レフカメラが盗まれ、それがロシアのUAVのOrlan10に使われているのではないかという記事。今回のウクライナ戦争で明らかになったのは、ドローンの尋常ではない消耗で、有人機の運用がSAMの脅威等で低調になった代わりに、ドローンが積極的に用いられているのでしょう。WW?Uは航空機の一大消耗戦でしたが、次の世界大戦はドローンの大消耗戦になるかもしれません。
Egypt, MHI, and Soryu submarine deal
https://www.tacticalreport.com/news/article/60627-egypt-mhi-and-soryu-submarine-deal
そう来たかという感じの記事。 エジプトが本邦のそうりゅう級潜水艦に興味があるとの由。通常潜水艦の市場には英米という巨大プレイヤーは入ってこないし、今後はロシアも入ってこなくなるかもしれないので、本邦も市場に隙入るチャンスは充分にある。もし、エジプトがそうりゅう級を入手したら、周辺国のみならず特に核付き巡航ミサイルを装備した潜水艦を反撃能力として遊弋させているイスラエルも余り良い感情は持たないかもしれない。
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