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FE208SS-HP:フォステクス限定販売ユニット・高級20cmフルレンジスピーカーユニット について

復活した Fostex 限定販売
SS-HPシリーズ 第3弾:20cm

2023年3月下旬 、フォステクス(Fostex)から、
音響の基礎に徹した開発理念と独自の技術を駆使して新たに
開発された、20cm口径の限定高級フルレンジユニットが発売
されました。

『FE208SS-HP 20cm口径フルレンシユニット』

 ● 価格 ¥55,000 (税込)/1台
 ● 発売日:2023年3月下旬
 ● 限定台数(300台? 4月現在、 完売だが再販売の可能性有 )


   ※1) 以下 バスレフ型スピーカー を BR と略称する。
   ※2) 以下 バックロード・ホーン を BH と略称する。
   ※3) 以下 ダブルバスレフ型スピーカー を DB と略称する。


『FE XXX SS-HP シリーズ としては、
第一弾の16cm口径「168SS-HP」,第二弾の10cm口径「108SS-HP」
に続く、第3弾 となります。個人的には、ダウンサイジング
が "常識" となった現代では、大型スピーカーの自作 になる
ので、登場するのか? 心配していました。

ところで 『FE***SS-HPシリーズ』は、今までのBH向け限定
フルレンジ ユニットとして、BH でなければ使えないような
"極端な特性" ではなくなり、

「108SS-HP」に至っては 『Fostex』 が公認?する サード・
パーティー の エンクロージャー・キット が "BH方式"
しか向かないユニットでは、相性が悪い "DB方式"となって
いました。

『FE208SS-HP』 も『FE***SS-HPシリーズ』の "特性" 継承
しているようで、磁石を2枚使用した「FE208SS」や
「FE208-Sol」のような "BH" でなければ、まともに使えない
ような仕様ではありませんでした。

しかし 「108SS-HP」ほどの変化はないようで、ハッキリと
"BH専用ユニット"といえる 仕様・特性となっています。

なお 『FE *** SS-HP シリーズ』 としての 共通特徴 は、


(a) セルロース ナノファイバ コーティング 新HP形状振動板
(c) 強力(大型磁石2枚)・低歪みフェライト外磁型磁気回路
(b) 高剛性アルミダイキャスト・フレーム
(c) UDRT(Up-Down Roll Tangential) ダンパー/エッジ
(d) ハトメレス構造/ファストン205金メッキ端子


と公表されています。

Fostex限定販売 、20cm口径「FE20Xスーパーシリーズ」の
前回 発売 「FE208-Sol: 2017 9 月」
『FE208SS-HP』 は、 5 年と 年ぶりと、なっています。 
限定販売としては、定期的な間隔 だと私は思っています。

また 「FEスーパーシリーズ」として、灰色?の複合素材
パルプの HP形状振動板 の アップグレード としますと
「FE208ES-R: 2007 3 月?」から、なんと 16 年ぶり
モデルチェンジ?になります。

ただ 『FE208SS-HP』 は、 「FE208-Sol」
「FE208ES-R」 のような f特 (周波数特性)
ハイ上り (高い周波数になるほど音圧が上がる) ではなく
かまぼこ状 (中音域が頂点の緩やかな山形) の 特性に
なっている のが 大きな違い となっています。

ネットを検索 した情報によりますと、極端な ハイ上りの
f特は、2枚磁石の「FEスーパーシリーズ」の 大きな欠点
(専用BH採用でもまだハイ上り) となりますので、

設計段階で ボイスコイルボビン径 を WF の設計に近づけて
太くしたり ( Sol: 35.5mm -> SS-HR: 40mm ) 、
磁気回路のギャップ部のポールの断面形状をT字型 にして、
磁束密度の分布を均一化(リニアリティーUP)しつつ、強さ
をやや弱めた (BL値(N/A)、Sol: 12.8 -> SS-HR: 10.74 )
設計 を採用したそうです。
(高音域の音圧が低くなり、伸びが減る。低音の特性が良くなる。)

しかし 、そのデメリットとして、全体の出力音圧レベルが、
下がった "再生音"としては "鳴りっぷり" が 後退した、
ユニット に変わったようです。

次に BH のエンクロージャーで、長岡氏が設計した、
2枚重ね磁石の 「20cm:FEスーパー」用
「D-58(ES)] , 「D-150:モア」 では 使える かもしれ
ませんが、 緩い低音 ローブースト
(低い周波数になるほど音圧が上がる) f特 になると 予想
できます。

よって 一枚磁石 「20cm:FEスーパー」
市販レギュラー 「FE208EΣ」用BH になる
「D-57」
と、 相性が良さそう です。

そして 、一昔前の 「D-3mk2」等 でも 良い結果
得られる可能性 高い です
(ユニット取付でBHの奥行寸法は確認する必要有)

本来の使用用途 になる、 長岡 氏の ホームシアター : 方舟
メインスピーカー 共鳴管方式
「ネッシー: F-3000/?U/?V」 のような、 共鳴管型 なら、
重低音域 強化 をするべき サブウーファー 必要
とせず、使える可能性がある と思います。

最後に 、最初の20cmFEスーパー限定ユニット 「FE206S」
「毒を食らわば皿まで」 設計された
"中型サイズ ( 内容積 50 ?)" ブックシェルフ型
密閉箱
「BS-50: コントロール20」 ならば、
現代の PCオーディオ を使えば 音楽再生アプリケーションに、
グライコ が内蔵されていて、かつ 「FE206S」より、低域を
ブースト する必要がありませんので、普通のシステムでは
まず聴けない、 独特な "ハイファイサウンド" 期待
できます。


参考にしたページ

フォステクス FE208SS-HP の限定販売が予約で完売 !?

フォステクス 限定 FE108SS-HP/168SS-HP について

FE108SS-HP & Sスワン が Stereo2022年8月号:BHの世界登場。

FE168SS-HP が Stereo2021年3,4月号:Audio Craft に登場。

バックロードホーン・スピーカーをつくる! について

ONTOMO MOOK Stereo編 これならできる 特選スピーカーユニット Pioneer編 付録 OMP-600 用 鳥型BH コサギ ついて

超高コスパ SP が作れる 雑誌 付録 SPユニット

ONTOMO MOOK Stereo編
これならできる 特選スピーカーユニット
パイオニア編

特別付録
6cm フルレンジ・スピーカーユニット
「OMP-600」 (ペア)

ブランドの伝統に裏打ちされた小口径ユニット

  ・発売日:2017年7月19日(水)
  ・定 価:3,500円(8%税込 本体価格 3,780円)

ONTOMO MOOK Stereo編
これならできる 特選スピーカーユニット
フォステクス編

特別付録
8cm フルレンジ・スピーカーユニット
「OMF800P」 (ペア)

金属振動板にフェイズプラグを携えた実力派

  ・発売日:2017年7月19日(水)
  ・低 価:4,600円(8%税込 本体価格 4,968円)

*1) 以下、スピーカーを「SP」と呼びます。
*2) 以下、SPユニットを「SP UNIT」と呼びます。


が発売されて、3/4年を超えて、次の付録「SP UNIT」の
お知らせも「ステレオ2018年4,5月号」に掲載されていますが、
「OMP-600」 の「エンクロージャー」の話題が続いています。

それは 「炭山アキラ 氏」が設計した
「鳥型BH: コサギ から始まっています。

「コサギ」 の「エンクロージャー」の 設計解説・工作方法
記事は 「パイオニア編」 に載っていて、

試聴レビュー記事
「ステレオ2017年8月号」 に載って
います。

「OMP-600」の発売後、数ヵ所で、2017年付録
「スピーカーユニット」の試聴会を開いたそうで、
それら試聴会で

「鳥型BHコサギ」自作スピーカーに対する
問い合わせが殺到したことにより、

音楽之友社のウェブサイト
「オントモ ビレッジ オンラインショップ」にて
限定販売ですが発売されました。

鳥形バックロードホーン・キット
炭山アキラモデル 「コサギ」STUK-01
OMP-600付、2本セット
     販売価格:50,000円(税込54,000円)

『STUK-01』 独自の特徴としては「Fostex編:OMF800P」との
聴き比べが出来るように「ねじ」止めで簡単に交換できる
「バッフル」を付属させていました。

しかし 限定販売数に達したため、現在は 販売終了 となりました。

「コサギ」 は「炭山アキラ氏」に開発元「パイオニア」から
直々に「鳥形BH」のリクエストを送り、
それを受けて制作されたスピーカーモデルだそうです。

よって「炭山氏」も力を入れて、設計・開発 したことが
感じ取れます。

さらに 『OMP-600』 自体も「パイオニア」初の試みなので、
相当威信をかけて作り上げた 傑作ユニット であったことも
推測できます。

でも、それを告知記事等で明確に表現できていないため、
一般には、十分伝わっていなかったようでした。

規格 で{ Q0 = 0.997 }とBH{ Q0 < 0.3 が理想}に
不向きな「SPユニット」に思えてしまいますが、

 { Q0 }よりも重要な要素の、実効振動板面積よりも
大きなサイズの磁石を搭載している、相対的に磁気回路が
超強力な駆動力が非常に高い「スピーカーユニット」なので

「BH」 の「リア・ホーン」を必要十分に駆動出来る
ことを実現しているユニットと私は推測します。

(Q0 の影響は、200[Hz]付近の音圧にややピーク性の
 音圧として表れているが、それが反って低音域の強化に
 なった好結果となっている?)。

超人気 で多くの実績を残した
「故:長岡 鉄男 氏」 最高傑作 と評価された
「D-101S:スーパースワン」 の使い勝手を

大幅に緩和 できるように設計された( D-101S は
設置場所を広く取り過ぎてセッティングが非常に
難しい)にも拘わらず

「スーパースワン」 楽に 凌駕 するかもしれない
音場感と微小信号の再現力を持っているそうです。

しかも 、低音域は一般家庭のハイファイ再生で必要と
される 50[Hz]までフラットな伸びを達成していて、
十分な低音感 を得ているそうです。

音量 も心配されますが「BH」は、超低音を除いて、
十分に振動板に負荷を掛けて、無駄な振動が発生しない
耐入力を、非常に高める機構なので、

コーン紙が大きく揺れて入力が入らなくなる現象が
抑えられるので、一般家庭で鳴らすには 十分な音量
得られているようです。

興味 のあるあなたは、私に騙されたと思って
「コサギ」を作って使ってみればハイエンド・
スピーカーはいらないと予想します。

その後さらに
「音楽之友社×パイオニア セミナーイベント」
にて参加者から「炭山 氏」に

{「コサギ」はいいスピーカーだけどちょっと難し
  過ぎる。もっと簡単なBHは実現できないの?}

という複数の問いかけが、あったそうです。

その問いかけ を受けて「コサギ」より、
もっと簡単に作成できるフロアスタンディング型
「サマリー」 を「炭山 氏」が設計・作成して

「共立電子セミナーイベント」にて、お披露目した
ことが「ステレオ2018年 2月号 P.71」に載って
いました。

その 「サマリー」 の工作紹介記事にて「板取図」と
「組立図」そして「工作時の注意事項」が掲載されて
いました。

しかし 記事上「図面」等に設計ミスがあり、その後
「月刊ステレオブログ:2018年1月29日」の記事に、

{炭山アキラ氏設計BH「サマリー」改定版図面」が
アップされました。

上記 「ステレオ誌」の「サマリー」図面から

 ・一部の取り付け位置を示す数字が脱落して
   しまっていたのを修正

 ・バッフル板と仕切り板3の間を余り板から
   取った部材で埋めるように修正

を追加した「バージョン1.1」に書き換えた
図面が載っていました。

なお「バージョン1.0」の 「サマリー」 音質 は、

{1カ月以上結構な音量で鳴らし込んだ結果、
 「コサギ」ほどではないにせよ、結構なレンジ感と
 解像度を聴かせてくれるようになった。}

と載っていました。

さらにその後 「ステレオ2018年 4月号 P.118」に
「炭山 氏」設計の新作ダブルバスレフ型 「チビD」
が「ボンノート:イベント」でお披露目したそうです。

しかし 「チビD」の工作記事はいまだに雑誌記事等で
お披露目されていませんが 「OMP-600」 は色々と楽しめる
「スピーカーユニット」であることが証明されていました。

参考にしたウェブページは

ステレオ編 これならできる 特選スピーカーユニット について

鳥型BH:コサギ について、ステレオ2017年10月号 に登場

フォステクス限定販売ユニット FE88-Sol 高級8.5cmフルレンジスピーカーユニットについて

Fostex(フォステクス) から、故:長岡鉄男氏 設計の
バックロードホーン スピーカー向けに開発された

「FEスーパーシリーズ」 では珍しい 8.5 cm口径
限定高級フルレンジユニット が発売されました。

FE88-Sol 8.5cm口径フルレンシユニット』
  ● 価格 ¥12,000+消費税/1台 ●発売予定:2017年2月中旬
  ● 限定 3,000台

Fostex限定販売 8.5 cm口径 ダイキャスト製
ユニットフレーム 採用のユニットは 『FE88-Sol』

同類の仕様 で開発された、その オリジナル 相当 する
「FE88ES-R」 と、

バスレフ型向け 純マグネシウム振動板 採用の
「MG850」 の2モデルしか過去に発売していませんでした。

そのような非常に珍しい口径を 『FE-Solシリーズ』
発売したのはスピーカーシステムの 小型化
完全に定着 してしまった 現代 では

16 cm口径以上 フルレンジユニット は、
大き過ぎ 人気 なくなってきた

ということなのでしょうか?

しい と言っても 『FE88-Sol』 のオリジナル
「FE88ES-R」 8.0cm口径 フルレンジユニット

特徴 になる 音域 音質 維持 しつつ、
欠点 となる 音域 再生 不足 補う ために、

ユニット口径をギリギリに小さくしつつも、
帯域再生バランスの取れる低音域の再生不足を補った、

『Fostex』 さんの 自信作 となっていました
(実力と人気は別物です)

その ような では 『FE88-Sol』
「FE88ES-R」 DNA 継承

かつ 「Sol(ソル)」 の技術を投入して 進化 した
限定販売 フルレンジ・スピーカー・ ユニット
なっています。

前回 『FE83-Sol』 の限定販売の時と同様で、
発売時期は非常に疎ら(マバラ)ですが、手軽に
『FE88-Sol』 の高音質を楽しめるように

『FE88-Sol』 取付加工のみ (箱に配線接続してねじ止め)
残した「スピーカーボックス」の発売が3モデルもあります。
(「FE88ES-R」の時は「スワン88」の板材カットサービスのみ)

BK88-Sol FE88-Sol用BH型 SP-BOX』
    ● 価 格:¥48,000 (税別)/1台
    ● 発売日:2017年3月上旬
    ● 配布数:限定 200台 予定

    ○ FE88-Solの高音質、スケール感ある豊かな低音
    ○ ダイナミックレンジの広い再生を手軽に味わえる
    ○ 2ピース構造、シナ合板/MDF 複合キャビネット
    ○ サンライズレッド/ダークブラウン ツートンカラー塗装
    ○ バナナプラグ対応金めっきスピーカー端子採用
    ○ OFC同芯撚り線でユニットまでの音質劣化を軽減

BK88-BH(SR/BR) FE88-Sol用BH型 SP-BOX』
    ● 価 格:¥54,000 (税別)/1台
    ● 発売日:2017年4月3日受付開始(納期約1ヶ月)
    ● 配布数:受注生産品

    ○ 前面開口、タイトでハイスピード感の迫力あるBHの"音"
    ○ ダイナミックレンジの広い再生を手軽に味わえる
    ○ 仕上げは2種類、サンライズレッド(SR)/濃いブラウン(BR)
    ○ バナナプラグ対応金めっきスピーカー端子採用
    ○ OFC同芯撚り線でユニットまでの音質劣化を軽減
    ○ ユニットを事故から保護する、スピーカーグリルを装備

YK88-Sol FE88-Sol用バスレフ型 SP-BOX』
    ● 価 格:¥34,000 (税別)/1ペア
    ● 発売日:2017年5月上旬
    ● 配布数:限定 100ペア 予定

    ○ FE88-Sol用に音質調整済み
    ○ 簡単な組み立てでSP完成
    ○ 適度な響き、繊細で明瞭、表現力豊たか
    ○ ビーチ突き板仕上げ、パーシモンオレンジ塗装
    ○ バナナプラグ対応金めっきスピーカー端子採用

とラインアップされました。

『BK88-Sol』 『YK88-Sol』
取扱説明書 に載っていた 標準 エンクロージャー
オリジナル設計 となっている

企画上 「FE103/FE83-Sol」
DNA 継承 しています。

『BK88-BH(SR/BR)』
「FE108-Sol」 用市販BH 「BK108-Sol」
類似 した設計思想の 本格 BH で、

企画上 「FE108-Sol」
DNA 継承 しています。


『FE88-Sol』 8.5cm口径フルレンジユニットの特徴は
限定ユニットの 「FE103-Sol」 をハイファイ用BH向けに
強化・高級化した 「FE108-Sol」 の発売と同様で、

「FE83-Sol」 ハイファイ用 BH 向け 強化 高級化
したのが 『FE88-Sol』 という発想される企画と微妙に
違っています。

それは 「FE83-Sol」 8.0 cm口径フルレンジユニット で、
今回の 『FE88-Sol』 8.5 cm口径フルレンジユニット と
口径が異なっているところから、明らかです。

『FE88-Sol』 「FE108-Sol」 の仕様上の
特徴 はユニット口径を除いて ほぼ同じ とは、
なっていません

しかし 共通点 多い ので共通の技術上の特徴を挙げますと

(a) 高剛性アルミダイキャスト・フレーム
    「FEスーパーシリーズ」の特徴(磁気回路・デザイン強化)。

(b) 2層抄紙ESコーン/2層抄紙センターキャップ
    「FE-Solシリーズ」の音質を象徴する振動板素材の特長です。

(c) ハイ・コンプライアンス コルゲーションダンパー
    振動板の性能をより引き出すための、
    振動板・ボイスコイル・ボビン等を支持するパーツの
    高品位仕様(柔らかくて反応が良い)です。

(d) 強力・低歪みフェライト外磁型磁気回路
    これも振動板の性能をより引き出すための、駆動系部品の
    高品位仕様(正確な駆動力伝達)で、BH用に駆動力強化

(e) メカニカル2Way センターキャップ
/高耐熱ガラスコンポジットボイスコイルボビン

    これも振動板の性能をより引き出すための駆動力伝達系部品の
    高品位仕様(伝達エネルギーの低損失)です。

(f) 3点接着方式/ファストン205金メッキ端子
    これは「FE-Enシリーズ」から搭載している仕様の特長です。

となります。仕様で「FE108-Sol」と口径以外で異なる特徴は、

(g) 推奨エンクロージャーに バスレフ型 が追加されている。

(h) 仕様スペック上は BH型 向け というより バスレフ型 向け
の傾向が強い

となります。


『FE88ES-R』 BH 型向けとして、
音域 強化 をするために振動板面積を増やす 設計
なっていましたが、

それだけでは 低音再生 補えない ので
{先鋭度:Q0 = 0.46 と高めに設計していたため、

バスレフ型 での 理想 とされる
{先鋭度:Q0 = 0.50 に近いスペック
となっています。その傾向は

FE88ES-R −> FE88-Sol
{ Q0 =  0.46   }−>{Q0 =  0.45   }
{ FS =  106.0 Hz}−>{FS =  105.5 Hz}
{ Mms =  1.9  }−>{Mms =  2.2  }

と、ほぼ 「FE88ES-R」 DNA
『FE88-Sol』 継承 しています。

よって 「FE888ES-R」 向けに設計された
エンクロジャー BH型 バスレフ型 を問わず、
ほぼ 『FE88-Sol』用 使 うことが 出来 ます


参考にしたページは

フォステクス限定 FE88-Sol スピーカーユニット について その5

フォステクス限定 FE88-Sol スピーカーユニット について その1

フォステクス限定 FE83-Sol ハイレゾ対応 8cmフルレンジユニット その2、専用市販エンクロージャーについて

Solの継承 。FE103-Solで培った技術を応用した、2層抄紙ESコーン
フルレンジユニットの 第3弾 『FE83-Sol』 が限定ですが販売されました。

Fostex(フォステクス): FE83-Sol 8cmフルレンシスピーカーユニット
  ● 価格 ¥5,600+消費税/1台 ●発売日:2016年9月中旬
  ● 限定 3,000台

ほぼ同時期に、少し遅れて手軽に 『FE83-Sol』 の高音質を楽しめるように
『FE83-Sol』 を取り付ける加工のみを残した「スピーカーボックス」の
発売もありました。

YK83-Sol FE83-Sol用 スピーカーボックス』
  FE83-Sol用 標準バスレフ型エンクロージャー
  ● 価格 ¥16,000+消費税/1台 ●発売日:2016年9月末
  ● 限定 300台

『FE83-Sol』 の発売後、 約2ヶ月過ぎた11月中旬に、さらにスピーカー自作で
人気のバックロードホーン型スピーカーボックスの発売があります。
(以下、バックロードホーンを "BH" と略す場合あり)

BK83-Sol FE83-Sol用スピーカーボックス』
  FE83-Sol用 バックローテッド型エンクロージャー
  ● 価格 ¥45,000+消費税/1台 ●発売日:2016年9月末
  ● 限定 200台


『FE83-Sol』 8cm口径フルレンジユニットの特徴と
『YK83-Sol』 スピーカーボックスの特長は、前回のブログ記事で
紹介してますので、あなたに、ご参照して頂くとありがたいです。

フォステクス限定 FE83-Sol スピーカーユニット について

「Sol」 の元祖、10cm口径バージョンの 「FE103-Sol」 発売の
ときにはバスレフ型 「YK103-Sol」 とBH型 「BK103-Sol」 は、
「FE103-Sol」 の発売後、 約3ヶ月後に同時発売されました。

今回の 『FE83-Sol』 の場合は、バスレフ型とBH型の市販スピーカー
ボックスの同時販売とはならずに 『FE83-Sol』 同時発表でバスレフ型の
『YK83-Sol』 約2週間遅れで発売され、

『FE83-Sol』 の発売後、 約1ヶ月後に、
新発売の 発表でBH型の 『BK83-Sol』
『FE83-Sol』 の発売から 2ヶ月遅れて発売されます。

「FE103-Sol」 の時より、はやめに発売しており、たいへん親切な
対応だと思われますが、なぜなのか? 私には理解が出来ません。
色々消費者には分からない事情があるのでしょう。

なお 『FE83-Sol』 取扱説明書
載っています。 『FE83-Sol』
標準的な使用方法に相当する

「標準バスレフ型エンクロージャー」
「バックロードホーン型エンクロージャー」
グレードアップバージョン

『YK83-Sol』 のバスレフ型と 『BK83-Sol』 のBH型 に
なっていました。


『FE83-Sol』 『BK83-Sol』 スピーカーボックスの特長は、

『BK83-Sol』も『YK83-Sol』と同様で、Fostex(フォステクス)の
レギュラー8cm口径フルレンジユニット「FE83En」「FF85WK」も
取り付け可能な『FE83-Sol』用スピーカーエンクロージャーです。

 ハイエンド機等に載っている高級スピーカーユニットと変わらない
高音質追求限定ユニット用として、それら採用のスピーカーシステムと、
音質で絶対に劣らない性能を発揮できるBH型エンクロージャーです。

特に『FE83-Sol』の中高音の高性能をを重視して、
それらに周波数バランスを合わせる
(再生周波数特性をフラットに近づける)ために

低音の出力効率を上げるための、構造が複雑なホーン形状のBH型
なので『BK83-Sol』の価格は ¥45,000/1台 と高額に感じますが、

他ブランドが同様のBH型エンクロージャーを作成したと考えると、
私の想像上は、¥100,000/1台 を超える(製造ノウハウがない?)と
思いますので、スピーカーボックスも高コストパフォーマンスです。

BH型の『BK83-Sol』は『FE83-Sol』の音質上の性能を最大限に、
十二分に引き出せる、特殊なエンクロージャーだと私は思います。
それは、あなたにも想像できるはずです。


『FE83-Sol』 『BK83-Sol』
  :BH型スピーカーシステム } は、

価格とサイズ的に、市販10万円台(ペア)の
フロアスタンディング型スピーカーシステムと競合します。

それらに比べますと サイズはスリム で、超低音域の 耐入力が 非常に
低い ため、 大音量再生に向かず、ホーン特有の付帯音がある音質?
(気にならない人には全く気にならない)になりますが、

ダイナミックレンジが広い ので、
特に 人の声に伸び があり、

微小信号の再生に特に優れる ため
音場の再現性が高く

ユニットが1個 なので、
再生全周波数帯域の音色が統一 されている

『FE83-Sol』 の優れた中高音域の音質と、
ホーン効果によるスケール感のある豊かな低音の再生となります。

一般家庭で使用するスピーカーシステムとして、
非常に優秀 なスピーカーシステム
なると想像できます。

エンクロージャーの工作(設計?)が、ある事情で出来ない、
あなたには、特に割高ですが、非常にお勧めできる
スピーカーボックスです。

(ユニットの取り付けは易しいので、面倒ではありません)。

「BH」 専用 「FE108-Sol :10cmフルレンジユニット
除いて 、最近の「FOSTEX」さん担当の
雑誌付録・限定販売付録用スピーカーボックスとしては

『BK83-Sol』 は、珍しい本格ハイファイ用です。
期待を裏切らない仕様だと私は思っています。

ちなみに、現在でも人気のあるオーディオ評論家、
「長岡鉄男 氏」設計

「FE83シリーズ」用BH型 自作スピーカーは、
有名なところでは 「D-83:フラミンゴ」 しかありません。

スピーカー工作記事として、取り上げたくとも、当時、8cm口径で、
BH専用として設計されたフルレンジユニットが存在していなかった
ので、作っていなかったと記事に載っていた記憶があります。

「長岡 氏」の弟子?と感じられる
「炭山アキラ 氏」設計 の「自作BH」には、

「AUDIO BASIC 2009 AUTUMN vol.52」に掲載の
カイツブリ」

「AUDIO BASIC 2007 AUTUMN vol.43」 に掲載の
「鳴門(3兄弟)」 があります。最近では、

「Stereo2016年9月号:Stereo AUDIO CRAFT」掲載の
「浅生 ?ム 氏」 の並列2発BH 「ASB8302Sol」
載っています。

「MJ誌」に幾らか載っている可能性がありますが、
私は立ち読みすらしていませんので、申し訳ないですが、
分かりません。

ちなみに「FE83シリーズ」用BH型スピーカーの自作例は、
今まで、あまりないようです。

やはり { − 新しい系譜 − } ということは間違って
いないようです。

参考にしたページ

フォステクス限定 FE83-Sol スピーカーユニット について その4

フォステクス限定 FE83-Sol スピーカーユニット について その3

フォステクス限定 FE83-Sol スピーカーユニット について その2

フォステクス限定 FE83-Sol スピーカーユニット について その1

マルチアンプによるスピーカーの楽しみ倍増法 付録チャンネルデバイダーについて

マルチアンプによるスピーカーの楽しみ倍増法 (ONTOMO MOOK Stereo編)

特別付録 FOSTEX(フォステクス)製ステレオ2WAY型 チャンネルデバイダー


  ・ステレオ2WAY型チャンネルデバイダーの仕様
   2チャンネル2バンド2ウェイ方式
   クロスオーバー 1kHz〜10kHz(連続可変)
   減衰特性 -12dB/oct固定
   高域レベル調整 0〜 -6dB(連続可変)
   端子 RCA型
   電源 ACアダプター(12V/0.5A)付
   大きさ 109W×68D×28H mm、 重さ 約240g

  ・発売予定日 2014年11月19日  ・予価 ¥5,900(税込)  

のネットショップの通販予約が始まっています。


ステレオ(Stereo)2014年 8月号  スピーカー工作特集号
  ・ 特別付録 フォステクス 2ウェイ・スピーカーユニット
PW80: 8cm口径コーン型ウーファー×2
PT20: 2cm口径ソフトドーム型トゥイーーター×2
     計4個+備品(ネットワーク用コンデンサー×2等)

  ・発売日:2014年7月19日 ・予価:3,810円(8%税込 本体価格 3,582円)

Stereo編 2014年版 スピーカー工作の基本&実例集(ONTOMO MOOK )
  ・ 特別付録 ステレオ 2014年8月号 付録
フォステクス 2ウェイ・スピーカーユニット専用
小型 2ウェイスピーカー バスレフ型 エンクロージュア・キット

  ・発売日:2014年7月19日 ・予価:4,000円(8%税込 本体価格 3,703円)


上記、2書籍の特別付録に関する、スピーカーシステムに関係するオーディオ
アクセサリーになりますが、「 マルチアンプ方式 」「 チャンネルデバイダー 」等の
上級レベルのオーディオシステムに関係するアクセサリーなので、

一般人には何なのか? 知らないだろう「マルチアンプ方式」をするための
「チャンネルデバイダー(以下、チャンデバ)」が付録に付くムック誌を出版する
とは、非常に大胆な企画だと思いました。

「マルチウェイ・スピーカーシステム」の理想を追求すれば、「マルチアンプ方式」に
行きつくようです。そのため、"究極のオーディオ方式" と呼ぶ方々が多いそうです。

「マルチアンプ方式」「チャンネルデバイダー」の専門用語を
書籍「 新版 スピーカー&エンクロージャー百科」から まとめて説明しますと


1) マルチアンプ方式 (マルチチャンネル・アンプ方式)

 マルチウェイ形スピーカーシステムをアンプで駆動するには、説明のために
再生周波数を一般的な2ウェイ方式に限定(究極を目指すと5ウェイ以上になる)
しますと、

高音域用と低音域用に再生周波数を分割して、スピーカーユニットを駆動する必要が
あります。

その分割方法には、スピーカーユニットを駆動する増幅アンプ(パワーアンプ)の
入力前と出力後のどちらかで分割するのが普通です。

パワーアンプの入力前にチャンデバで分割するのが「マルチアンプ方式」です。
パワーアンプの出力後にコイルとコンデンサーの素子からなるフィルター回路を
使うのが「デバイディング・ネットワーク回路方式」になります。

 それぞれの方式には、お互いに反する「メリット}と「デメリット」が有ります。
「マルチアンプ方式」側からみた「メリット}と「デメリット」を挙げてみますと、

A) メリット
(a)  スピーカーユニットに直接アンプが繋がっているので、分割回路(チャンネル・
  デバイダー)がスピーカーユニットのインピーダンス特性の悪さ(波うっている)
  の影響を直接受けない。

  よって、入力側の伝送特性を直接反映した高忠実度のスピーカー出力増幅が可能

(b)  スピーカーユニットごとに出力が分割されるので、小主力アンプ(高音質に作る
  ことが難しくない)が使用可能。

(c)  入力側でフィルター特性(分割周波数の特性)が自由に設定できるので、
  クロスオーバー値付近の繋ぎ目の特性をスムーズにできる。

(d)  スピーカーとパワーアンプの間にネットワークやアッテネーターがないので
  定電圧駆動が可能となり、ダンピングファクターが変化しないため、音の
  立ち上がり・立ち下りが良い音質になる。

(e)  スピーカーユニットの出力能率の違いをチャンデバで比較的楽に調整できる
  ので、ツィーターとウーファーの能率で、必ずツィーターの方が高い出力能率に
  する必要がないので、組合わせる選択肢が増える。

よって、最高レベルの高忠実度再生(Hi-Fi:ハイファイ)を目指すことが出来ます。


B)デメリット

(e)  分割チャンネル数だけパワーアンプが必要となり、規模が拡大・費用コストが
  高価になる。(低コストパフォーマンス)

(f)  駆動アンプの増幅度の微少変動でも、敏感に反応するので、再生特性が変わり、
  音質に大きい影響を与えやすい。つまり、調整が難しい。

(g)  チャンネルデバイダーによって、広範囲で特性を細かく調整できる便利な反面、
  最適な設定値を決めることが非常に難しく(正解が分からない)、不安になる。

(h)  スピーカーユニットの欠点を修正するような使い方はできませんが、あまりに
  細かく調整が可能なので、強引に調整してしまうような落とし穴に落ちる。

以上より、 大げさでコストが掛かり、使いこなせずにいつまでも調整するようなループ
作業に陥り易く、中々スピーカーシステム完成しない



2.チャンネルデバイダー

 「マルチアンプ方式」スピーカーシステムを駆動するには、一般的な2ウェイ方式
の場合、再生周波数を、高音域用と低音域用に出力音域を分割して、分割ごとにアンプ
とユニットを振り分けて、システムとして駆動します。

パワーアンプの入力前で再生周波数を分割する、オーディオアクセサリー(機器)が、
「チャンネルデバイダー」になります。

 スピーカーシステムにに内蔵される「デバイディングネットワーク(以下、パッシブ
NW)」と比較しますと

(h)  クロスオーバー値をツマミ等を操作することによって、連続可変、広範囲、
  詳細、に設定可能

(i)  クロスオーバー値の減衰特性(フィルターの特性)を、急峻な値に設定可能、

(j) 減衰特性の下り坂の曲線の形も[ベッセル、バターワース、リンクウィッツ・
  ライリー]の特性を選択可能。

(k)  デジタル式「チャンデバ」の場合、ユニット毎の音の遅延等の設定が、可能と
  なっている。よって「タイムアライメント(リニアフェーズ)」の調整が、
  電気信号で可能となる。

(l)  スピーカーユニット毎の音量調節が可能なので、組合わせるスピーカーユニット
  の出力音圧レベルを気にする必要が無くなり、ユニットの組合せパターンが大幅に
  増える。

など、他にもありますが、それらのような特徴が有ります。


 今回のムック誌の「付録チャンデバ」では、最大デメリットのコストの増加は、
ステレオ誌付録アンプ等の激安アンプの利用で抑えることが出来ます。

 調整の難しさは、設定可能な調整機能を大幅に絞って、簡単な調整しかできない
ようになっていますので、操作は非常に簡単になっています。

 ただし、ハイエンドシステムで目指すような高音質は、安アナログパーツの制限を
受ますので、まず無理です(安パーツの「パッシブNW」よりは高音質)。

素人のスピーカー自作では、低価格で音質上のメリットより、「パッシブNW」の
設定値を決めるための調整が楽になるメリットが有るそうです。

しかし、そんなに沢山設計スピーカー設計はませんし、クロスオーバー値が
「チャンデバ」から読み取れない仕様なので、

究極の音質を目指す「マルチアンプ方式」の操作・調整方法の雰囲気を味わう "遊び"
と「パッシブNW」の設定と組付けの面倒から解放すること
が、主体だと思います。


参照したウェブページは下記リンク先になります。

参考にしたページは

ステレオ2014年8月号 〜 マルチアンプによるスピーカーの楽しみ倍増法 〜

マルチアンプによるスピーカーの楽しみ倍増法 〜 チャンデバ 〜 その3

フォステクス "かんすぴ"シリーズ P800K/P1000K/P800-E/P1000-E/AP05 について

 ローコストで手軽に自作スピーカーが楽しめる製品シリーズが

Fostex(フォステクス)より去年から発売されています。


●FOSTEX "かんすぴ" シリーズ

?@8cmフルレンジユニット   P800K  :¥1,300(税抜)/1台

?AP800K 用スピーカーボックス P800-E :¥1,400(税抜)/1台

?B10cmフルレンジユニット   P1000K :¥1,600(税抜)/1台

?CP1000K用スピーカーボックス P1000-E :¥1,900(税抜)/1台

?D超小型パーソナルアンプ   AP05  :¥4,800(税抜)/1台


1.8cmフルレンジユニット「P800K」とそのエンクロージャー「P800-E」

 ?@×2+?A×2 で、2チャンネル分の8cm口径フルレンジスピーカー

 が出来ます。

 定価合計で、5,400円×1.05(消費税含む)=(5[%]税込)5,670 円

 になります。本格的オーディオ用スピーカー(以下SP)として、

 非常にロープライスです。


「ステレオ(Stereo)2011年7月号付録 スピーカーユニット キット P800」

の発売の時に「P800」用として、フォステクス8cm口径フルレンジ用

スピーカーエンクロージュア「P800-E」は発売されました

(メインの適合ユニットは「P800」)


型番から分かる通り、SP-UNIT「Fostex:P800K」は、

付録「Fostex SP-UNIT キット P800」の量産化改良製品です。

そのことは、

「ステレオ誌2013年1月号 174頁〜177頁 オーディオクラフト

 AS380K 製作・文:浅生 ?ム(あきら)氏」 の記事に

「(P800)と振動系、磁気回路その他の各部分はほとんど同じであるが

 コーンとボイスコイルなどの位置関係の調整、接着剤の使い分けや

 使用料など細部に渡って綿密に再検討された。」

と載っています。

作成されているスピーカーは「FF85WK」を使用する予定だった。

トールボーイ型、同じユニット3本使用バーチカルツイン風角柱

バスレフ、モデル名「AS380K」です

サイズ:144×144×912(W×H×D)[mm] 底面180×12×180の土台付)

そこの「P800K」試聴レビューをまとめますと、

 ● 音の締りが結構良い

 ● レンジが広くないが、帯域のバランスは取れている。

 ● 重低音域は出ないが何とか実用になる低音

 ● 音源の録音差をやや誇張されるような録音の差が出る高性能

 ● 近い距離で聴くのが最適の音癖の少ない聴きやすい音

と載っています。

 私もプロトタイプの「P800(音質劣化しないように組立てた)」

を使ってみて、感じたことも同じで、感想を付け加えますと、

この音質にスパイス的な高音域の伸びと音源に入っていることの

少ない重低音が加われば、私の使っているメインシステムの

ハイエンドクラスにも勝るとも劣らない音になると思います。

この特徴が、何でもコスト内で平均的にまとめ上げた

市販スピーカーと最も違う自作スピーカーの醍醐味だと思います。


スピーカーボックス「P800-E」は、

フォステクスの8cm口径フルレンジユニット「FE83En」「FF85WK」

も取り付けることが出来るスピーカーエンクロージャーです。

FOSTEXとして今までなかった非常に安価なエンクロージャーで、

音質はやや劣ってしまいますが、コストパフォーマンスは高いと

思います。(板厚がやや薄い、小さいので内容積が少な過ぎ)

"かんすぴ"="簡単スピーカー"の軸となる製品だと思います。

自作スピーカ−の工作は、エンクロージャーを設計・作成する

のが主体だからです。

(いくらでも箱の工作にこだわれますが、非常に手間が掛る)

手間を掛けずにそれなりの音質は確保出来ますが、出来れば、

最低限、電気配線部品(スピーカーターミナルと内部配線)の

交換すれば音質のグレードアップが可能です。

スピーカーケーブルの交換が出来なくなりますが、スピーカー

ターミナルを飛ばして、直接スピーカーケーブルを「P800K」

に接続すれば、コストも少なくて済みます。

スピーカーターミナルの穴は、スピーカーケーブルが真ん中に

通したフタにするか、埋める接着剤で塞ぐ必要がありますが・・・


見た目のデザインが安っぽい木目調の塩ビシートですが、

Fostexの公式"かんすぴ"のWebサイトには、外観をアレンジした

作成例が12例ほど載っていて、参考になります。(見た目も大事)

そのような、工作を楽しむのも良いのではないかと思います。


2.10cmフルレンジ「P1000K」とそのエンクロージャー「P1000-E」


?B×2+?C×2 で、2チャンネル分の10cm口径フルレンジ

スピーカーシステムが出来ます。

定価合計で、7,000円×1.05(消費税含む)= 7,350円

になります。本格的オーディオ用スピーカー(以下SP)として、

非常にロープライスです。


スピーカーユニット「1000K」を使用した

ミニサイズの2ウェイ(P1000K+FT207D)「AS1000KD」の

スピーカー工作記事が「ステレオ(Stereo)2013年2月号

129〜133頁 Stereoオーディオクラフト」に載っています

(製作・文:浅生 ?ム氏)。

その記事より「P1000K」の特徴・音質レビューをまとめますと、

 ●音質はニュートラルで色付けが無く素直で穏やかな音

 ●Q0=0.53 でバスレフ型が最適なユニット

 ●2wayにするのにバランスが良い周波数特性

  (のだら下がりの高音域)

 ●結構パワーが入る(36[W] mus.)

となっています。

「P800K」同様に無理をしていない設計なのでCPは高いと判断

できます。

「バランスが良い周波数特性」とは20cm口径フルレンジユニット

に似ている高音域の周波数特性で伸びてなく、だら下がりで、

高音域強化で2ウェイにする場合、20cm口径ユニットのように

フルレンジ側にネットワークを入れる必要が無いという意味です。


かんすぴ8cm口径フルレンジユニット「P800K」の口径を10cm口径に

1ランク上に拡大したようなユニットであるのは間違いないと

思われます。


ちなみに「AS1000KD」の私の偏見と独自の机上感想を書きますと、

小型ニアフィールド(近距離で聴くスピーカー)用スピーカーなので、

「P1000K」の性能をフルに引き出すタイプの自作スピーカーではあり

ません。

よって、音質的な感想は机上であるため分かりませんが、

目的に合った設計通りの「P1000K」の欠点を上手くカバーした目標を

達成した完成したモデルだと思います。


浅生氏には全く責任が無い問題点としてツィーター(以下TW)

の価格があります。主に「フォステクス」さんの SP-UNIT を

紹介する連載なので、他ブランドの安価なTWは普通は

合わせません。

「Fostex:FT207」はフォステクス販売のTWで合せられる

最廉価TWですが、現状で標準価格¥4,700(税込¥4,935)と

「P1000K」の約3倍弱の価格となっています。

組合わせるなら「AUDIO BASIC 2012 AUTUMN Vol.64」の炭山アキラ氏

のスピーカー自作記事 P131 に載っている、ソフトドームTW

「 Dayton(デイトン) ND16FA-6 約2,000円(2本1組)」が良いと

思います。


スピーカーボックス「P1000-E」は、フォステクスの10cm口径

フルレンジユニット「FE103En」「FF105WK」も取り付けることが

出来るスピーカーエンクロージャーです。

FOSTEXとして今までなかった非常に安価なエンクロージャーで、

音質はやや劣ってしまいますが、コストパフォーマンスは高いと

思います。(板厚が薄い:9[mm]、内容積がやや少な過ぎ)


「P800-E」に比較して「P1000-E」の方が、「フォステクス」推奨

10cm口径フルレンジスピーカーユニット「FE103En」と「FF105WK」

の相性が良い様子です。

「P1000K」は当然として「FE103En」と「FF105WK」も意外と

シミュレーションでほぼフラットで良さそうな低音帯域f特性で

伸びていました。


「FE103En」「FF105WK」は、上位機「BK105WK」に適応していて、

それとのシミュレーションで低音帯域f特を比較しますと

「BK105WK」と「P1000-E」の200[Hz]以下のf特の違いで、

「BK105WK」の方が約10[Hz]ほと伸びている(「FF105WK」で

約70[Hz])のがよく分かり「BK105WK」の方が優れていること

がシミュレーション結果で分かっています。

加えて、箱の材質・板厚・表面仕上げ・接続部品が全然違います

ので、中高音の音質も「BK105WK」が明らかに上になると予想

出来ます。

その代り「BK105WK」の方が3倍以上価格は高くなります。

ちなみに「BK105WK」には「FE103En」「FF105WK」用のフレーム

落し込み加工がされていますので「P1000K」は直接取り付ける

ことは出来ません。


参考にしたページは

フォステクス "かんすぴ"シリーズ P800K/P1000K/P1000-E/AP05 が発売!!

フォステクス "かんすぴ"シリーズ P800-E/P1000-E が発売!! その2

P800K 8cmフルレンジユニット が"かんすぴ"シリーズで発売 その1

P1000K 10cmフルレンジユニット が"かんすぴ"シリーズで発売 その1

AP05 パーソナル アンプ が "かんすぴ"シリーズで発売
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