昨日、17年ぶりにマイナス金利解除されたそうな。日銀総裁の記者会見では「賃金と物価の好循環を確認し…2%の物価安定の目標が持続的安定的に実現していく事が見通せる状況に至ったと判断」との事だ。
円安で物価が上がるスタグフレーション状態で、大企業の労使交渉の結果を見ただけで”賃金と物価の好循環を確認”とは乱暴な気がする。アメリカの様にCOVI19で給付金をバラマキ、お金が余って物価が5%位上がり、”利上げ”してお金を回収するのであれば「そうなのか」という気もするが、日本は給付金もチョビット。物価上昇は円安で輸入品価格の上昇が原因。円安で輸出企業は景気が良いかも知れないが中小企業はまだまだシンドイ筈。
本来なら政府が税金を下げ(消費税とか)、物価と景気の動向を見極めた上で日本銀行が微調整をする為に金利の調整をするのが筋だと思うが、今回もまた政府は何もしないまま日本銀行が1人で勝手なことをしている感じがする。このニュースのあと円安が更に進んでいるという事は市場は日本の景気見通しを評価してないという事!?株価が上がっているという事はお金が行き渡って無く偏在してるって言う事!?