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高校時代、あれほど熱心に取り組んだMSXに触れなくなって30年余…。 MSXエミュレータとの出会いで、MSX愛が再燃中。
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2023年03月31日

マシン語習得へ

さて、シューティングゲームを作るなら、BASICじゃ無理!!
これは、MSXだけでなく8ビット機の常識です。
せめてC言語クラスの速度が欲しい。
しかし、MSXでもC言語とか販売していましたが、値段が高く手が出ませんでした。
何か良い方法はないかと色々調べていたら、『マイコンBASICマガジン』に一部マシン語で書かれたプログラムを発見! (2023年3月28日記事参照「 いざ、プログラミング! 」)
そう、MSX-BASICには直接メモリを読み書きする命令があります。
POKE命令、PEEK命令です。
そこで、マシン語をマスターし、直接メモリにマシン語を書きこんで実行させてやればいい!と、考えました。
マシン語よりも若干プログラミング言語っぽいアセンブリ言語を覚えるという手もありましたが、コンパイル作業が面倒!
どうせ、ほぼマシン語のアセンブリ言語を覚える位なら「直接マシン語を覚えた方がいい!」となりました。

思いついたら即実行!
「MSX ポケットバンク」シリーズの「マシン語入門」を購入。
4_1_10.png
画像出典: 『Generation MSX』
https://www.generation-msx.nl/publication/ascii-corporation/msx-pocket-bank-/1195/


今でもはっきり覚えている黄色い本。
神本でした!
マシン語習得に向けて、勉強するのでした…。
posted by J-JSOFT at 11:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月30日

遅い…

4_19_1.png

購入後3カ月…。
順調に機能を覚え、BASICではほぼ全てのジャンルを作成できるところまでマスターしました。
しかし、BASICの処理が遅いので、速度を求めないパズルゲームや、アドベンチャーゲーム、ターン制のRPGは許容可能な処理速度ですが、シューティングゲームやアクションゲームは、単純なもの以外はゲームとしてまず無理かな?

BASICはプログラミング言語ですが、コンピューターが理解できるのはマシン語のみです。
(最近のプログラミング言語は知らないけど、多分同じ。)
C言語などのコンパイル言語は、一度コンパイラでC言語からマシン語に一括翻訳して、マシン語を実行するので、比較的処理は早いです。
しかし、BASICはインタプリタ言語と言って、命令を1つ1つマシン語に翻訳しながら命令を実行していくため、ロスが多く動作が遅くなります。
言語としてはプログラミングしてすぐに実行できるなど非常にお手軽なBASICですが、処理の遅さはゲームには致命傷です。



種類

コンパイラ言語

インタプリタ言語



実行方法

一度全ての命令をマシン語に翻訳してから実行する

命令を一つ一つマシン語に翻訳しながら実行する



メリット

実行速度が速い

プログラムをすぐに実行できる

プログラムのデバッグがしやすい



デメリット

実行する毎のコンパイルが面倒

実行速度が遅い



代表言語

C言語

BASIC言語


オールBASIC最後のゲームは、シューティングゲームだった記憶があります。
その作成中に、「だめだこりゃ!」となりました。
なんと言っても、少し表示するキャラクタを増やすだけで、遅くなる遅くなる…。
当たり判定の処理入れるだけでゲームにならない位遅くなる…。
良くて、自機+弾2発、敵2機が許容限度でした。
posted by J-JSOFT at 09:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月29日

パソコン同好会

4月になり高校生活が始まりました。
私の高校には「パソコン同好会」なる部活があったので、迷わず入会しました。
まぁ、活動が1週間に2回だったので、他の部と兼部してましたが…。
会員数は7名程度(3年生2名、2年生3名)、1年は私含め2人。
しかし、パソコン同好会とは名ばかりの同好会で、1年から3年まで全会員が集まって、わいわいしゃべくり倒して終わりといった、とてもアットホームな活動内容でした。
パソコンも、個人のものを持ち寄るわけにもいかず(当時は相当高価な物でした)、学校に1台だけある古いPC-8001(だったと思う。)を、みんなで使って何かを作ってました。

ただ、文化部なので文化祭には結構力を入れており、各自が家で自己所有のパソコンで文化祭に向け発表作品を作り、文化祭には学校へパソコンを持ち寄って、作成したグラフィック等を発表していました。
当時は各社パソコンが乱立していましたから、種類の異なるパソコンの見本市みたいでした。
私は折角なので、学校のPC-8001でオールBASICの「ロードランナーもどき」を作って発表しました。
3_28_1.png
画像出典: 『GameFAQS』
https://gamefaqs.gamespot.com/msx/951433-lode-runner-ii/media

グラフィックの扱いが分らなかったので、キャラクタは全てアスキーキャラでした。

当時パソコンといえば、人気は恋愛占い。
紙に占ってほしい自分と相手の名前と生年月日を書いて出してもらえば、占い結果をプリンタで印刷して渡すのですが、あまりの人気に文化祭期間で終わらず、後日印刷されたものを届けるといった事態になっていました。
恋愛占いは2年の先輩の所有パソコンとプリンタでした。
今思えば、他の生徒からすれば、「パソコン同好会」=「恋愛占い部」といった認識だったのかも。
posted by J-JSOFT at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月28日

いざ、プログラミング!

いざ、プログラミング!
おっとその前に、MSXのハード機能がわからない!
そこで当時ASCII社から出版されていた書籍「MSX ポケットバンク」を購入。
どの種類だったか記憶が薄いのですが、グラフィック関連だったと思います。
多分これ。
インパクトある表紙に見覚えがある…。
4_1_7.png
画像出典: 『Generation MSX』
https://www.generation-msx.nl/publication/ascii-corporation/msx-pocket-bank-09---/1173/


BASIC言語は問題なかったので、グラフィックに特化した知識が必要だったからです。
小さくて薄い本でしたが、さすがはASCII!
非常にわかりやすかったです。
しかも確か480円と、お値打ちでした!
あとは、電波新聞社が刊行していた『マイコンBASICマガジン』で技術的なことも学習。
4_1_8.png
画像出典: 『Generation MSX』
https://www.generation-msx.nl/publication/the-dempa-shimbun-corporation/micom-basic-magazine-basic-1998-10/2397/


MSXのハード機能で「これは便利!」と思ったのはSPRITE機能でしょう。
背景が消えるのを考えずキャラクタを動かすことができる機能です!
但し、かなり制約があります。
一番の制約は同一横方向に5つ以上のキャラクタが並ぶと5つめが消える。
1キャラクタ1色等…。
このあたりの書籍での学習で、「FONTをキャラクタに書き換えることができる」が分り、ゲーム製作が一気に進みます!
posted by J-JSOFT at 09:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月27日

記録するもの

購入したMSXを、家で早速オープン!
購入したCF-2700には、カートリッジスロットが2つあるだけで、フロッピーディスクドライヴ(FDD)等は付いていません。
今では考えられないかもしれませんが、当時はフロッピーディスクは高根の花、記録媒体といえばテープがメインでした。
クリーンパソコンのSHARPのX1でもテープだったので、起動するたびにテープからのOS起動が必要でした…。
ゲームもカートリッジとテープで販売されていた時代です。

と、いう事でプログラムの記録にはカセットテープが必要になります。
しかしながら専用のデータレコーダーは非常に高価で手が出せなかったので、専用のCMTケーブル(MSXとデータレコーダーを接続する線。たしか980円位だった)だけ買ってきて、ラジカセで代用していました。
4_1_6.png
画像出典: 『出張買取 東京コレクターズ』
https://tokyocollectors.net/2021/04/01/aiwa-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AF-data-recorder-dr-20%EF%BC%9Ccmt%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E4%BB%98%E3%81%8D%EF%BC%9E%E2%97%86msx-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC/


「ラジカセで代替えできるなら、データレコーダー要らないじゃん!」と、思われるかもしれませんが、あくまで代替えです。
ラジカセだと何回かに1回は必ず「読み取りエラー」を起こしました。
だから記録するときは書き込みエラーが出てもいいように2本のテープに記録していました。
今思うとすごい時代ですね…。

これで、最低限のプログラミング環境は整いました!
posted by J-JSOFT at 04:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月26日

私とMSX

私がMSXを買ったのは、中学校を卒業した春休み、当時大流行した「ミニコンポ」を、友人と見に電気屋さんに行った時の事。
店頭に、MSX(MSX1)が安売りされていました!
忘れもしないNational(現、Panasonic)の「CF-2700」でした。
4_1_4.png
画像出典: 『The Centre for Computing History』
http://www.computinghistory.org.uk/det/17206/Panasonic-MSX-CF-2700/

なんと定価59,800円が、9,800円で売られていました!
しかも残り3台!
この時は知らなかったのですが、なぜ安売りされていたのかというと、この時すでにMSX2が発売されて1年以上経過しており、在庫処分だったようです。
元々コンピューターに興味があり、SHARPのポケットコンピューター(通称ポケコン)を所持し、BASICプログラミングをしていた私は必然的に一目惚れ(?)し、慌てて家に帰り親に小遣いを前借りし、その足で再び電気屋に向かい購入しました。

因みにこれがポケコン。
右下にある横長の電卓みたいな部分だけ取り外せます。
4_1_5.png
画像出典: 『Wikimedia Commons』
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sharp_PC_1251.jpg


これが、私とMSXの出会いです。
この日、なぜか友人も一緒に購入しました。
posted by J-JSOFT at 04:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX回顧録

2023年03月25日

そもそもMSXとは?

4_1_2.png
画像出典:『LOCUTUS The BORG』
http://locvtvs.blogspot.com/2012/08/prehistoria-informatica-el-standard-msx.html


・MSXとは
パソコンの共通規格の名称である。
1983年に最初の規格であるMSX(通称「MSX1」)が米マイクロソフトとアスキー(後のアスキー・メディアワークス)によって8ビットの規格として提唱された。元々は、アスキー・マイクロソフト側がメーカー独自のハードウェアに合わせたマイクロソフトBASICをカスタマイズする形で移植していたが、この方法ではメーカーならびに機種単位の互換性がないという欠点があったため、共通規格としてMSXが誕生した。

1985年にはMSX2、1988年にはMSX2+、1990年には16ビットのMSXturboRが提唱された。この間、世界の複数のメーカーからMSXの仕様に沿ったパソコンが発売され、MSXの誕生にかかわった西和彦によるとMSX対応機種は日本で約300万台、海外で約100万台売れたとされている。これらの復刻としてMSXエミュレーターやMSX2をFPGAで再構成した1チップMSXなども登場した。

2023年にはMSX0、MSX3、MSX turboがMSXの権利者である西和彦より提唱され、同氏が理事を務める特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリーによってMSX0の実装であるMSX0 Stackのクラウドファンディングが開始された。

MSXはこれらの総称でもある。

・特徴
MSXは「子供に買い与えられる安価なパーソナルコンピューター」「コンピューターの学習に繋げられるコンピューターの入門機」として構想された。その一方で必要に応じてシステムを拡張することで本格的なプログラミングや実務処理にも使うことが可能な、総合的なホームコンピューターとしても設計されている。

安価な価格を実現するため、後述の様にテレビやカセットデッキをモニタや二次記憶装置として流用するようなトータルコストを下げる工夫も行われた。

MSXは単なる入門型パソコンとしてのみならず、当時の大人のマニア向けゲームハードという側面をもつ。時には家電品として、時には楽器として、時には当時の「ニューメディア」として分類される。それは、MSXが松下電器や日本ビクターなどのように家電品のルートで販売されたり、ヤマハや河合楽器などの楽器店のルートで販売されたり、フィリップスやNTTのキャプテンシステムのようにニューメディアと位置づけて販売されたが、それは主にゲーム機として利用された事情による。

またメーカーを越えてハードウェアおよびソフトウェア資産が利用できる統一規格であり、「オープンアーキテクチャ」のさきがけである。CPU、VDP、メモリーマップ、I/Oマップ等のハードウェア仕様を規定するレベルに留まらず、後述のようなスロット機構の採用とシステム(BASICおよびDOS)と密接に連携し、機能拡張の抽象化を担うBIOSを介することを前提に、柔軟性と互換性を維持する形となっている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/MSX
posted by J-JSOFT at 04:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX雑記

2023年03月24日

ディスクの中が見れた…

「MSX Floppy Disk Manager」なるソフトで、過去のMSXのフロッピーディスクを読み込み、順次ディスクイメージに変換していきます。
3_25_1.png
『ガーガー、カッカッカッカッカッカ…』
フロッピーディスク独特の読み込み音が懐かしい…。
しかも遅い。
でも遅いけど、その遅さが心地よい…。

変換したイメージディスクをblueMSXに挿入。
BASIC画面から、懐かしの「Files」コマンド実行。
おぉ! ディスクが読めた!
3_25_2.png
中身を確認していきます。
リストが表示されましたが、なんのファイルか全く記憶に残っていません。
しかし、30年前のファイルが開けました…。
おもむろに、順次"〇〇〇〇〇.bas"ファイルを”RUN”実行していきます…。
表示される懐かしのゲームタイトルに、なんかもう感慨深くて涙が…。
おじさんになると涙腺緩くて困ります…。

残念ながら、何枚かは読み取りエラーになり使えませんでしたが、私のゲーム制作の歴史ともいえるディスクは無事読み込めました!
これを元に追懐記を書き綴っていこうと思います…。
posted by J-JSOFT at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX雑記

2023年03月23日

想い出のフロッピーディスク

私は本機としてMSX→MSX2→MSX2+と購入し、結局TurboRは購入しませんでした。
MSX2+本機は、ずっと前に故障し廃棄済みです。
でも、たしか壊れたのがFM音源だけだったと思うので、今思えば残しておけば良かったと思います。

さて、このブログを書き綴るにあたり、ネタにするべく昔の記録的な物がないか探しました。
屋根裏物置の奥底にあった古い段ボール箱を開けたら、ゲーム制作していた頃のフロッピーディスクが30枚程見付かりました。
3_24_1.png

まさしく制作当時のまま。
貼ってあるラベルのセロハンテープの劣化具合が時代を感じさせます…。
非常に懐かしく、グッとくるものがありました。

これをMSXエミュレータで読めるように、ディスクイメージとしてPCに取り込まないといけません。
最近のPCには、フロッピーディスクドライブがついていないので、こういう時不便です。
私はたまたま3.5インチ2DD規格の読める、外付けドライブを持っていたので幸いでした。
3_24_2.png

いざ、取り込みにかかります。
posted by J-JSOFT at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | MSX雑記

2023年03月22日

きっかけ

使わなくなった古いAndroidタブレットがあったので、放っておいても勿体無いので、ブログを巡り何か使い道を探していました。
すると、「プログラミング専用機にする」とあり、併せて「MSXエミュレータ」なるものを発見。
以前から「MSXエミュレータ」の存在は知っていましたが、今まであまり興味が沸かず使ったことはありませんでした。
しかし、今回はふと「どのくらいの完成度なんだろう?」という方向に興味が沸き、インストールしてみる事にしました…。
「fMSX」というエミュレータアプリです。
インストール終了、いざ、起動。
すると、懐かしのMSXの起動画面が…。
4_1_1.png
すごく懐かしい気分になって、しばらく簡単なBASICプログラムを作って走らせてました。
MSXを触らなくなって30年以上経ちますが、意外と覚えているものですね…。
時間を忘れ色々触っているうちに、もうすっかり無くなったと思っていた、昔MSXを使ってゲームプログラミングをしていたりした頃の情熱が沸々と再燃。
すっかり、MSXエミュレータにハマってしまいました。
しかしやはりタブレットでプログラミングはし難いので、パソコンにMSXエミュレータで評価の良い「BlueMSX」なるエミュレータをインストールしてしまいました。
4_1_3.png
このブログは、昔を懐かしみながら、徒然なるままに書き記していこうと思います。
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