少年サッカーを見守るブログ

涙の退団

　最近、姿を見ない子がいました。

　どうしたんだろ・・・って思っていましたが、丁度秋祭りのシーズンと言う事もあって、そっちで忙しいのかな～って思っていたのですが・・・お祭りが終わっても、来る気配がない・・・。

　隔週でしか、ナイター練習を見ていないので・・・その辺の事情が良く分からないままだったのですが・・・。

　驚くべき事に、担当コーチにも何の連絡も入っていないとの事・・・ここ数週間、練習に顔を出していないらしくて、担当コーチも困った様子です。

　そんな中、「学校で、もう辞めたって言ってたよ・・・」と言う子がいました。

　「いや、そんな話はコーチは聞いてませんよ・・・」と担当コーチ。

　「学校で見かけたら、練習に顔を出す様にみんなからも伝えておいて下さいね」って言った２日後の事です。

　ゲームをやっている最中に１台の車が入って来ました。

　「あっ、○○の家の車だ～！」って、子供達が騒然となります。

　しばらくすると、パパさんが降りて来て・・・「コーチ来てる？」って私の所に尋ねて来ました。

　「今日は、未だ来てないね～団長も今日は会議でいないし・・・」って言うと・・・。

　「やめるから、ユニフォーム持って来たんだけど・・・」とパパさん。

　「辞めるんだ・・・じゃ、○○コーチ（副団長）がいるから、そっちに詳しい話は・・・」そう言うしかありませんでしたからね。(^^;

　しばらくすると戻って来て、「サッカー自体は辞めないんだけどね・・・」なんて、スクールに行く事にしたなんて話を聞きました。

　その理由は聞きませんでしたけどね。

　その内、担当コーチがやって来て、事情を聞いて・・・子供も同行していると言う事で、ゲームに参加して最後の挨拶をして終わろう・・・って事になりました。

　久しぶりに仲間と一緒にゲームに参加して、どんな気持ちだったのかな・・・？

　ゲームが終わり、最後の挨拶の時間・・・担当コーチから退団すると言う旨が子供達に伝えられ、皆それぞれに思う所が在ったのでしょうね・・・表情は、固かった気がします。

　辞めて行く子が、最後の挨拶をします。

　少し涙声で、「今までありがとうございました」と一言。

　最後にゲームに参加した事で、余計に別れが辛くなってしまったのかも知れませんね。(^^;

　何時もは、減らず口を叩く元気で明るい子だったのですが、去って行く時は・・・何だか寂し気でした。

　Ａチームのパパさんの話では、どうやら・・・子供達の間で何か揉め事があった様だと言う話を息子さんから聞いていたそうで・・・「やはり、辞めたか・・・」なんて、薄々気が付いていた人もいた様です。

　本当にそうなのかな・・・って少し腑に落ちないんですけど・・・。

　私のいる時だって、馬鹿な事を言いながら楽しそうに練習していたので、余計に・・・友達との不仲が原因だとは思えないのですが・・・。

　何があったのだろう・・・気になる所ではありますけど・・・そこは、余計な詮索をしない方が良いのかな・・・。(^^;

　ママさん達も退団の意向を伝えると、少しざわついていましたか・・・何だか、何か知っていそうな・・・感じですけど・・・。(^^;

　まぁ、それはそれで、この学年の中でしか分からない事なんでしょうからね。

　そっとしてあげた方が良いのかな・・・。

　「お別れ会でもやった方が・・・」なんて、ママさん達が口にしていたのが、せめてもの救いでしょうか・・・。

　ただね～、やはり想定内とは言え、退団者が出てしまう事は、やはり寂しいものです。

　最後まで誰一人欠ける事無く・・・とは、中々行きませんね。(^^;

　特に、ある程度学年が行ってから・・・ともなると、その寂しさも増して来ます。

　お互いに・・・なんでしょうけど。

　少し、「なでしこ」の時の事を思い出してしまいました。

　去る方も、去られる方も、心にズッシリと圧し掛かる物がありますよ・・・やはり。(^^;

　ともあれ、新しい環境でサッカーを楽しんで貰えればって思います。

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