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角を取る

 検索ワードにチラホラ見られるのでちょっと取り上げてみます。

『角を取る』と言う用語に関してです。

 私が知る限りで・・・ですので、その辺は御容赦を。



 ●  『コーナー』付近を指す場合

『コーナーフラッグ』のあるあの角周辺を指す場合です。

 つまり、相手陣内深くまで侵入する事が出来る場所として、ここが選ばれる訳です。

 なぜかと言うと・・・このブログでも再三取り上げていますが・・・ここからの 『センタリング』が非常に効果的だからです。

 GKもDFも、ボールとマークを両方見る事が出来ない・・・難しいと言うのが、その理由です。

『攻撃はサイドから』と言われるのは、こう言う事もあっての事なのですね。

 ですから、 『マイナス方向へのセンタリング』を蹴る技術を小学生でも身に付けておきたい所なのです。

 回り込む様な蹴り方をしなくても、ちゃんとマイナス方向へボールが飛んで行く方法を身に付けましょう!



 ●  『ペナルティーエリア』の角を指す場合

 ペナルティーエリアの角を指す場合もあります。

 これは、この場所がフィールド上の 『バイタルエリア』の先端に当たる事と関係があるのだと思います。

 以前にも記事にした事がありますが、この場合のバイタルエリアは・・・ 『ゴールポスト』 『ゴールエリアの角』、そして 『ペナルティーエリアの角』を結ぶ直線と、ゴールの中心とペナルティーエリアの角を半径とする円を書いた時、ペナルティーエリアの角から角までを繋ぐ弧のラインで囲まれた範囲となります。

 得点となるプレイの殆どが、このエリア内でのプレイだと言われています。

 ですから、ペナルティーエリアの角を取る事が出来れば、それだけチャンスを演出し易いのだと言えるのですね。

 シュートでも、パスでも良い訳です。

 ボールを保持している必要は必ずしも無くて・・・そこにいるだけで、危険な匂いがするプレイヤーに昇格できます。(笑)

 ここを起点にボールを捌かれる(ワンツーでも、ポストプレイでも)だけで、危険な臭いのするプレイとなってしまいます。



 以上の2つが良く言われる 『角取り』の場所です。

『フットサル』でも、コーナーの事を角なんて言うのを良く聞くかと思います。

 言われて見れば・・・なる程なのですが、急所と言えば急所でもあるので、簡単にこの場所への侵入は許してくれませんがね。

 逆に、ここの守備が甘いチームは、攻め込まれ易くピンチを招く事が多くなってしまいます。

 特に、ペナルティーエリアの角は、フリーにさせておいてはいけない所ですよね。

 攻守共に非常に熱い所だと言えそうです。
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